ColdFusion の標準的なデータアクセスコードでAmazon S3 にデータ連携。
CData JDBC Driver for Amazon S3 は、ColdFusion のrapid development tools を使ってAmazon S3 への接続をシームレスに統合します。この記事では、ColdFusion でAmazon S3 に連携しAmazon S3 テーブルをクエリする方法を説明します。
※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- Amazon S3 にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:Amazon S3 データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- Amazon S3 Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
ColdFusion にAmazon S3 のJDBC データソースを作成
下記の手順に従ってAmazon S3 データソースを作成し、ColdFusion アプリケーションへの連携を可能にします。
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ドライバーのJAR および.lic ファイルを、インストールディレクトリから C:\ColdFusion10\cfusion\wwwroot\WEB-INF\lib にコピーします。
ドライバーのJAR およびlicense はインストールディレクトリの[lib]サブフォルダに配置されています。
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ドライバーをデータソースとして追加:
ColdFusion Administrator インターフェースで[Data & Services]ノードを展開し、[Data Sources]>[Add New Data Source]をクリックします。ダイアログが表示されたら、以下のプロパティを入力します。
- Data Source Name:データソースの名前を入力。名前はColdFusion 変数命名規則に一致する必要があります。
- Driver:[Other]を選択。
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JDBC Driver のプロパティ設定:
JDBC URL:JDBC URL に接続プロパティを入力。JDBC のURL は以下で始まり jdbc:amazons3: 次に、セミコロン区切りでname=value ペアの接続プロパティを入力します。以下は一般的なJDBC URL です:
jdbc:amazons3:AccessKey=a123;SecretKey=s123;
Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。
Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。
アクセスキーの取得
IAM ユーザーの資格情報を取得するには:
- IAM コンソールにサインインします。
- ナビゲーションペインで[ユーザー]を選択します。
- ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してから[セキュリティ認証情報]タブを選択します。
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
- ルートアカウントの資格情報を使用してAWS 管理コンソールにサインインします。
- アカウント名または番号を選択し、表示されたメニューで[My Security Credentials]を選択します。
- [Continue to Security Credentials]をクリックし、[Access Keys]セクションを展開して、ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成します。
AWS ロールとして認証
多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、本製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。
(すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。
SSO 認証
SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、本製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。
- Driver Class:ドライバーのクラスを入力。ドライバークラスは、以下のとおりです。cdata.jdbc.amazons3.AmazonS3Driver
- Driver Name:ユーザー定義のドライバー名を入力。ドライバー名はColdFusion Administrator コンソールでデータソースを認識するために使われます。
- Username:認証するユーザーネームを入力。
- Password:認証するパスワードを入力。

[Actions] カラムのCData Amazon S3 データソースを有効にして、接続をテストできます。ステータスがOK になったら、Amazon S3 データソースを使うことができます。

クエリを実行
下記の手順に従って、Amazon S3 の基準に合ったレコードをクエリし、結果をHTML テーブルに出力する簡単なアプリケーションを作成します。
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新規ColdFusion markup ファイルでクエリを定義:C:\ColdFusion10\cfusion\wwwroot directory for ColdFusion の.cfm ファイルに次のコードを入力:
<cfquery name="AmazonS3Query" dataSource="CDataAmazonS3"> SELECT * FROM ObjectsACL </cfquery>
Note:CData JDBC Drivers は、cfqueryparam エレメントを使ってパラメータ化されたクエリもサポートします。例:
<cfquery name="AmazonS3Query" dataSource="CDataAmazonS3"> SELECT * FROM ObjectsACL WHERE Name = <cfqueryparam>TestBucket</cfqueryparam> </cfquery>
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CFTable を使ってHTML にテーブルを出力:
<cftable query = "AmazonS3Query" border = "1" colHeaders colSpacing = "2" headerLines = "2" HTMLTable maxRows = "500" startRow = "1"/> <cfcol header="<b>Name</b>" align="Left" width=4 text="#Name#"></cfcol> <cfcol header="<b>OwnerId</b>" align="Left" width=7 text="#OwnerId#"></cfcol> </cftable>
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コードを実行してグリッドを表示します。
HTML 部分を含む以下のフルコードが利用できます。
<html>
<head><title>Hello World</title></head>
<body>
<cfoutput>#ucase("hello world")#</cfoutput>
<cfquery name="AmazonS3Query" dataSource="CDataAmazonS3">
SELECT * FROM ObjectsACL
</cfquery>
<cftable
query = "AmazonS3Query"
border = "1"
colHeaders
colSpacing = "2"
headerLines = "2"
HTMLTable
maxRows = "500"
startRow = "1">
<cfcol header="<b>Name</b>" align="Left" width=4 text="#Name#"></cfcol>
<cfcol header="<b>OwnerId</b>" align="Left" width=7 text="#OwnerId#"></cfcol>
</cftable>
</body>
</html>