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詳細はこちら →帳票作成ツールのCreate!Form でAlloyDB のデータを利用した帳票を作成
帳票作成ツールのCreate!Form とAlloyDB ODBC Driver を使ってAlloyDB のデータを利用した帳票を作成する方法
最終更新日:2022-03-24
この記事で実現できるAlloyDB 連携のシナリオ
こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
Create!Form は速くて簡単キレイに多彩なフォーマット(PDF 出力、HTML(SVG)生成、Excel 出力、プリンター印刷)で出力することができる帳票作成ツールです。
この記事では、Create!Form とCData ODBC ドライバを使って、Create!Form でAlloyDB のデータを利用した帳票を作成する方法を紹介します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- AlloyDB をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにAlloyDB のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてAlloyDB の接続を設定、2.Create!Form 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとAlloyDB への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからAlloyDB ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
- ODBC DSN に必要な接続プロパティの値を入力します。 組み込みのMicrosoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用してDSN を構成できます。 これは、ドライバーのインストール時の最後のステップでも可能です。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレータを使用してDSN を作成および設定する方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
AlloyDB 接続プロパティの取得・設定方法
AlloyDB に接続するには、次の接続プロパティが必要です。
- Server:AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port(オプション):AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。このプロパティはデフォルトで5432に設定されます。
- User:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
- Password:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。
- Database(オプション):AlloyDB サーバーに接続する場合のデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。
AlloyDB への認証
標準認証
標準認証(事前に提供されたユーザーとパスワードの組み合わせを使用)は、デフォルトの認証形式です。標準認証で接続する場合は、これ以上のアクションは必要ありません。
pg_hba.conf 認証スキーム
CData 製品がサポートしている他の認証方法では、AlloyDB サーバー上のpg_hba.conf ファイルで有効化する必要があります。
AlloyDB サーバーでの認証の設定については、こちらを参照してください。
MD5
pg_hba.conf ファイルのauth-method をmd5 に設定すると、MD5 パスワード検証を使用して認証できます。
SASL
CData 製品は、SASL(特にSCRAM-SHA-256)でパスワードを検証することで認証できます。
この認証方法を使用するには、pg_hba.conf ファイルのauth-method をscram-sha-256 に設定します。
Kerberos
Kerberos 認証は、CData 製品が接続を試行している際にAlloyDB サーバーで開始されます。この認証方法を有効化するには、AlloyDB サーバーでKerberos を設定します。AlloyDB サーバーでのKerberos 認証の設定を完了したら、CData 製品からKerberos 認証を行う方法については、ヘルプドキュメントの「Kerberos の使用」セクションを参照してください。
- 入力後、接続テストが成功すれば設定は完了です。

作業ディレクトリを作成
それではCreate!Form 側での作業を進めていきましょう。
- Infotec → CreateForm → 11 → work 上で右クリックし、新規作成 → 作業ディレクトリと進みます。
- 任意の作業ディレクトリを作成します。


帳票フォーマットを選択
次に、使用する帳票フォーマットを選択します。
- 対象の作業ディレクトリを選択し、右クリック → 新規作成 → ジョブファイルと進みます。
- 帳票名、ジョブファイル名に任意の名前を設定します。
- ジョブ画面に以下のように今作成した帳票名が表示されるようになりますので、ダブルクリックでForm エディター(帳票フォーマット編集画面)を開きます。
- 今回は以下のようなリストを表示する帳票にしています。左側にあるエリアは変数名の一覧になり、この帳票では表を入れているので、LISTという名前で表型の変数が定義されています。変数は次のデータマッピングで使用します。




データソースの設定
続いてODBC 接続用のデータソースの設定を行います。
- まずは、設定 → データソースを選択します。
- データソース名に対象のDSN 名を入力、DB 種別には ODBCDB を選択して登録ボタンをクリックします。


データのマッピング
データソースの設定が完了したら、マッピングを行っていきます。
- 対象の帳票を選択した状態でデータ編集マップをクリックします。
- 使用するデータの形式を設定します。ODBC 経由ですので、データベース型を選択してOK ボタンをクリックします。
- 下部にあるデータベース設定をクリックします。
- 先ほど作成したデータソースを選択し、OK ボタンをクリックします。
- Datamap エディタが開いたら、実行したいSQL を直接入力します。
- ちなみに、SQL 支援というボタンをクリックすると、選択式でSQL を組み立てることができます。
- 画面一番下のエリアで右クリックし、マッピング範囲指定を選択します。
- 以下の赤枠は取得したデータセットのカラムフィールド番号です。ここではすべて対象になるよう最後の項目まで指定しました。
- ここから実際に取得したデータセットと帳票をマッピングしていきますので、画面下部のエリア(フィールドエリア)にて右クリックし、表オブジェクト詳細マッピングを選択します。
- カラム名のエリアがプルダウンになっており、SQL で指定した Select 対象のカラムがこの中に表示されるようになります。










帳票をプレビュー
最後に作成した帳票をプレビューしてみましょう。
- 作成した帳票を選択した状態で実行ボタンをクリックします。
- データソース名をダブルクリックし、プレビューで使用するデータソースを選択します。選択後、プレビューボタンをクリックしてPDF を出力します。
- 以下のようにAlloyDB のデータを使ったPDF を出力することができました。



おわりに
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをCreate!Form からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。