標準ADO.NET プロシージャを使ってデータバインドして、Visual Studio ツールボックスのコントロールから Azure Management との双方向接続を実現。この記事ではVisual Studio のグラフィカルアプローチと、ほんの数行のコードでデータバインドをする方法を説明します。
データバインドによって、UI コントロールからデータに接続できます。 CData ADO.NET Provider for Azure Management を使って、Visual Studio 上でWindows Forms およびWeb Forms とAzure Management をデータバインドできます。この記事で、Azure Management を、ウィザードから変更をリアルタイムで反映するチャートにデータバインドする方法を説明します。 Code Walk-through セクションではチャートはほんの10行のコードで作成します。
チャートへのデータバインド
データバインドは3つのステップから構成されます;コントロールのインスタンス作成、データソースの設定、データバインドです。
接続を設定してデータベースオブジェクトを選択
下の手続きにより、データソース構成ウィザードを使ってチャートコントロールとAzure Management との接続を作成します。ウィザード上でデータバインドをするAzure Management エンティティを使います。
- Windows Forms プロジェクトでは、チャートコントロールをツールボックスからフォーム上にドラグ&ドロップします。チャートプロパティのデータセクションで DataSource を選択し、メニューからプロジェクトデータソースの追加を選択します。
- 出てくるデータソース構成ウィザードでデータベース -> データセットを選択します。
- データ接続ステップで、「新しい接続」をクリックします。
データ接続の選択ダイアログで、「変更」をクリックして、CData Azure Management データソースを選択して、接続プロパティを入力します。下は代表的な接続文字列ですです。:
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。次のプロパティを設定します。
SubscriptionId(オプション):Azure API Management エンドポイントにはサブスクリプションId が必要です。指定しない場合は、本製品はアカウントで使用可能な最初のサブスクリプションId を取得します。
Tenant(オプション):デフォルトと異なるテナントに認証したい場合は、テナントを指定できます。これは、デフォルトのテナントに所属していないSubscription と連携するために必要です。
接続すると、本製品はデフォルトブラウザでAzure Data Management OAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品にアクセス許可を与えます。本製品がOAuth プロセスを完了します。- 使用するデータソースオブジェクトを選択します。例は Subscriptions テーブルです。

DataBind
データソースの追加とデータベースオブジェクトを選択したら、チャートにオブジェクトをバインドします。この例では、X軸に DisplayName をY軸に AuthorizationSource を設定します。
- チャートプロパティで、Series プロパティをクリックし、Series コレクション エディター を開きます。
- Series プロパティでX軸、Y軸に設定するカラムを選択します:XValueMember および YValueMember プロパティにメニューからカラムを選びます。

チャートはこれでAzure Management にデータバインドされました。チャートを実行して最新のデータを表示させましょう。
コード Walk-through
Azure Management へのデータバインドはほんの数行のコードのみが必要で、3つの簡単なステップで完了できます。
- Azure Management に接続します。
- AzureDataManagementDataAdapter を作成して、クエリを作成し、結果を入れるデータセットを作成します。
- 結果セットとチャートをデータバインドします。
下に完全なコードを示します:
AzureDataManagementConnection conn = new AzureDataManagementConnection("");
AzureDataManagementCommand comm = new AzureDataManagementCommand("SELECT DisplayName, AuthorizationSource FROM Subscriptions", conn);
AzureDataManagementDataAdapter da = new AzureDataManagementDataAdapter(comm);
DataSet dataset = new DataSet();
da.Fill(dataset);
chart1.DataSource = dataset;
chart1.Series[0].XValueMember = "DisplayName";
chart1.Series[0].YValueMembers = "AuthorizationSource";
// Insert code for additional chart formatting here.
chart1.DataBind();