JTUG 総会2024 参加レポート! #JTUG11th #TabFes #JTUG

JTUG 総会2024

本記事はCData Software Calendar 2024 12月7日の記事です。

こんにちは!
パートナーサクセスエンジニアの今西です。

昨日12月6日に、11周年となるJTUG(Japan Tableau User Group)総会2024がsalesforce 本社で実施されました。
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Tableau ユーザーのお祭りイベントと言われるだけあり、最終コンテンツ『VizつくりまShow!』まで大盛況のうちに閉幕しました。
準備、運営された関係者の皆様本当にお疲れさまでした。

DATA Saber の認定を受けてはいたものの、JTUG 総会のような大きなTableau コミュニティイベントは初参加。
スポンサーセッションでの登壇も行ったため『JTUG 初参加で登壇』という貴重な体験ができました。

ご視聴・ご清聴いただいた方々、セッションが終わった後に感想を伝えに来てくださった方々にも重ねて感謝申し上げます。

また、イベント当日はスタンプラリーを実施いただいたおかげでサポーターエリアにも多くの皆様にお越しいただき、私たちブース担当者は休む暇が全くないほど多くの方と交流ができました。
ブースにお立ち寄りいただいた皆様、イベントの企画・運営に関わられた皆様に重ねて御礼申し上げます。

CData ブースでの企画

CData のブースでは参加者の皆様がTableau とどんなデータ連携を行なっているかについてアンケートを行っていました。
結果を見るとSalesforce やSnowflake、SAP との連携が多い印象ですが、そのほかにも実に多様な連携が行われており、SNSや、広告関連など様々なデータの活用が行われていることがわかりました。

普段はサポートケースを通じて他社様のデータ活用事例を見ているので、こうした企画を通じてリアルな声を聞けたり、情報交換ができるのもイベントの面白いところです。

サポーターセッション

JTUGプラチナスポンサー
CData は今回プラチナスポンサーとしてセッション枠をいただきました。
『API 連携の可能性』や、『CData 製品でこんなことできるんだ』と感じていただきたいと思い、2024年4月に公開された不動産情報ライブラリのAPI を活用し、CData Sync を用いてSnowflake にデータを格納。
その後、Tableau でデータを可視化し、不動産購入の実際の体験談を紹介しました。
セッション後にX やブース等で感想をいただけたことが大変嬉しかったです!

登壇資料もspeakerdeck へ載せておりますので、よろしければご覧ください!

データからどんな洞察を得るのか、次のアクションに自信をもって繋げるためにデータを利用してほしいと思います。
データ整形やデータ連携はツールを使って、本来やるべきことに時間を注げるようCData 製品をご活用ください!

30日間無料のトライアルも行っているので、データ連携に不満を抱えている方はぜひお試しください。
CData Sync トライアル:https://www.cdata.com/jp/sync/trial/
CData Tableau Connectors トライアル:https://www.cdata.com/jp/tableau/download/

基調講演|組織のデータ活用〜活用が進み始めたその先に来る課題とその解決策

私のTableau の師匠である木村雄基さんと、Tableau 極めるの作者である杉村 麟太郎さんのパネルディスカッション。
Tableau BLUEPRINT(組織にデータ活用を拡げるためのプログラム)の内容を元にいくつかの質問を投げ、各々に答えてもらうセッションでした。
講演後にご一緒にお写真撮れました!
この後お仕事ですぐにお戻りになるところ、お時間いただきありがとうございます。

Community の課題|Tableau を使う人を増やすためにどんなことをされてきたか

Community の課題_jtug

  • 1からではなく、既に数千以上の利用者が社内に存在していた
  • 誰がなにをしているかわからない状態だったため、既存の利用者がどのように活用しているかを把握
  • 多くの人がTableau を帳票出力ツールとして活用することがわかった
  • 教育を通じてTableau の有効活用方法を広めることを重視
  • 中核人材を育成し、「近くに相談できる人」を配置する体制を構築
  • 組織単位での支援体制を強化
  • エグゼクティブの後押しを受け、役員会議にも参加しトップダウンでの全社的な導入を推進
上長を巻き込み、トップダウン型のアプローチをすることによってデータ活用人材を増やすことに成功したとことでした。DX 推進を前職でしていた経験から、ボトムアップ型のアプローチは局所的には盛り上がっても、組織全体への浸透はかなり難しいと実感しているのでこの巻き込み力を見習いたいです。

Proficiency の課題|基礎的なことを学んだ人のその先は?

