kintone 内の日報やプロセスデータをPower BI で可視化してマクロの業務把握を実現

kintone データをAPI プログラミングを行うことなく、CData Power BI Connector for kintone で連携を実現

ケインズアイグループは、多様化する現代の会計ニーズに対応できる会計、人事・労務サービスを提供しています。年間の相談件数が10,000件超え、170名を超える税理士、社労士、行政書士などの士業スタッフが日々活動しています 。 多くの社員の活動をkintone に日報や業務データとして記録していく中、全体を俯瞰した管理・分析のためにBI ツールであるPower BI を導入。Power BI がネイティブでサポートしていないkintone データをAPI プログラミングを行うことなく、CData Power BI Connector for kintone で連携を実現されました。

PowerBI からkintone データに連携

Challenges:

  • kintone 上の日報や業務データの集計・分析
  • Power BI へのkintone データの取り込み
  • kintone API に習熟していない非エンジニアでも使えるソリューション

Solutions:

  • CData Power BI Connector for kintone でPower BI でkintone データをシームレスに利用
  • API プログラミングなしで常にkintone の最新のデータの分析を実現

本件導入を進められたオペレーション本部 本部長 山本豊氏にお話を伺いました。

Q: 本プロジェクトの概要を教えてください。

山本氏: 弊社は、社員170名で年間10,000件を超えるお客様からの会計、税務、人事労務、電子化など多様なご相談を受けています。それぞれの案件をExcel や部署内だけで管理することは難しく、国産のグループウェア・コラボレーションツールであるサイボウズ社のkintone を利用して、一元管理ができる体制を整えてきました。kintone は、社内の点々とした情報をクラウドにまとめられる点が素晴らしいのですが、全体としてオペレーションや事業がどのような状況にあるのかを把握するためにはデータの集計などが必要でした。そこでPower BI の導入を検討していました。

Q: Power BI でkintone データを扱う際のボトルネックは?

山本氏: Microsoft 社のPower BI は、大変使いやすいツールですが、国産SaaS であるkintone データをサポートしていません。kintone からCSV データを毎日エクスポートしてPower BI にロードするというのも手間がかかってしまいます。kintone のREST API を扱うにはエンジニアが必要であり、新しいアプリの追加や既存アプリの改修もある中、毎回エンジニアに頼んでいては時間がかかりデータ取得のコストが上がってしまう懸念がありました。

連携イメージ

Q: kintone Power BI Connector を採用されたポイントは?

山本氏: サイボウズ社のウェブページからkintone データをPower BI に連携できるコネクタがあると知り、検証を行いました。kintone のアカウント情報を入力するだけで、簡単にPower BI から最新のkintone データをロードして利用することができました。他にはETL/EAI ツールを使用するという方法もありましたが、プロセス情報の加工(プロセスの実行者と日時をデータに格納)などはJS でカスタマイズしてkintone 上で行うことができるため、ミドルウェアを経由しないコネクタ形式を採用しました。

Q: 実際にCData Power BI Connectorを使われた感想は?

山本氏: kintone はAPI を提供していますが、API の呼び出し、取得したJSONを分析できるようにするにはエンジニアが必要でしたが、CData のkintone Conector を使えばIT エンジニアではない社員でも簡単にkintone に接続して、最新のデータをPower BI に連携できる点が助かります。またサポートをCData の日本チームの方が日本語で行ってくれる点も安心感がありました。

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