CDATAQUERY 関数を使って、Excel スプレッドシートにAlloyDB を自動挿入

CDATAQUERY 関数を使ってデータ、スプレッドシートの任意のセルにAlloyDB データを自動挿入、編集、削除が可能に。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー


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CData

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こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Excel Add-In for AlloyDB の関数を使って、スプレッドシートにデータを取り込むことができます。下記の3つの手順では、次のタスクを自動化する方法について説明します:ユーザー定義の値でAlloyDB を検索し、その結果をExcel スプレッドシートに出力します。

CDATAQUERY 関数の構文は次のとおりです: =CDATAQUERY(Query, [Connection], [Parameters], [ResultLocation]);

この関数に入力する値は以下の3つです:

  • Query:取得したいAlloyDB データ レコードの宣言、もしくは修正を簡単な構文で記述。
  • Connection:AlloyDBConnection1 のような接続名、もしくは接続文字列を入力。接続文字列は、AlloyDB への接続に必要なプロパティのセミコロン区切りとなります。

    一般的な接続文字列は次のとおりです。

    User=alloydb;Password=admin;Database=alloydb;Server=127.0.0.1;Port=5432

AlloyDB に接続するには、次の接続プロパティが必要です。

  • Server:AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
  • Port(オプション):AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。このプロパティはデフォルトで5432に設定されます。
  • User:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
  • Password:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。
  • Database(オプション):AlloyDB サーバーに接続する場合のデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

AlloyDB への認証

標準認証

標準認証(事前に提供されたユーザーとパスワードの組み合わせを使用)は、デフォルトの認証形式です。

標準認証で接続する場合は、これ以上のアクションは必要ありません。

pg_hba.conf 認証スキーム

本製品がサポートしている他の認証方法では、AlloyDB サーバー上のpg_hba.conf ファイルで有効化する必要があります。

AlloyDB サーバーでの認証の設定については、こちらを参照してください。

MD5

pg_hba.conf ファイルのauth-methodmd5 に設定すると、MD5 パスワード検証を使用して認証できます。

SASL

本製品は、SASL(特にSCRAM-SHA-256)でパスワードを検証することで認証できます。

この認証方法を使用するには、pg_hba.conf ファイルのauth-methodscram-sha-256 に設定します。

Kerberos

Kerberos 認証は、本製品が接続を試行している際にAlloyDB サーバーで開始されます。この認証方法を有効化するには、AlloyDB サーバーでKerberos を設定します。AlloyDB サーバーでのKerberos 認証の設定を完了したら、本製品からKerberos 認証を行う方法については、ヘルプドキュメントの「Kerberos の使用」セクションを参照してください。

  • ResultLocation:結果のアウトプットを開始するセル。

    スプレッドシートのセルをクエリのインプットとして渡す

    下記の処理では、すべての関数インプットをひとつ目のカラムでオーガナイズするスプレッドシートができます。

    1. 関数をインプットするセルを定義します。接続インプットに加えて、ShipCountry のように、AlloyDB の検索に使われるフィルタ用の基準を定義する追加のインプットを入力します。
    2. 別のセルに、上で定義したユーザーインプットセルからセルの値を参照する関数を書きます。住所などスペースを含む可能性のある値は、シングルクオートで囲みます。
    3. =CDATAQUERY("SELECT * FROM Orders WHERE ShipCountry = '"&B6&"'","User="&B1&";Password="&B2&";Database="&B3&";Server="&B4&";Port="&B5&";Provider=AlloyDB",B7) Formula inputs used in this example. (Google Apps is shown.)
    4. フィルタを変更してデータを変更します。 The outputs of the formula. (Google Apps is shown.)
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