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詳細はこちら →Tableau Online でkintone データを参照する3つの方法とメリット・デメリット
よくお客様から頂く相談で、「Tableau Online からkintone のデータを参照したい」というシナリオがあります。CData 製品を使えば、いろいろな方法で、Tableau Online からのkintone データ参照を実現できます。API は書かなくてもOK。
とはいえ、魔法の杖ではなく、実装方法毎にメリット、デメリットもあります。この記事では3種類の実装方法とそのメリットデメリットをご紹介します。
プランA:kintone ODBC Driver
Tableau Online に1台のデスクトップからパブリッシュする。 Tableau Desktop からTableau Online へのデータ更新は、手動でのパブリッシュでもできますし、Tableau Bridge を使って、定期的に自動で最新のkintone データをTableau Online 側にリフレッシュすることも可能です。
構築方法の手順記事:https://www.cdata.com/jp/blog/2019-06-12-184220
必要なライセンスは kintone ODBC driver のサーバーライセンスです。
メリットは比較的安い点です。 デメリットは、Tableau Desktop から手動でkintone データのリフレッシュをするか、Bridge のマシンを常時起動する必要がある点です。また、Kintone のデータがAPI リミットより多い場合には全データを取り込むことができません。
プランB:CData Connect Cloud
Tableau Online で直接kintone データを扱う。間にCData Connect Cloud という弊社のデータハブサービスが入る形です。
こちらはTableau Online から最新のkintone データへのリフレッシュが可能です。
構築方法の手順記事: www.cdata.com
必要なライセンスは、CData Connect Cloud Standard です。これはリーズナブル。
メリットは、間にデスクトップやサーバーの構築が不要な点です。また、Tableau Online 側から常に最新のkintone データが取得できる点です。
デメリットは、Kintone のデータがAPI リミットより多い場合には全データを取り込むことができない点。
プランC:CData Sync
一度Tableau Online がアクセス可能なDB にkintone データをレプリケーションする方法。CData Sync を使って、間にクラウドDB(RDS やRedshift などなど)にkintone データを保管して、Tableau Online からDB を参照する方法です。
構築方法の手順記事:https://www.cdata.com/jp/blog/2020-05-15-121146
必要なライセンスは、CData Sync Standard です。
メリットは、一度でkintone から取得できない(API リミットにひっかかる)ようなデータでも差分更新でDB にコピーすることでTableau Online で使える点です。 デメリットはDB へのレプリケーション間隔で1時間や15分などの設定になるので、リアルタイムデータではないという点。また、間にDB とSync をホスティングしなければならない点です。
シナリオとして、kintone 以外にも複数のデータソースをTableau Online で分析して使いたい場合には、DWH 的に一度DB に生のデータをレプリケートし、DWH 上でマスターデータの整備やビューの作成を行うことができる点もSync のメリットです。
まとめ
まとめると以下のようになります。
A: CData kintone Driver | B: CData Connect Cloud | C: CData Sync | |
---|---|---|---|
方法 | Tableau Desktop/Bridge でkintone データを取得し、パブリッシュ | クラウドデータハブのCData Connect 経由でTableau Online からkintone データにアクセス | 一度kintone データをDB に保存 |
リアルタイム | × データのパブリッシュ間隔次第 | 〇 | × データのパブリッシュ間隔次第 |
API コーディング | 不用 | 不用 | 不用 |
Tableau Online からのデータリフレッシュ | × | 〇 | × |
外からのデータリフレッシュ | Tableau Desktop で手動実行 or Tableau Bridge で定期実行 | - | CData Sync が一定間隔でDB を更新 |
ホスティング有無 | Tableau Desktop/Bridge のホスティングが必要 | 不用 | CData Sync およびDB のホスティングが必要 |
費用 | 一番安い | 比較的安い | ほかより高額 |
差分更新でのAPI リミット回避 | 不可。個別のSQL フィルタリングが可能。 | 不可。個別のSQL フィルタリングが可能。 | 差分更新可。 |