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詳細はこちら →Coopel のシナリオで使えるDB2 のデータ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発
クラウドRPA Coopel から DB2 のデータに接続するためのバックエンドAPI Server をCData API Server で構築
最終更新日:2025-05-22
この記事で実現できるDB2 連携のシナリオ
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
CData API Server を使って、Coopel から DB2 に接続、データを取得する方法を説明します。
API Server の設定
以下のリンクからAPI Server の無償トライアルをスタートしたら、セキュアなDB2 OData サービスを作成していきましょう。
CData API Server を使い始める
CData API Server は、オンプレミス型・AWS でのホスティングに対応しています。無償トライアルを提供していますので、自社のニーズにフィットするオプションを選択してお試しください。
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デプロイ
API Server は内蔵のJetty サーバー上で動作します。Windows をお使いの場合は、スタンドアロンサーバーとして起動するか、IIS に組み込んで使用することが可能です。また、お使いのJava サーブレットコンテナにAPI Server のWAR ファイルを配置して実行することもできます。具体的なセットアップ方法については、こちらのヘルプドキュメントをご覧ください。
DB2 への接続
Salesforce Connect からDB2 のデータを操作するには、まずDB2 への接続を作成・設定します。
- API Server にログインして、「Connections」をクリック、さらに「接続を追加」をクリックします。
- 「接続を追加」をクリックして、データソースがAPI Server に事前にインストールされている場合は、一覧から「DB2」を選択します。
- 事前にインストールされていない場合は、コネクタを追加していきます。コネクタ追加の手順は以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。
CData コネクタの追加方法はこちら >> - それでは、DB2 への接続設定を行っていきましょう!
-
DB2 に接続するには以下のプロパティを設定します。
- Server: DB2 を実行するサーバー名。
- Port: DB2 サーバーのポート。
- Database: DB2 データベース名。
接続の準備ができたら、認証スキームを選択し、以下で説明するように適切なプロパティを設定します。
本製品 は、DB2 への認証に4つの異なるスキームをサポートします。DB2 ユーザー資格情報(デフォルト)、暗号化されたユーザー資格情報、IBM Identity and Access Management(IAM)認証、および Kerberos です。
DB2 ユーザー資格情報
ユーザー資格情報を使用して認証するには、次のプロパティを設定します。- AuthScheme:USRIDPWD。
- User:データベースへのアクセス権を持つユーザーのユーザー名。
- Password:データベースへのアクセス権を持つユーザーのパスワード。
暗号化されたユーザー資格情報
サーバーがセキュア認証に対応しており、暗号化されたユーザー資格情報を使用して認証を行いたい場合は、このプロパティを設定します。- AuthScheme:EUSRIDPWD
IAM、Kerberos で認証したい場合は、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
パスワード方式によるSSH 接続
パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: DB2 のユーザ
- Password: DB2 のパスワード
- Database: DB2 の接続先データベース
- Server: DB2 のサーバー
- Port: DB2 のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Password"
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHPassword: SSH パスワード
接続文字列形式では以下のようになります。
Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=testUseSSH=true;SSHAuthMode=Password;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;
公開鍵認証方式方式によるSSH 接続
公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: DB2 のユーザ
- Password: DB2 のパスワード
- Database: DB2 の接続先データベース
- Server: DB2 のサーバー
- Port: DB2 のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Public_Key"
- SSHClientCertType: キーストアの種類
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス
接続文字列形式では以下のようになります。
Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;UseSSH=true;SSHAuthMode=Public_Key;SSHClientCertType=PUBLIC_KEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;
- 接続情報の入力が完了したら、「保存およびテスト」をクリックします。
DB2 に接続するには以下のプロパティを設定します。
- Server: DB2 を実行するサーバー名。
- Port: DB2 サーバーのポート。
- Database: DB2 データベース名。
接続の準備ができたら、認証スキームを選択し、以下で説明するように適切なプロパティを設定します。
