ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →桑島義行
テクニカルディレクター
Akorbi Digital RunMyProcess は、予算申請や契約管理などの複雑な業務アプリケーションを簡単に作成することができます。CData Connect Cloud は、Amazon S3 へのリアルタイム接続を作成し、Amazon S3 のOData API(RunMyProcess でネイティブにサポート)を生成するために使用できます。RunMyProcess をCData Connect Cloud と組み合わせすることで、すべてのSaaS およびクラウドベースのビッグデータとNoSQL データソースへ、データを移行したり統合したりする必要なくクラウドベースの接続が可能になります。ほかのREST サービスと同様に、RunMyProcess からConnect Cloud に接続するだけで、Amazon S3 データに瞬時にリアルタイムでアクセスできます。
この記事では、CData Connect Cloud からAmazon S3 に接続し、RunMyProcess でOData フィードを通じてAmazon S3 にアクセスする手順を説明します。
RunMyProcess でAmazon S3 データをリアルタイムで操作するには、Connect Cloud からAmazon S3 に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してAmazon S3 データのOData エンドポイントを作成する必要があります。
必要に応じて、Connect Cloud 経由でAmazon S3 に接続するユーザーを作成します。
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
CData Connect Cloud では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。
Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。
尚、本製品はAmazon S3 のファイルの一覧表示やユーザー管理情報の取得用です。S3 に保管されているExcel、CSV、JSON などのファイル内のデータを読み込みたい場合には、Excel Driver、CSV Driver、JSON Driver をご利用ください。
IAM ユーザーの資格情報を取得するには:
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、本製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。
(すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。
SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、本製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。
Amazon S3 に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
Amazon S3 への接続を構成してユーザーを作成し、Connect Cloud でOData エンドポイントを作成すると、Amazon S3 データのOData フィードにアクセスできるようになります。 以下は、テーブルにアクセスするためのURL とテーブルのリストです。テーブルへのアクセスについては、Connect Cloud のOData ページを参照してください。URL については、Connect Cloud のURL が必要になります。(例: https://cloud.cdata.com/api/odata/service)
テーブル | URL | |
---|---|---|
エンティティ(テーブル)一覧 | https://cloud.cdata.com/api/odata/service/ | |
メタデータ | https://cloud.cdata.com/api/odata/service/$metadata | |
ObjectsACL | https://cloud.cdata.com/api/odata/service/ObjectsACL |
通常のOData フィードについては、返されるフィールドを制限したい場合は、クエリに$select パラメータと$filter、$orderby、$skip、$top といった他の一般的なOData URL パラメータを組み合わせて追加できます。 サポートされているOData クエリの詳細についてはヘルプドキュメントを参照してください。
コネクションとOData エンドポイントを設定したら、RunMyProcess からAmazon S3 データに接続できます。
Amazon S3 への接続と構成されたOData エンドポイントがあれば、RunMyProcess にAmazon S3 データを追加して取得することができます。
これで、Amazon S3 データを取得するためのプロバイダーとコネクタが作成されました。Amazon S3(および100を超えるほかのデータソース)からのOData フィードの作成方法の詳細については、Connect Cloud ページにアクセスしてください。無償トライアルにサインアップして、RunMyProcess でリアルタイムAmazon S3 データの操作をはじめましょう。