データガバナンスの実現に向けてデータ接続の課題を克服するの4つ方法

by Lori Goetz 翻訳:兵藤朋代 | 2023年02月03日

データガバナンスツールを使用している時に、データサイロというボトルネックによりデータガバナンスの価値が妨げられるという経験をされた方は多いのではないでしょうか。アクセスできないデータは管理できない - すべてはこれに尽きます。

Better Cloud によると、2019年以降、SaaS ソリューションの採用が60% 増加しており、企業は平均で130のSaaS アプリを使用しています。これに加えて、既存の複数のオンプレミスアプリケーションやシステムがあります。各プラットフォームは接続要件やAPI が異なるため、企業組織全体で使用されている数十のツール間で連携・統合を標準化することが困難になっています。

その結果は?データガバナンスの取り組みがいつまでも停滞したままになってしまうのです。なぜなら、IT 部門が個々のAPI を介してデータソースを手動で連携する必要があるため、あるいはレガシーデータパイプラインソリューションは管理と維持が困難でコストや時間がかかるためです。だらしなく無計画に広がったデータによってデータガバナンスを弱体化させるのではなく、より直感的で柔軟なデータ接続コネクタを使うことで、管理の対象となるすべてのデータへのアクセスを実現することができます。

※本記事はCData US ブログ 4 Ways to Overcome Data Connectivity Challenges for Data Governance の翻訳です。

データコネクティビティでデータガバナンスをより簡単に

データ連携ソリューションを使用することで、クラウドでもオンプレミスでも、選択したとおりの方法で柔軟にデータを扱えるようになるべきです。しかし、データ連携ツールには、ガバナンスのワークフローを容易にするために必要な機能(特に多様なクラウドデータへの接続機能)が必ずしも備わっているとは限りません。

シンプルで柔軟なデータコネクタを導入することで、データを管理する新しい道が開けます。より良いデータコネクティビティ(接続)ソリューションによって、何が実現できるかを考えてみましょう。

1. 情報過多で溺れないようにテーブル・フィールド構造のデータを提供

データ連携ツールの中には、洪水のようにフィルタリングできない(テーブル・フィールド構造ではない)大量のデータが吐き出されたり、データを適切に識別するために必要なメタデータが公開されていないものがあります。データに精通した企業は、メタデータを柔軟に利用できる直感的なデータ連携ソリューションを活用しています。

データ運用チームが、データをテーブル・フィールドの形で扱えるように準備してくれれば、複雑な構造のデータが「使えるデータ」になります。

2. データコネクティビティの技術のハードルを下げる

データ連携ツールは、すべて同じように作られていません。”ローコード” を謳っているデータ連携ソリューションでも、高度なコーディングスキルを必要とするのであれば、チームや組織にとってマニュアルコーディングよりもコストが高くなる可能性すらあります。

その代わりに、データ運用チームは、以下のようにしっかりと設計されたデータドライバーやコネクタを導入することで、サイロ化しているデータをガバナンスツールに接続することができます。

  • API 追従やメンテナンス、カスタマイズが不要
  • データベース以外のソースにも容易に連携
例えば、Informatica Enterprise Data Catalog を使用しているCData のお客様が、Amazon DynamoDB からデータをカタログ化する必要がある場合です。幸いなことに、CData DynamoDB Driver は、API を標準SQL レイヤーでラップすることで、ギャップを埋めることができました。

3. スマートでリアルタイムなSQL クエリの活用

企業組織の業務が急速に拡大するにあたり、データ ガバナンスチームは、現代の爆速のビジネスのペースでフレッシュなデータを効果的に取得できないデータ連携ソリューションをオプトアウトしています。

代わりに、モダナイズされたデータ連携プロバイダーは、SQL ベースのデータコネクタを使ってより多くのことをより迅速に達成できるように最適化されており、従業員は古いデータの保存と取得に頭を悩ませることなく、すべてのデータにリアルタイムでアクセスできます。

Workday のお客様が、自社のデータガバナンスプラットフォームから顧客へのアプリのアクセスを拡張したい場合を考えてみましょう。リアルタイム連携のCData Workday Driver により、IT チームはWorkday の複雑なクエリの処理ワークロードをWorkday のサーバーに簡単に受け渡し、既存のシステムでクライアント側のワークフローをより高速かつシームレスに実行できるようになりました。

4. ツールの接続テクノロジーにぴったりフィット

データ連携ソリューションが、必要なアダプタ技術をサポートしていない場合、ガバナンス戦略に不足が生じる可能性があります。例えば、データ連携ツールはODBC には対応していても、JDBC には対応していないことがあります。ODBC、JDBC、ADO.Net、Python、Excel、SSIS などの接続に数十年の経験を持つデータ連携プロバイダーを利用することで、今日のデータガバナンスチームはより成功を収めることができるようになっています。

例えば、CData Snowflake ADO.NET Driver の30日無償評価版により、Office Depot は既存のSSAS キューブをSQL Server からSnowflake に変換する概念実証(POC)に成功し、この接続ソリューションに続いて、ガバナンス活動のためにデータをカタログ化することに成功しました。現在では、市場で最も人気のあるデータ管理およびデータガバナンスツールにSnowflake を接続することができます。

データガバナンスの実現に向けてコネクティビティ課題をCData で解決

以上のように、柔軟でリアルタイムなデータコネクティビティを提供するテクノロジーソリューションが、データガバナンス戦略を迅速に実行するために役立ちます。

幸いなことに、Informatica、Collibra、Galvanize など、データガバナンス市場の大手企業がCData と提携し、お客様へ信頼できるリアルタイムデータ連携ソリューションを提供しています。

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