CData Connect Cloud はどのような製品?

by Kim Kaluba | 2022年03月22日

CData Software アメリカ本社は3月、新製品CData Connect Cloud を発表しました。製品発表に際してCData では、ユーザーの皆さんが特に気になっている点にお答えするため、Connect Cloud の製品担当を交えたウェビナーを開催しました。※日本でも近日リリースを予定していますのでご期待ください!

CData のテクノロジーエバンジェリストであるJerod Johnson が司会を務め、最高製品責任者(CPO)Manish Patel とクラウド分野のシニアバイスプレジデントであるMike Albritton が参加しました。

こちらからウェビナーを視聴できます(英語のみ)

本記事ではイベントのハイライトをまとめ、CData Connect Cloud のビジョンを製品チームから直接お伝えします。

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、どこからでもあらゆるデータソースへのリアルタイムアクセスを実現する、クラウドネイティブかつノーコードのデータコネクティビティソリューションです。

CData Connect Cloud 経由で主要なデータソースからリアルタイムデータを取得すれば、BI・アナリティクス、カスタマーサクセス、会計、経理などあらゆる業務で迅速かつより良い意思決定が行えます。

CData が提供する次世代のSaaS ソリューションが、データソース、データの形式、システムといった制約からクラウド上のデータを解き放ちます。Connect Cloud のインターフェースはシンプルで簡単に使えるので、個々のクラウドアプリケーションに対応したカスタムコネクションの作成をIT 部門に依頼することなく、どのようなチーム / 部門でもデータからインサイトと価値を引き出せます。これが、Data Connectivity as a Service です。

Data Connectivity as a Service とは?

Data Connectivity as a Service、はじめて聞く言葉だと思います。Data Connectivity as a Service は、高騰する市場ニーズに合わせてCData が提唱するまったく新しい概念です。

Data Connectivity as a Service は、必要なデータへの直接かつリアルタイムのアクセスを提供します。データ統合用のツールは必要ありません。動作はシンプルで、ハブを経由してクライアントから直接データソースにデータをつなぎます。

複数のサービスやアプリケーションのデータに接続するにはより良い方法があるはずだ、という想いがData Connectivity as a Service の原点です。複数のコネクションをインストールしたり、データを移行したり、複雑なETL 変換に頼ったり、これらすべての過程でセキュリティリスクに直面したり。こうしたコストは最小化すべきです。こうした従来のソリューションの非効率性は、現代のニーズに合わせて進化できなかった市場の問題点だったのです。そう、これまでは。

「デスクトップPC にすべてのアプリケーションをダウンロードしてローカルで実行する時代は終わりました。」とはクラウド担当のCData SVP、Mike Albritton の言葉です。「時代は変わりつつあり、どこからでもデータにアクセスできる環境が求められています。Connect Cloud なら、家、オフィス、空港、どこからでも一度ログインすれば一か所からすべてのデータにアクセスできます。あなたがどこにいようと、データが付いてくるのです。」

製品のビジョンは?

CData は、データドリブンな意思決定に関わる障壁を取り除く、という大胆なビジョンを掲げてCData Connect Cloud を開発しました。

CPO のManish Patel によると、「マーケットの常識を揺るがすような製品を開発してるのです。データが欲しいあらゆる人が、いつでも、どんな形式でも、そのデータにアクセスできるようにしたい。これがすべてです。」

データの民主化はさまざまな課題に直面しています。データのサイロ化、アクセス周りの制約、ツール不足。サイロ化を解消し、アクセスの制約を取り除き、さらに価値あるデータ分析を実現する。これがCData のビジョンです。

Manish によれば、「重要なのはデータコネクティビティそのものではないのです。むしろ、データから「どんな価値を生み出せるか」ということなのです。CData Connect Cloud は、これまでデータ連携に関連付けられてきた技術的な障壁を取り除き、世界中の企業がビジネスを促進し、データをより効率的に扱えるよう支援します。」

CData Connect Cloud は顧客のどのような課題を解決していますか?

企業のクラウドへの移行に合わせて、コネクティビティはますます重要な課題になっています。

  1. 使用するツールの数が多すぎる: さまざまな業務でオペレーションを改善しようと何百ものツールを活用することが常態化しており、SaaS アプリケーション導入の勢いはとどまるところを知りません。
  2. カスタムでIT ソリューションを作ってもスケールしない: 使用するデータ量が増加する中で、ビジネスユーザーとしてもアプリやデータストアとの連携ソリューションの作成をIT 部門に頼り切りになっているのは望ましくありません。このやり方ではスケールしないのです。
  3. 柔軟姓を欠いたデータパイプラインは業務のボトルネックとなる: ご利用中のクラウドツールがネイティブに連携をサポートしておらず、ユーザーもコネクタをインストールできない場合には、ユーザーはマーケットの変化に合わせてワークフローを変更することができません。

