
こんにちは! 今年からマーケティング・パートナーシップ周りの責任者になりましたCData の杉本です。
最後のアドベントカレンダーでは今年1年のプレスリリース内容を振り返りながら、CData の取り組みを紹介したいと思います。いろんなリリースがあって追いつかないよー、サマリーが欲しいよー、という方もぜひご覧ください。
ちなみに今年のプレスリリースの本数は「56」でした! 去年が「51」だったらしいので、5本更新ですね。以下は2016年からのプレスリリースの推移をPower BI でグラフ化したものです。

ちなみに、6月が一番多く、10本もプレスリリースを打っていたようです。週2回以上のペースなので改めて振り返ると驚きな1ヶ月ですね。

それでは早速主なトピックを取り上げていきましょう!
戦略的グロースファンディングで350百万米ドル(日本円換算では約560億円)を調達
今年一番のニュースと言えば、こちらの資金調達ではないでしょうか。私が入社した時は7年前でしたが、一つ大きなマイルストーンになっていることは間違いないと思います。
7年前に比べてSaaS・クラウドサービスはより顕著に増加し、CData のコネクタも2倍、3倍となっていることを踏まえると、データの分散・サイロ化はますますビジネスとして大きな課題となっており、それに伴ってCData のプロダクトの重要性が増しているのを肌で感じます。
リリースでも触れている通り、Google、Salesforce、SAS、およびOutSystems にも採用されたことも大きなポイントでしょう。
CData Software が350百万米ドルを調達 - AI の急速な普及で高まるデータ連携のニーズに応える戦略的グロースファンディング

ちなみに、2021年に発表したシリーズB では140百万米ドル、今とはレートが異なりますが200億規模でした。
CData Software がシリーズB で140百万米ドルを調達し、成長とクラウド戦略を加速
新しいプロダクトライン、データ仮想化ソリューション「CData Virtuality」のリリース
資金調達と合わせて、大きな変化がこの新しいプロダクトライン、データ仮想化ソリューション「CData Virtuality」のリリースです。4月にData Virtuality を買収し、CData のブランドに合わせて刷新、日本市場でも3ヶ月後の7月に提供を開始しました。
CData がデータ仮想化ソリューションのData Virtuality を買収
データ仮想化ソリューションの『CData Virtuality』を日本市場でリリース

CData はメインプロダクトであるCData Drivers そのものが仮想化のプロダクトでもありますが、立ち位置はどちらかといえばライブラリ・ドライバーという形であり、様々なツールから利用することを想定しているものでした。
そこをデータ活用のためのプラットフォームとして提供を開始していく、という点が資金調達のニュースと合わせて大きな変化となっています。
ちなみに日本ではCData Virtuality のFounder(CData が2024年4月に買収したドイツのData Virtuality 社のCEO)であるDr. Nick Golovin を迎え、ローンチセミナーも行いました。
データ仮想化プラットフォームのCData Virtuality の日本ローンチイベントを開催しました
AWS Summit からCybozuDays、Snowflake World Tour までイベントスポンサーが過去最多に
今年はおそらく各種イベントで「CData を見かけた!」という方も多かったのではないでしょうか。実際その通りで、毎年参加しているCybozuDays やJAWS DAYS などコミュニティ系のも合わせて大小17のイベントで出展していました!
Cybozu Days 2024にノーコードでの「kintone ✕ 基幹システム連携 & データ分析基盤連携」を実現するCData が出展

ほとんどがイベントが6月以降と年後半から大忙しでしたが、お客様やパートナー様との共同セッションも多く行うことができ、CData の魅力を数多くの方に感じていただけたのではないかなと思います。各セッションのオンデマンド配信やスライドの公開もありますので、ぜひご覧になってみてください。
CData はSNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO にスポンサー出展します

CData、『Google Cloud Next Tokyo '24』に協賛

CData Sync Cloud 版のリリース、リバースETLサポート
製品アップデートで一番注目を集めたのは何と言ってもCData Sync Cloud 版のリリースですね。以前から多くの方よりご要望頂いていたので、待望のリリースとなりました!
フルマネージドサービスのデータパイプライン『CData Sync Cloud』をリリース

また、クラウドDWH の市場拡大に伴ってニーズが増してきているリバースETL に対応したのも大きなポイントの一つです。データ活用のネクストアクションへの繋げ方はどの企業でも課題になっているようで、すでに問い合わせも多数受けており、この分野への関心の高さを感じます。
ETL / ELT ツール『CData Sync』がSnowflake からSalesforce へのリバースETL 機能をリリース

B2B 連携のCData Arc に関しても、kintone 連携や基幹システム連携のニーズに応え日本市場含めて積極的にリリースを行っており、製品改善を進めています。
B2B 連携のCData Arc が新バージョンV24をリリース

BizRobo! のRPA テクノロジーズ(現OPEN社)、カスタマーサクセスツールのUPDATA などとの協業発表
パートナーシップの分野では国内で大きな知名度を誇るRPA ツール「BizRobo!」のRPA テクノロジーズ(現OPEN)やカスタマーサクセスツールの分野で大きく躍進しているMagic Success のUPDATA などとの協業を多数発表しました。
RPA テクノロジーズがCData コネクタを活かしたBizRobo! 連携サービス『Cloud Hub on BizRobo! Basic』を提供開始

UPDATA がCData Software とCS ツールでのデータ連携分野で業務提携

ガートナー社データ統合ツールのマジック・クアドラントで唯一の新規評価企業に
今年最後の月、12月に飛び込んできた大ニュースはガートナー社のデータ統合ツールのマジック・クアドラントへの掲載、唯一の新規評価企業になったというリリースですね!
Microsoft やInfomatica、Oracle、SAP といったみんなが知っている超有名な企業が多数並ぶ中、CData が新しくこのレポートに加わりました。資金調達の勢いはもちろんながら、実際に導入された企業や市場からの評価と合わせてこういった位置づけがされているというのはとても嬉しいところです。
CData 、2024年ガートナー社データ統合ツールのマジック・クアドラントにはじめて位置づけ
以下のURL から誰でもレポートが閲覧できるでの、ぜひご覧ください! いろんなプロダクトの評価、強みや注意点がまとめて確認できるのも面白いです。
https://www.cdata.com/jp/lp/gartner-magic-quadrant-2024/

おわりに
気がつけば今年もあと僅かとなりました。CData は外資では珍しく、宮城県仙台市にオフィスを構えており、雪も少しずつ降ってきた季節になりました。(私の出身の青森に比べると可愛いレベルの雪ですが)
以下の写真はリモートで働いているメンバーも集めて、ちょうど今年の春に近くの公園で撮影したものです。この気持ちの良い季節まではもうちょっと待たないといけないですね。
それぞれのプレスリリースで振り返った通り、CData ビジネスはまだまだ成長中で、採用も積極的に行っています! 他には無いコネクタビジネスに関わってみたい! という方はぜひお気軽にお声がけください。
https://www.cdata.com/jp/company/careers/

それでは皆さん、良いお年を!
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