ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →Nintex は、企業のプロセスの合理化と生産性の向上を支援するワークフロー自動化ソフトウェアを提供しています。同社のソリューションは反復的なタスクを自動化し、企業が競争力と機動性を維持することを可能にしています。
Nintex の既存のクラウドデータストレージおよび分析プラットフォームは、これまで同社製品のニーズの増加に十分に対応できていませんでした。製品テレメトリデータのライブビュー、収益の傾向、顧客企業の状況などの情報を取得する上で、不十分な柔軟性、データガバナンスに関するハードルといった、複数の課題が妨げとなっていました。より低コストで使い勝手が良く、高度なデータ処理機能を活用するため、Nintex はDatabricks への移行を選択しました。しかし、移行時には同社のすべてのデータソースからDatabricks にデータを統合する必要に迫られました。この問題に対してシンプルかつ包括的なソリューションを提供したのが、CData Sync です。
課題:データをリアルタイムで包括的に把握する
Nintex のビジネスが成長するのと同時に、同社はデータ管理インフラの課題に直面しはじめました。ビジネスインテリジェンス(BI)、データ分析、データストレージのための既存のソリューションは高価で、同社の予算を圧迫していました。 製品パフォーマンスのライブフィードをステークホルダーに提供できず、製品パフォーマンスに関するインサイトが鈍化していました。Nintex は、データをより適切に管理してより良いインサイトを得るために、さらに費用対効果の高いデータ統合ソリューションを必要としていました。
Nintex の研究開発(R&D)チームは、Databricks を使用して製品からすべての大規模なデータフィードを取りこみ始めました。これは効果的でしたが、社内には複数のデータソースが存在する状態でした。地域別の製品売上、サブスクリプションパッケージごとの更新、顧客企業の保有期間別の製品解約などを包括的に把握するために、Nintex は技術スタック全体にわたるすべてのデータを把握できる、SSoT(信頼できる唯一の情報源)を必要としていました。
しかし、Databricks はSalesforce やNetSuite とネイティブに連携できませんでした。このことは、Nintex のSr. Director of Data Science, BI & Analytics であるSiddarth Ranganathan 氏にとって、全社的なデータストレージとレポート作成のニーズに対してDatabricks を全面的に採用する上で大きな障害となっていました。
さまざまなSaaS システムに接続してデータを取り込むという処理は、Databricks が未解決だった課題です。そこでCData が必要となったのです。– Siddarth Ranganathan, Senior Director of Data Science, BI & Analytics, Nintex
そこで、Nintex はCData に着目しました。CData Sync は安定した信頼性の高いデータ統合とレプリケーションのプラットフォームを提供し、Databricks のサポート対象外のデータソースからプラットフォームへのシームレスな接続を可能にすることで、Databricks の機能を強化しました。
ソリューション:CData とのコラボレーションとコネクティビティ
CData Sync は、Nintex にとってDatabricks の機能を強化する上で理想的なソリューションであることがわかりました。堅牢なデータ統合機能を持つSync は高速で信頼性の高いコネクティビティを提供し、Nintex がSalesforce やNetSuite、その他のデータソースからDatabricks にデータを複製することを可能にしました。Sync を介してDatabricks に送られたデータは、正確で詳細、かつ信頼性が高く、リアルタイム分析で利用できるよう迅速に処理されました。
Databricks 内の包括的な製品データと顧客企業データを武器に、Siddarth 氏のチームはDatabricks Notebooks を使用してカスタムビジネスロジックを適用し、データ処理ワークフローをさらに改善しました。Nintex は、以前の10倍以上のディメンションを活用してレポートを作成できるようになりました。データを「スライス&ダイス」することで、年間経常収益(ARR)の分析、地域別の製品売上の把握、リニューアル業務の評価、価格動向の予測などが可能になります。かつて、こうしたレポート作成プロセスには大きな制限があり、2人のアナリストが手作業で完成させるのに約15日分の業務を要していました。現在、アナリストは高度にカスタマイズされたレポートをわずか6分で取得できます。
毎週の時間を節約できるだけでなく、インサイトのディメンション数が劇的に増えました。財務部門が毎月手作業でARR を計算する必要がなくなったので、インサイトの精度が向上したのは言うまでもありません。– Siddarth Ranganathan, Senior Director of Data Science, BI & Analytics, Nintex
Nintex はCData と直接協力し、Databricks だけでは解決できなかった統合の課題を克服しました。その結果、すべてのニーズを満たす包括的で効率的なエンドツーエンドのデータ管理ソリューションが実現しました。
成果:コストと時間を大幅に節約
Databricks とCData のコラボレーションは、Nintex のデータ管理と分析のプロセスを変革しました。CData Sync を採用することで、同社はSalesforce やNetSuite などのデータをDatabricks にシームレスにレプリケートできるようになり、リアルタイム分析、機械学習イニシアチブ、ビジネス成果の向上への道が開かれました。
財務面での影響は即座に現れ、大きなものとなりました。Databricks への切り替えにより、Nintex は以前のソリューションと比較して30%以上のコストを削減できました。この大幅なコスト削減により、同社はリソースをより戦略的に配分し、さらなるイノベーションと成長を促進できるようになりました。必要な技術リソースと処理時間が大幅に削減されたことで、Siddarth 氏のチームは、定型的なデータタスクからより付加価値の高い業務に重点を移すことができるようになり、結果としてイノベーション文化が醸成され、全社的な生産性が向上しました。
今では、年間経常収益のランレートを極めて正確に把握し、さまざまな方法でデータをスライス&ダイスして、オンデマンドでインサイトを得ることができます。最終的にこれがビジネスの信頼できる指標となり、この指標に基づいて行動を起こすことができるようになったのです。– Siddarth Ranganathan, Senior Director of Data Science, BI & Analytics, Nintex
Siddarth 氏と彼のチームは、Databricks とSync を使い、以前にも増してデータを深く掘り下げています。Nintex は、より多くのディメンションでビジネスパフォーマンスを分析することで、トレンドを明らかにし、かつてない精度でデータドリブンな意思決定を行うことができるようになりました。これは、予測精度の向上、戦略計画の改善、市場における競争力の強化につながります。特に重要と言えるのは、Databricks とCData Sync により、Nintex がストレージアカウント内にデータを所有し、完全な制御と柔軟性を実現できるようになった点です。
CData Sync で技術スタックからビジネスインサイトを獲得
CData は、企業規模に関わらず、企業がすべてのデータスタックを連携することを可能にし、リアルタイムデータに基づいたタイムリーで正確な情報を提供します。CData Sync は、クラウドでもオンプレミスでも、あらゆるデータソースから任意のアプリケーションへのデータ統合パイプラインを提供します。ぜひ、30日間の無償トライアルをダウンロードしてお試しください。