CData Connect Cloud は、データがローカルにあろうとクラウドにあろうと、何百ものクラウドツールを人気のデータソースに接続します。CData のData Connectivity as a Service プラットフォームは、分散したデータを統合してリアルタイムのデータ接続を実現します。

Manish によれば、「(Connect Cloud を使えば)問題は『どうやってデータにアクセスしたらいいんだ?』から、『このデータをどうやって扱おう』になるのです。そしてこの変化こそが、重要なビジネスチャンスにつながるのです。目的は指標のモニタリングかもしれないし、次のマーケット機会を見つけることかもしれないし、次にターゲティングする顧客セグメントの選定かもしれません。こうした問題への回答の鍵を握るデータソースやプラットフォームにアクセスできるようになれば、答えは手に入れたも同然です。」

CData Connect Cloud はどのような人向けの製品で、誰が使えますか?

「『誰もが』データにアクセスできるようにする」がCData Connect Cloud の設計思想なので、CData Connect Cloud は『どなたでも』利用できます。

CData Connect Cloud は、エンジニアではないが、チームが使っているさまざまなシステムのデータに手軽にアクセスしたい、というビジネスユーザーの方々にぴったりです。Connect Cloud を使えば、ビジネスユーザーはPower Apps、Tableau、Google データポータルを使うのと同じくらい簡単に新しいデータコネクションを設定できます。

「ビジネスユーザーが馴染みのあるツールを使ってデータにアクセスし、そこでダッシュボードやレポートを作って価値を生み出す。そのお手伝いがしたいのです。」とはMike の言葉です。

次世代のCData Connect Cloud ではどのような機能が使えますか?

CData Connect Cloud は既存のビジネス課題の解決に役立つだけではありません。新しい機会をもたらすのです。Connect Cloud でできることの一端を次にまとめました。

  • ユニバーサルデータコネクティビティ: オペレーションを効率化したり、価値あるインサイトを引き出したり、業務をスムーズに進めたり。こうしたニーズに必要なあらゆるシステムに接続できます。
  • リアルタイムデータアクセス: データレプリケーション、データ移行、データストレージといったものはどれも必要ありません。リアルタイムデータコネクティビティがあれば、現代の業務が要求するスピード感でデータにアクセスできます。
  • データガバナンス: CData Connect Cloud では、きめ細かなユーザー権限の定義や制御も可能です。どのデータに誰がアクセスできるのかコントロールできるので、クラウド上でもデータをセキュアに保つことができます。

他の製品とどこが違うのでしょうか?

CData Connect Cloud は主に2つの面で他のソリューションを凌駕しています。

リアルタイムデータアクセス

CData Connect Cloud を他のソリューションと分ける重要なポイントは、一か所から幅広いデータソースのデータにリアルタイムでアクセスできる、という点です。他のソリューションでは、複雑なETL パイプラインを使ってデータをデータウェアハウスやデータベースに移行する必要があります。こうしたソリューションでは追加のデータウェアハウス基盤やストレージのコスト、さらに基盤構築に要する開発期間などが必要になってきます。

Connect Cloud は、アプリケーションやシステムがリアルタイムで直接データをやり取りできるようにすることで、こうした悩みの種を取り除きます。データの取得に時間をかけることなく、ビジネスユーザーはかつてないほど素早く簡単にインサイトを引き出すことができます。

ローコード / ノーコードでのデータアクセス

CData Connect Cloud なら、誰もがデータにアクセスできます。ビジネスユーザーは通常、連携機能を自前で実装するためのスキルや権限を持っていません。しかしカスタムのデータ連携をIT 部門に依頼するとなれば、長期間待たされることになります。そのため、ビジネスユーザーは社内に分散したデータにアクセスするために、どうしても回り道的な方法に頼ったり、いちいちデータを移動したり、といった望ましくない方法を取らざるを得ないのです。

Connect Cloud を使えば、非エンジニアのユーザーでも欲しいデータにお気に入りのアプリケーションから接続できます。一方で権限は管理できるので、ユーザーは認可されたセキュアな環境で必要なデータだけにアクセスできます。そのため、オペレーションをセキュアで中断なく保つことができます。

CData Connect Cloud はどのように機能するのですか?

ウェビナーは、CData Connect Cloud のライブデモと参加者からの質問で幕を閉じました。イベント全体を視聴して製品リードの声を聞くには、 こちらから動画にアクセスしてください(英語のみ)

CData Connect Cloud とData Connectivity as a Service が貴社の業務にどのような価値をもたらすのか、という点にご関心がありましたら、今すぐ無償トライアルをご利用いただけます。


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