Salesforce をリンクテーブルでAccess に同期:CData ODBC Driver for Salesforce

by 加藤龍彦 | 2020年11月13日

皆さんこんにちは。

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インサイドセールスの加藤です。今日はSalesforceのデータベースをリンクテーブルとしてMicrosoft Accessと同期して、読み書きしていきます。ODBC Driver for Salesforce を使うことでSalesforce をODBC データソースとして扱うことで、Accessにリンクすることができます。

必要なもの

  • Microsoft Access
  • Salesforce のアカウントとセキュリティトークン Salesforceのセキュリティトークンの取得についてはこちらの記事を参照ください
  • CData ODBC Driver for Salesforce

Salesforce ODBC Driver のインストール

まずは、このページから、[ダウンロード 評価版]をクリックしてインストーラをダウンロードしましょう。インストーラを開くと以下の画面が表示されるので、指示に従って操作していき、製品をインストールします。

インストールできたら、以下のODBC DSN 設定画面が表示されます。

「CData Salesforce Source」をダブルクリックすると「DSN構成」画面が表示されるので、「必須を表示」をクリックして接続に必要な項目を入力します。「User」、「Password」はSalesforceのユーザー名とパスワード、「Security Token」には入手しておいたセキュリティトークンを入力してください。画像ではセキュリティのため塗りつぶしています。

これでODBC Driver側の設定は完了です。次はさっそくAccessからSalesforce にリンクします。

Access からSalesforce にリンク

Accessを立ち上げたら、上部のリボンから「外部データ」を選択し、「新しいデータソース」をクリックして「他のソースから」→「ODBC データソース」を選択します。

以下の画面が表示されるので、「リンクテーブルを作成してソースデータにリンクする」を選択してOKを押します。「コンピュータ データソース」タブから先ほど設定した「CData Salesforce Source」を選択します。

Salesforceデータベース中のテーブルが表示されるので、表示・更新したいテーブルを一つ、または複数選択します。ここでは「Account」テーブルを選択します。

無事テーブルがリンクされました。

これで、このテーブルをAccess上で扱えます。

メニューの「作成」から「クエリデザイン」を選択して、リボンの「SQL表示」を選択してSQLクエリを投げてみます(「クエリウィザード」からGUIベースでクエリを作ったりもできます)。

以下のクエリで請求先の県が東京のレコードのみを抜き出してみます(あくまでサンプルデータです)。

SELECT Salesforce_Account.Name
FROM Salesforce_Account
WHERE Salesforce_Account.[BillingState]='Tokyo';

他にも、レポート作成などのAccess機能を使用できます。

おわりに

Accessのリンクテーブル機能と、CData ODBC Driver for Salesforce を使用してSalesforceデータにリンクする方法をご紹介しました。Access を頻繁に利用される方はぜひ使ってみてください。

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