杜の都仙台開催!kintone hive 参加レポート ~おめほのキントーン、どんだんず?~

by 對馬陽子 | 2022年07月01日

kintone hive sendai が去る6/30 に宮城は仙台PIT にて開催されました。

日本オフィスを仙台に構えるCData Software でマーケティングを担当している、青森県在住の對馬が!イベントの様子をご報告します。

たげだじゃわめぐイベントだったいろ~!おめだのきんとーんどんだんず?しがふぇでけろ~~!!わいは~~~!!

kintone hive とは

サイボウズ社が提供するクラウドサービス「kintone」の、ユーザー向けのイベントです。

kintone はアイコンベースで操作ができるため、エンジニアじゃなくても業務の内容に合わせたアプリケーションを構築することができます。自由度が高くアプリケーションを作れるので、ノウハウと組み合わせることによってさらに優れたアプリを構築できるようになります。

kintone hive では、「こういう風にkintone を導入した!」「kintone のアプリでこんな設定をした!」「こう作ったらみんながアプリを使ってくれた!」などのkintone のノウハウを発表します。

ユーザーの生の声を聞くことができるし、最新情報を取り入れることもできます。そして、オフラインでの開催なので他のユーザーと交流することもできます!kintone という共通の話題で盛り上がること間違いなしです!

ユーザー事例紹介

MC はサイボウズ仙台営業所所長の田澤さん!元気な進行でイベントのわくわくが倍増しました!

仙台での登壇は6社。東北の各地から集まりましたよ!どんなお話が聞けるのか、楽しみです。

クリーンテック 神戸さん

まず1社目は、廃棄物最終処分場を運営する株式会社クリーンテック 神戸さんから。

情シス担当である神戸さんは、お悩み解決のためアプリを「完璧に」構築しましたが、なぜかあまり利用されず。最初から「完璧」なアプリを提供するのではなく、まずは「60点」のアプリを使ってもらって、フィードバックをもとに機能や項目を追加していったお話でした。

100点のアプリは目指しがちだと思います。私も心当たりがあります…。

kintone でアプリを作ると、簡単にできるのでつい機能を多めにしてしまうなど、やっちゃうんですよね。でも使う側はガチガチに作られたアプリは触りにくく、結局利用されない結果に。まずは必要最低限の内容で作り、あとからフィードバックをもとに項目を追加していくことが、双方ストレスなくちょうどいいアプリが構築できる方法なんですね。

多田木工製作所 村山さん&高橋さん

2社目は山形から!多田木工製作所の村山さんと高橋さんです。

情報共有のためにkintone を活用している村山さん。最初はプロの力も借りながら、アプリを構築しました!すぐに開発でき運用し始めましたが、投稿は増えず…。はじめは代理でデータを入力し直していたとか。「データの3S」でユーザーが入力しやすい環境を用意するよう心掛け、今では「いつでもどこでも入力できる」など便利になった!という声をもらっているようです。

取れるなら多くのデータを取っておこうって思ってしまいますよね…。でもそれでは入力しにくくなってしまうと、107項目を20項目まで減らしたとの!入力しやすいような心がけは、使う側も嬉しくなりますね。

アトゥンズ 水沢さん

3社目はアトゥンズ 水沢さん!

kintone 担当になった水沢さんは、これまで作成されていたアプリの整理から着手。kintone を使用する目的のすり合わせをし、共有理解をすること。引き継いだ業務の場合は、なぜこれが必要であるのか、軸をブラさないためにもそこを合わせておくことが重要ですね。

水沢さんは、業務における孤独感についてもお話していました。kintone について相談できる人が社内におらずつらく感じることも多かったが、kintone の社外コミュニティやTwitter で交流や相談ができたのでモチベーションも高く取り組むことができたとの。また、コミュニティに助けられたので今後は助ける側になりたいと頼もしいコメントもありました。

テクノル 上野さん

「あえてある機能を使わないことでうまくいった!」という気になる見出しでスタート。

kintone にはあらゆる便利な機能が搭載していますが、テクノルさんは思い切って「グラフ」と「メンション」の機能を使わないことでうまく運用できたそうです!グラフは「いつでも見れる」=「今じゃなくていい」と思い見ることがなくなるため、あえて人の手を介すことで意識を変えました。メンションは、管理職の通知が増えてしまうので、項目を別につけることで一覧機能で見ることに。自社のスタイルに対応し直せることがkintone のいいところですね。

私はメンション大好きなので、通知される側が爆発の心配をしているなんて想像もしていませんでした…。ただ単にメンション禁止!ではなく、一覧機能で管理できるように対応しているところが目からうろこでした!

後藤組 笹原さん

データドリブン担当になった笹原さんは、アナログ中心でデータが取れなかった状態から、データが取れるようにデジタル化に挑みます。たくさんのkintone アプリを作るも、笹原さんのミッションである「データドリブン」を他メンバーに押し付けるようなアプリになり、ついにはアプリ作成禁止のお達しを受けます。笹原さんは現場社員が自らアプリを作るような仕組みを作り、アナログ企業がDX 認定事業者にまでなりました!

「kintone を使うべきという自分の都合を押し付けていた」という言葉が胸にしみました。一方的な都合では、アプリを使ってくれない=相手も動いてくれないですよね。

データドリブンは、データと向き合うことかと思っていましたが、データの先には人間がいることを忘れてはいけないなと思いました。

仙台小林製薬 尾崎さん

さて最後のセッションです。6社目は仙台小林製薬の尾崎さんから。

尾崎さんは生産部の調剤グループ所属。製品の改善はされるのに、事務処理の改善はなぜされないのかと疑問に感じ、kintone の導入を決意。導入してみたところ、社長からコメントが届くなど驚きの反応が!アプリ1号から報告会の時間削減があるなど好調に進み、その後もPDCA を回しながら業務改善に取り組んだ結果、2,500分/年の業務時間の削減や4850枚/年の印刷紙削減を実現しました!

仙台小林製薬さんでは、まずは管理職が利用を始めたそうです。その理由は承認者になりうるのが管理職であることと、どんなものか調査し各部門に共有が必要だったため、そして「部下にカッコいいところを見せたい!」という理由があったそうです!

地区代表は後藤組 笹原さん!

投票の結果、地区代表は後藤組の笹原さんに決定!

おめでとうございます!

Cybozu Days 内で開催されるkintone AWARDにて、グランプリが決まります!

楽しみですね!笹原さん、頑張ってください!

聞かねばわがね!おめほのきんとーん

登壇者の皆さんのトークセッション、聞かねばわがね!おめほのきんとーん(聞かないとわからない!あなたのきんとーん。通称おめきん)も開催!セッションでは語られなかった詳しいお話が聞けました。

おわりに

kintone hive は会場での参加とオンラインでの配信がありました。オフラインでのリアルイベントは最近やっと増えてきたような気がします。やはり現地での熱気は、代えがたいものを感じますね。(仙台も30度越えの暑さでしたが、それはまた別の話です。)

kintone の新しい使い方や使ってもらうための工夫、そして意識の再確認ができたイベントでした。とてもいい刺激を受けました。

東北のみんな~!けっぱっていくべな~!(頑張っていこうね~!)

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