
こんにちは。CData Software Japan の色川です。
普段、私からはCData Arc やCData Virtuality についてご紹介することが多いですが、Arc やVirtuality など、CData の特長あるプロダクトでは、業界最多級のコネクティビティを誇るCData Drivers の機能価値を活用しています。

この記事の時点で270 を超えるデータソースをサポートしているCData Drivers ですが、各データソースで実施されたAPI アップデートへの追随も、定期的かつ迅速に実施しており、それらは膨大な数のアップデートとして定期的にリリースされています。特に進化の早いSaaS API への追随をCData に任せられる事は、API に対して直接コーディングする選択と比べ、CData Drivers を利用する大きな利点の1つと考えていただけると思います。
現在、最新のメジャーバージョンであるv24 でも、もちろん数多くのDriver で価値あるアップデートが実施されています。この記事では、その中から「CData HubSpot Driver で新しくサポートされたLead オブジェクト」についてご紹介します。
HubSpot のLeads オブジェクト
HubSpot は、世界135か国以上、20万社を超える企業が活用しているクラウドベースのマーケティングプラットフォームです。
HubSpot の中でも「Leads オブジェクト(リード)」は、比較的近年にリリースされた機能です。マーケティングプラットフォームであるHubSpot において「リード情報」自体は常にデータとして扱っていたと思いますが、従来のHubSpot オブジェクト構造ではコンタクト(Contacts)がそれを含んでいました。リード管理にフォーカスした場合、リードとコンタクトを包含する従来までのオブジェクト構造だと実現が難しかった運用を実現するために登場したのが、新しい「Leads オブジェクト」と言えるかも知れません。

HubSpot への連携をサポートするCData HubSpot Driver は日本でも人気の高いDriver の1つですが、最新のメジャーバージョンであるv24 で新たにサポートされた機能の1つが、この「Leads オブジェクトのサポート」です。

HubSpot のLeads オブジェクト(リード)は、UI からも分かるように、コンタクト(Contacts)または会社(Companies)に付随する補助的なオブジェクトと考えるとイメージしやすいかと思います。なお、この記事の時点において、Leads オブジェクト(リード)はSales Hub Professional 以上で利用できる機能として紹介されています。

この「HubSpot のLeads」は比較的、近年に導入されたオブジェクト(機能・概念)のため、外部からの利用・連携の方法を探されている方も多いかも知れません。この記事では「CData HubSpot Driver v24 で新しくサポートされたLead オブジェクト」について、Drivers を利用しているアプリケーションでの利用例も含めて見ていきたいと思います。
CData Drivers
Leads オブジェクト(リード)を利用できるプランであれば、CData Drivers からのアクセスは簡単です。Driver の1つである「Excel Add-In」を例にすると、このように簡単にLeads オブジェクトの情報を参照することができます。



HubSpot のLeads オブジェクトは、コンタクト(Contacts)または会社(Companies)に付随するので、登録する際には、関連付けされるコンタクト(Contacts)のId または会社(Companies)のId の指定が必要不可欠ですが、それぞれのオブジェクトも簡単に参照できますので、Excel Add-In から新しく登録する際も比較的シンプルに運用いただけそうです。



CData Sync
HubSpot を含め、様々なSaaS やアプリケーションのデータを分析用のDB やDWH に複製したいシーンでは、パイプラインツールであるCData Sync が最適です。もちろん、CData Sync からはLeads オブジェクトはもちろん、親オブジェクトともいえるContacts やCompanies も、対象オブジェクトとして選択するだけで簡単にレプリケーションすることができます。


CData Arc
B2B 連携の自動化(オートメーション)を担うCData Arc は、参照(取得)のみならず、Leads オブジェクトへ連携(登録・更新)したい場面で活用を検討いただくケースも多いと思います。
例えば、以下のようなCSV 形式で「Leads に登録したいデータ群」がある場合、Arc を利用すればシンプルな連携フローでLeads オブジェクトへとデータ連携することができます。



上の例とは異なり、仮にCompanies やContacts のId 自体は連携元データに持っていないような場合でも、ドメイン名などそれぞれの運用においてユニークに識別できる項目が分かれば「ユニークに識別できる項目からCompanies やContacts のId をLookup してId を取得しLeads の連携を自動化する」といった事も、Arc ならシンプルに実現を検討することができます。



まとめ
この記事では、CData HubSpot Driver のv24 アップデートで新しくサポートされたLead オブジェクトとDrivers を利用しているアプリケーションでの利用例」についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容は、CData Drivers のv24 アップデートで提供された膨大な機能追加・改善の一例です。記事の時点では、v24(24.1)のメジャーアップデートに続き、v24.2 アップデートも続々とリリースされています。
今回ご紹介したCData HubSpot Driver を含め、CData Drivers では30日間、全機能を評価いただけるトライアルライセンスを利用いただけます。もちろん、Arc やSync などのアプリケーションでも機能評価のためのトライアルライセンスを利用いただけます。
ご関心のある方は、ぜひトライアルしてみてください。
製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。
CData Software Japan - Support Form
この記事では以下の製品を利用しています。
- CData Excel Add-In for HubSpot 24.0.9111
- CData Sync ™ - 24.3.9121.0
- CData Arc™ - 24.3.9159.0
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