CData Sync .NET 版からクロスプラットフォーム版への移行について



Sync V24.1 より、アプリケーションの.NET 版が廃止となります。そのため、現在Sync の.NET 版をご利用のお客様は、.NET 版からクロスプラットフォーム版に移行いただく必要があります。以下の手順に従って、移行を行ってください。

移行手順

1.現在のCData Sync 環境および設定情報のバックアップ

下記リソースをバックアップをしておきます。

  • C:\Program Files\CData\CData Sync
  • C:\ProgramData\CData\sync

2.設定情報のエクスポート/インポート機能を使用した方法

設定情報を外部に保存できる外部DB 設定を行わずに、.NET 版のデフォルト設定のままご使用中の場合は、設定情報をエクスポートし、クロスプラットフォーム版のSync を起動後に設定をインポートする必要があります。クロスプラットフォーム版は、アプリケーションデータベースとしてSQLite をサポートしていません。デフォルトでは、Apache Derby データベースを使用します。

Sync の設定ページの移行タブから、設定をエクスポートできます。エクスポートをクリックするだけで、すべてのジョブ、接続、およびSync の設定を、zip 形式のCSV ファイルにダウンロードされます。

Sync の設定エクスポート画面

1.でバックアップしていることが確認できたら、次は Java 版のインストールを行います。.NET版と同じサーバーにインストールする場合、.NET版をアンインストールします。アンインストールは、C:\Program Files\CData\CData Sync\Uninstall.exe の実行と、C:\ProgramData\CData フォルダの手動削除の両方を行います。

アンインストールが完了したら、CData Sync V24 Java 版(.exe)をダウンロードしインストールします。インストールが完了したら再度移行ページを開き、先ほどエクスポートした設定ファイルをインポートしてください。

Sync の設定インポート画面

インポート後、V24ライセンスでアクティベートを行っていただき完了となります。

3.外部DB を利用している場合の移行方法

PostgreSQL、MySQL、あるいは SQL Server を設定情報の保存先として使用している場合は、設定をエクスポートする必要はありません。sync.properties ファイルを生成して、設定情報の参照先を変更するだけで完了です。

sync.properties ファイルの生成方法は下記コマンドを実行するだけです。実行後、インストールディレクトリにsync.properties が格納されます。

java -jar sync.jar -GenerateProperties

参照先変更後、V24ライセンスでアクティベートを行っていただき完了となります。

※移行を行う前のベストプラクティスとして、設定情報が登録されているテーブルを別のデータベースやスキーマにコピーしてバックアップを作成することをお勧めします。

4.その他の環境設定について

ポート変更

Java版ではデフォルトで8181 ポートを使用します。.NET版で使用していた8019 ポートに変更したい場合は、sync.properties のcdata.http.port にて設定いただけます。

SSL / TLS の有効化

HTTPS を有効化させる場合もsync.properties で設定を行います。下記プロパティの値を変更してください。

  • cdata.tls.port
  • cdata.tls.keyStoreType
  • cdata.tls.keyStorePath
  • cdata.tls.keyStorePassword

設定値の詳細はこちらのヘルプをご参考ください。