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詳細はこちら →CData Arc 21.0.8098 - 主な新機能
こんにちは。CData Software Japanの色川です。
先日、CData Arc の最新リリースとして 21.0.8098
の提供を開始しました。今回のリリースでも多くの新機能や機能改善をお届けしています。この記事では、主な新機能についてご紹介します。
最新リリースで追加・変更された機能の詳細については製品ヘルプのリリースノートをごらんください。
XML Map コネクタのマッピングがより見やすく
CData Arc の連携フローでは、メッセージ形式のファイルがコネクタ間を流れていきますが、メッセージの中のエンベロープ部分(データ部分)はXML 形式で表現されます。 XML Map コネクタは、多様なデータソースのデータ同士をマッピング(連携・加工・変換)するための、CData Arc の中でも中核的なコネクタの1つです。
今回のリリースで、このXML Map コネクタのマッピング が、ビジュアル化されたマッピングリンクによって従来より項目間の関係が見やすくなりました。
このように項目(属性)間のマッピングリンクがビジュアル化されるようになりました。より見やすくなったXML Map コネクタを使って、よりスピーディにデータ連携、データ活用を実現してください。
管理API にsetFlow アクションが追加
CData Arc の管理API はCData Arc 自身をAPI から操作できる機能です。管理API は上位Edition のライセンスで利用することができます。
Import、Export、SendFile など、これまで管理API でサポートされていたアクションに加え、今回のリリースで setFlow
アクション(フローの設定操作)が新しく追加されました。これでコネクタ間のフローも、管理API から設定できるようになりました。
setFlow アクションの使用例として、File - File 連携のフローを管理API で作成するサンプルをご紹介します。以下のAPI コールはWindows 版curl で実行することができますので、関心のある方はぜひ試してみてください。
:: Default ワークスペースに、C:\Temp\in からファイル受信するFile コネクタをFile_Inputの名称で作成 curl http://localhost:8001/api.rsc/connectors --header "x-arcesb-authtoken: 管理API を実行するユーザーの認証トークン" -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"ConnectorId\":\"File_Input\", \"WorkspaceId\": \"Default\", \"ConnectorType\": \"File\", \"path\": \"C:\\Temp\\in\"}" :: Default ワークスペースに、C:\Temp\out へファイル送信するFile コネクタをFile_Outputの名称で作成 curl http://localhost:8001/api.rsc/connectors --header "x-arcesb-authtoken: 管理API を実行するユーザーの認証トークン" -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"ConnectorId\":\"File_Output\", \"WorkspaceId\": \"Default\", \"ConnectorType\": \"File\", \"path\": \"C:\\Temp\\out\"}" :: Default ワークスペースの、File_Input コネクタからFile_Output コネクタへフローを設定 curl http://localhost:8001/api.rsc/setFlow/ --header "x-arcesb-authtoken: 管理API を実行するユーザーの認証トークン" -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"WorkspaceId\": \"Default\", \"Value\": [{\"ConnectorId\": \"File_Input\", \"Connections\": [\"File_Output\"]}]}"
管理API を有効に利用するには、CData Arc の仕組みや各コネクタ設定(port.cfg )に触れる必要がありますが、フローの作成や設定・操作をAPI を通じて自動化できることは、CData Arc の魅力の1つです。何かの仕組みやサービスの実現に、自動化可能な連携エンジンを探されている場合はぜひ試してみてください。
CData Arc の管理API について、詳しくはこちらをごらんください。 cdn.arcesb.com
NetSuite コネクタ
NetSuite はクラウドERP として日本でも人気が高いですね。今回のリリースでCData Arc にNetSuite コネクタが新しく追加されました。
これまでは、CData コネクタ + CData NetSuite Driver で実現頂いていたCData Arc でのNetSuite 連携が、専用コネクタのリリースで、よりスムーズに実現できるようになりました。CData NetSuite Driver を別途インストール・構成する必要はありません。
もちろん、Salesforce コネクタなどと同じように 共有コネクション
など便利な機能が備わっています。NetSuite 連携のサンプルシナリオは、こちら からテンプレートをダウンロード頂けます。(テンプレートではCData コネクタを利用しているので、NetSuite コネクタに置き換えて利用してください)
QuickBooks Online コネクタ
QuickBooks Online は海外で人気のクラウド会計ソフトウェアです。米国の中小企業における会計領域では大変高いシェアを誇っています。海外事業所で利用されているケースも多いのではないでしょうか。今回のリリースでCData Arc にQuickBooks Online コネクタが新しく追加されました。
これまでは、CData コネクタ + CData QuickBooks Online Driver で実現頂いていたCData Arc QuickBooks Online 連携が、専用コネクタのリリースで、よりスムーズに実現できるようになりました。CData QuickBooks Online Driver を別途インストール・構成する必要はありません。
もちろん、QuickBooks Online コネクタにも 共有コネクション
など便利な機能が備わっています。QuickBooks Online 連携のサンプルシナリオは、こちら からテンプレートをダウンロード頂けます。(テンプレートではCData コネクタを利用しているので、QuickBooks Online コネクタに置き換えて利用してください)
おわりに
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
リリースされた新バージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
この記事では CData Arc™ 2021 - 21.0.8098
を利用しています。