ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →CData
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for Access を使えば、PowerShell からAccess データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Access およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でAccess への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
接続には、Access データベースのパスをDataSource プロパティに設定します。
モジュールのインストール:
Install-Module AccessCmdlets
Access への接続:
$access = Connect-Access -DataSource $DataSource
取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-Access -Connection $access -Table "Orders"
Invoke-Access cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-Access -Connection $access -Query 'SELECT * FROM Orders WHERE ShipCity = @ShipCity' -Params @{'@ShipCity'='New York'}
戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
Access、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Access のリソース(Orders)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Orders" -Columns $columns -Values $values
}
一度PowerShell でAccess とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-Access -Connection $access -Table "Orders" | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Orders" -Columns $columns -Values $values
}
別のPowerShell モジュールで、Access を別のデータベースに複製する場合、Select-Access cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
これで、Access データをMySQL に複製できました。分析、BI などでAccess データをMySQL から使うことができるようになります。