CData Virtuality - IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

CData Virtuality - IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

こんにちは。CData Software Japan の色川です。

CData Virtuality は、CData がお届けするエンタープライズグレードのデータ仮想化プラットフォームです。データ仮想化によるリアルタイムデータアクセスとデータレプリケーションのバイモーダルによるデータ連携を提供します。

この記事では、CData Virtuality から「IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータを仮想統合して活用する手順」をご紹介します。

CData Virtuality - IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

目次

CData Virtuality

CData Virtuality は、エンタープライズグレードのデータ仮想化プラットフォームです。Virtuality のエンタープライズワークロード向けに構築された高機能なデータ仮想化により、企業でのデータジャーニーを加速することができます。

CData Virtuality

DB2 for i - IBM DB2 for iSeries (AS/400)

DB2 for iはIBM のオペレーティングシステムIBM iに標準搭載されているリレーショナル・データベース・マネージャーです。

日本でのIBM i(AS/400)の人気は大変高く、こちらの記事によると、グローバルでのインストールベースの約10%を占めており、北米・欧州に次ぐ第3の大きな市場だそうです。同年のこちらの記事では、IT 市場規模全体でみると日本のシェアは約3.3% とのことなので、日本でのIBM i の人気の高さがよくわかります。

IBM i はそのハイレベルな信頼性、互換性で、これからも愛され続けるプラットフォームの1つだと思います。

事前準備

CData Virtuality では、すぐにはじめられるフルマネージドタイプ(SaaS)とオンプレミス環境などで利用できるインストールタイプを提供しています。

それぞれの入手および初期設定の方法は以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひごらんください。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータ構成

この記事でCData Virtuality のSource にするIBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータ構成をみていきます。Virtuality で接続するスキーマ(ライブラリ)には以下のように4つのテーブル(物理ファイル)を含んでいます。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータ構成

その内、COMPANY テーブル(物理ファイル)のデータをみておきましょう。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータ構成

IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータ構成

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

それでは、IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続を構成していきます。CData Virtuality の「WEB INTERFACE」を開いたら、「Connections - Source」メニューから「+ New Source」を選択して、新しいSource 接続を追加していきます。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

検索ボックスで「DB2」と検索すると「IBM DB2」と「IBM DB2 for iSeries」が見つかります。この記事では「IBM DB2 for iSeries」を利用します。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

「IBM DB2 for iSeries」を選択すると、IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続情報を設定に移ります。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続に必要な情報を指定します。この記事では以下のように指定しました。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

プロパティ 内容
Datasouce name 任意の名称(この記事では「db2as400」)
Host IBM DB2 for iSeries (AS/400) のホスト名もしくはIPアドレス
Port IBM DB2 for iSeries (AS/400) の接続ポート番号(この記事では「446」)
User IBM DB2 for iSeries (AS/400) の接続ユーザ
Password IBM DB2 for iSeries (AS/400) の接続パスワード
Database IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータベース名
Schema IBM DB2 for iSeries (AS/400) の接続スキーマ(ライブラリ)

上記のプロパティ値を指定したら「Connect」をクリックして接続します。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

接続に成功すると、IBM DB2 for iSeries (AS/400) の接続スキーマ(ライブラリ)に含まれるオブジェクトが表示されます。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

もし接続が上手くいかない場合は、ぜひテクニカルサポートにお問い合わせください。

接続に成功したら「Model and Manage Your Data」の「Go to Code Editior」からCode Editor を開いてみましょう。

IBM DB2 for iSeries (AS/400) への接続

Code Editor(コードエディタ)からの確認

Code Editor を開いたら、Data Sources の中に先ほど作成したIBM DB2 for iSeries (AS/400) の「db2as400」が追加されていることが確認できます。

Code Editor(コードエディタ)からの確認

Data Sources の「db2as400」をクリックすると、メタデータを取得したテーブル群が確認できます。

Code Editor(コードエディタ)からの確認

テーブル群の内「COMPANY」横の3点リーダーから「Generate Statement」を選択すると、SELECT ステートメントが自動的に構成されます。

Code Editor(コードエディタ)からの確認

Code Editor(コードエディタ)からの確認

「Run Script」でSELECT ステートメントを実行して、期待するCOMPANY テーブル(物理ファイル)のデータが取得できれば成功です。

Code Editor(コードエディタ)からの確認

Code Editor(コードエディタ)からの確認

まとめ

この記事では、CData Virtuality から「IBM DB2 for iSeries (AS/400) のデータを仮想統合して活用する手順」をご紹介しました。

止まらない基幹システム(データストア)の代表格ともいえるIBM DB2 for iSeries (AS/400) に蓄積されている膨大なデータを、様々なSaaS やアプリケーションのデータと仮想的に統合したいケースは多いのではないでしょうか。

CData Virtuality についてフルマネージドタイプ(SaaS)でのトライアルを希望される方は「無償トライアルへ」からすぐにはじめていただけます。オンプレミス環境などインストールタイプのトライアルを希望される方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
https://www.cdata.com/jp/virtuality/

製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。
https://www.cdata.com/jp/support/submit.aspx


この記事では CData Virtuality 4.10 を利用しています。

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