Monrovia Nursery Co. は社内データの活用に向けたデータ基盤を構築

大手園芸小売店であるMonrovia Nursery は、CData Sync を活用して社内のデータを集約、変換、標準化し、レポート作成やオペレーションに活用しています。

データを集約・標準化
Monrovia のミッションクリティカルなデータは一箇所に統合され、レポート作成プロセスの簡素化と改善に貢献。
シンプルでクリック操作ベースのインターフェース
Monrovia のチームは、CData Sync のダッシュボードからデータの接続や変換の設定をクリック操作で手軽に完了。
データ統合までが数分で完了。
250種類以上のデータソースに対応しているので、CData Sync を使えばデータの集約と統合は数分で簡単に完了します。

Monrovia Nursery Company は1926年創業で、独立および大規模な小売店向けに家庭・庭園向け植物の販売をリードしてきました。1,500名を超える従業員と全世界で何千エーカーにも及ぶ耕地を有し、世界最大規模の庭園施設や独立販売店、家庭菜園を扱うテレビ番組に植物や景観デザインを提供しています。

Monrovia の経営に関するデータは、以前まではローカルのサーバーに格納されてレポート作成の際必要なときに手動で配布する、という形を取っていました。しかしCovid-19 の感染拡大を受けて社内でもリモートワークが進む中でデータの量は増大、複数のシステムに分散する状態となっていました。この状況を改善するため、Monrovia のIT チームはモダンERP ソリューションであるOracle ERP Cloud を導入しました。

「以前のERP システムは1つのシステムだったので、私たちは必要なすべてのデータ、すべてのアプリケーションに1つのマシンからアクセスできました。しかし現在ではさまざまなデータが異なるシステム、API、データベースに分散し、これらのデータをなんとか新しいシステムに移動する必要があったのです。」Monrovia のIT マネージャーであるTodd Noe 氏はこのように語ります。

課題:欲しいデータをいちいちかき集めてくる必要がある

Noe 氏の部下であるデータアナリストたちは、SQL Server クラスタにデータを移行して既存のPower BI、Google Analytics、Excel レポート内から取得、配送、経理、EC トレンドなどを追跡したいと考えていました。しかし以前の、各レポート用にデータを手動で探し回って集めてくる、という方法では時間もかかり、効率が悪すぎました。

Noe 氏のチームは新システムにデータを移行して、ニーズに応じてデータを変換、リアルタイムにレポートで使うための直感的で自動化できる方法を求めていました。

Noe 氏によれば、「必要なあらゆるデータを格納しておけない状況に対するアナリストたちの不満は大きくなっていました。そのためシステム移行作業に続いてすぐに、これまでの手動作業を肩代わりして、すべてのデータを1つの場所に格納し、いつでもレポート作成に使えるような状態にしてくれるツールを探し始めました。」

「これまでの手動作業を肩代わりして、すべてのデータを1つの場所に格納し、いつでもレポート作成に使えるような状態にしてくれるツールを探し始めました。そんなとき、CData が手を貸してくれることになったのです。」

– Todd Noe, Monrovia Nursery Co. IT Manager

ソリューション:包括的なデータ戦略の策定

Noe 氏は以前、複数のデータベースを同期するためのはじめの一歩としてCData MariaDB Excel Add-In を使ったことがあったのでCData 製品について知っていました。しかしERP システムの移行を始めてみて、Noe 氏はMonrovia にはより包括的なデータ統合戦略が必要だと気づき、CData Sync に関する調査を始めました。

CData Sync は、250以上のデータソースからユーザーが簡単にデータの複製を作成、保持、そしてお好みのデータベースやデータウェアハウスに移動できるデータ統合ツールです。クリック操作ベースのインターフェース、柔軟なマッピングおよび設定、セキュアなバックアップとモニタリング機能を備え、CData Sync は社内データを統合、管理するための高速かつ手軽なツールです。

無償トライアルのダウンロード後すぐに、ニーズにピッタリのツールを見つけたとNoe 氏は確信しました。

「部分的な目的を達成するためのツールは多く存在しますが、CData 製品は弊社が実現したいことをすべて実現してくれました。無償トライアルを使い始めて15分で、SQL Server に直接データを同期する4つの接続先をセットアップできたのです。他にも多くの接続先があったので、レポートの作成に使えるシナリオをどんどん開拓していきました。」Noe 氏は語ります。

「UI が決め手でした。実行中のジョブ、接続先、変換をUI 上ですべて見ることができるのです。ジョブの実行前後にトリガーやデータ変換を実行でき、そうした設定をデータベース側で行う必要がなく、すべてCData Sync 内で完結するのです。」

「部分的な目的を達成するためのツールは多く存在しますが、CData 製品は弊社が実現したいことをすべて実現してくれました。」

– Todd Noe, Monrovia Nursery Co. IT Manager

成果:レポート作成プロセスの大幅改善

Noe 氏のチームは新しく統合したデータを活用して、包括的な経理や経営のレポート作成を始めました。今後さらに活用の幅を拡大していく計画です。

例えば、天候が営業や配送処理に与える影響を調べるため、Monrovia のチームは天候データのAPI からデータを取得して、Google Analytics に存在するEC および支払情報と結合し、関係性を分析します。これによってMonrovia のサプライヤーは、木曜日のTuscan の雨天がその日の配送量の33%の減少と相関関係があることを理解できます。

また、Monrovia はCData Sync を使って新しいERP をFreshdesk のデータと統合し、パレットの配送と返送を追跡しています。Monrovia のドライバーは配送用のパレットを受け取るための依頼をした小売業者を追跡して、配送ルートに所在地を表示し、未回収のパレットがどこにあるのか追跡できます。

Monrovia はさらに、自社のEC 向けWeb サイトをERP と同期して、最新の正確な在庫情報と場所の情報を表示することで、複雑なEC オペレーションを改善しました。「在庫情報、園芸センターや倉庫の場所の情報を、すべてCData 製品で管理しています。」

Noe 氏のチームはCData Sync のStripe 連携機能を使って、経理データのレポート作成プロセスを効率化しました。複数のシステムからレポートをダウンロードしてデータをExcel に移動し、手動で結合したり情報を加えたりといった作業をやめて、Noe 氏のチームは現在より信頼性が高く分かりやすいレポートを以前の半分の時間で作成しています。

「Stripe の支払データをEC サイトの注文データとマッピングして、経理チームにワンクリックで支払データのレポートを送信しています。」Noe 氏は語ります。「以前はこの情報をまとめるのにも時間がかかっていたので、経理チームも喜んでいます。」

Monrovia のIT チームは、今後CData Sync の使用を拡大してより強固なデータ連携 / データ統合環境を構築していく計画です。

「これまでもいくつかの企業のツールを大いに頼りにさせてもらってきました。中でもCData はお気に入りリストの上位です。」Noe 氏の言葉です。

「これまでもいくつかの企業のツールを大いに頼りにさせてもらってきました。中でもCData はお気に入りリストの上位です。」

– Todd Noe, Monrovia Nursery Co. IT Manager

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