Proficiency の課題

  • DATA Saber が広がってくるにつれ、「Tableau でできることはこれくらいだよね」という意見をあちこちで散見された
  • 「DATA Saber」の次のセクションとして、「Tableau 極める」を企画
  • 「Tableauはここまでしかできない」という固定観念を壊したい
  • 文章ベースでは肝心なポイント(操作など)が抜けてしまうため、全ステップを録画してYoutube で解説
  • 英語の解説は多くあるが、日本語で詳しく解説している人は少ないと感じ、日本語での解説を強化

Tableau 極めるは私も勉強に利用していたコンテンツなので、産みの親にまさかお会いできるとは思いませんでした。
「こういうことTableau でしたいんだけどできないからExcel で...」というケースはいたるところで発生しているので、本来の機能+αを日本語で伝えてくれるコンテンツはほぼ存在しなかったので、コンテンツが出始めた当時かなり衝撃的でした。

Agility の課題|利用者が増えてきた後、基盤で起こる課題は?

Agility の課題
  • 「Garbage in, Garbage out」の通り、質の悪いデータソースを使ったアウトプットは意味がない
  • データの在り方や目的をデータカタログで可視化することで、データの価値を明確にする
  • KPIなどの指標について、どんな目的で、どう作られているかを可視化し、末端の人にも理解できるようにする
  • 温かいコミュニティの形成を重視し、フォロワーがゼロでも必ず誰かがサポートしてくれる環境を作る。
人数が増える程、社内のデータも指数関数的に増えていきます。すると、いざ分析をしたいとなったときどのデータを見れば良いのかわからず、結果として分析のフローが止まってしまうことがあります。
それをデータカタログで可視化し、そのデータを集めた目的や、意味合い、どう集計されたのかまで可視化して解決を図っているとのことでした。

VizつくりまShow!

vizつくりまShow!
突発で出されたお題を、制限時間5分(決勝は10分間)で作成するバトル。
2人1組の勝ち抜き戦で、計3回の試合形式で行われます。
1回戦目のお題は『ジッターチャート』
Tableau の隠し関数であるRandom 関数を使って、たった4分で作成していました。
迷いのない手つきでお題のViz が再現されていく様子は見ていて面白いです。
2回戦目のお題は『ロリポップチャート』
ただの棒グラフでは味気ない……ワンポイント加えたいというときによく使われます。
棒グラフを点線にする方法は私もわからなかったので、再現の様子を拝見して「なるほど!そうするのね!」と膝を打ち続けていました。
最後に決勝戦のお題は『エッフェル塔を作成し、決められたマークをアニメーションで飛ばす』という難問でした
アニメーションはページ機能を使えば実装できそう…というところまではわかりましたが制限時間が尽きるまで「エッフェル塔…?」と頭の中ではてなマークしか浮かばなかったです。
ファイナリストの方も手を動かしながら「そういうことか!」とやり方を閃いたようで、そこから数分程で再現。
Tableau の機能を熟知されている方々の創意工夫が見られたとても勉強になるバトルでした。

次回のTableau コミュニティでお会いしましょう!!

今回のJTUG 総会参加をきっかけに、Tableau コミュニティにも顔を出す機会を増やそうと思っています。
お見かけした際にはぜひお声がけいただけますと嬉しいです!

また次のイベントでお会いしましょう。

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