本製品 は、DB2 への認証に4つの異なるスキームをサポートします。DB2 ユーザー資格情報(デフォルト)、暗号化されたユーザー資格情報、IBM Identity and Access Management(IAM)認証、および Kerberos です。
DB2 ユーザー資格情報
ユーザー資格情報を使用して認証するには、次のプロパティを設定します。- AuthScheme:USRIDPWD。
- User:データベースへのアクセス権を持つユーザーのユーザー名。
- Password:データベースへのアクセス権を持つユーザーのパスワード。
暗号化されたユーザー資格情報
サーバーがセキュア認証に対応しており、暗号化されたユーザー資格情報を使用して認証を行いたい場合は、このプロパティを設定します。- AuthScheme:EUSRIDPWD
IAM、Kerberos で認証したい場合は、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
パスワード方式によるSSH 接続
パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: DB2 のユーザ
- Password: DB2 のパスワード
- Database: DB2 の接続先データベース
- Server: DB2 のサーバー
- Port: DB2 のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Password"
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHPassword: SSH パスワード
接続文字列形式では以下のようになります。
Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=testUseSSH=true;SSHAuthMode=Password;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;
公開鍵認証方式方式によるSSH 接続
公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: DB2 のユーザ
- Password: DB2 のパスワード
- Database: DB2 の接続先データベース
- Server: DB2 のサーバー
- Port: DB2 のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Public_Key"
- SSHClientCertType: キーストアの種類
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス
接続文字列形式では以下のようになります。
Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;UseSSH=true;SSHAuthMode=Public_Key;SSHClientCertType=PUBLIC_KEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;
API Server のユーザー設定
次に、API Server 経由でDB2 にアクセスするユーザーを作成します。「Users」ページでユーザーを追加・設定できます。やってみましょう。
- 「Users」ページで ユーザーを追加をクリックすると、「ユーザーを追加」ポップアップが開きます。
-
次に、「ロール」、「ユーザー名」、「権限」プロパティを設定し、「ユーザーを追加」をクリックします。
-
その後、ユーザーの認証トークンが生成されます。各ユーザーの認証トークンとその他の情報は「Users」ページで確認できます。
DB2 用のAPI エンドポイントの作成
ユーザーを作成したら、DB2 のデータ用のAPI エンドポイントを作成していきます。
-
まず、「API」ページに移動し、
「 テーブルを追加」をクリックします。
-
アクセスしたい接続を選択し、次へをクリックします。
-
接続を選択した状態で、各テーブルを選択して確認をクリックすることでエンドポイントを作成します。
OData のエンドポイントを取得
以上でDB2 への接続を設定してユーザーを作成し、API Server でDB2 データのAPI を追加しました。これで、OData 形式のDB2 データをREST API で利用できます。API Server の「API」ページから、API のエンドポイントを表示およびコピーできます。

オンプレミスDB やファイルからのAPI Server 使用(オプション)
オンプレミスRDB やExcel/CSV などのファイルのデータを使用する場合には、API Server のCloug Gateway / SSH ポートフォワーディングが便利です。是非、Cloud Gatway の設定方法 記事を参考にしてください。
Coopel でシナリオを作成する
CData API Server 側の準備が完了したら、早速Coopel 側でシナリオの作成を開始します。
- まず、Coopel にログインし、必要に応じて新しいワークスペースを作成します。
- ワークスペースを作成後、CData API Server にアクセスするための認証情報をCoopel 上に保存しましょう。「シナリオアカウント設定」→「新規追加」→「その他のサービス」を選択します。
- ここで、CData API Server にアクセスするためのUserID とPassword を入力し、保存じます。Web サービス名には任意の名称を入力してください。
- 次にメインとなるシナリオを作成します。「シナリオ作成」をクリックし
- 任意の名称を入力します。





DB2 のデータを取得する処理を作成
シナリオを作成したらDB2 のデータを取得する処理の作成を進めましょう。
- Coopel からDB2 のデータを取得するためには、CData API Server を経由します。Coopelでは、ブラウザアクセスと同じような方法でCData API Server にアクセスするので、「URL にアクセス」のアクションを使って、データ取得を行います。Coopel のアクション一覧から「URL にアクセス」を配置し、先程検証した以下の「URL」および、「Basic 認証アカウント」に指定します。
- 続いて、表示されたデータをCoopel 上で扱いやすい形にするためにテーブルデータとして取得を行います。Coopel アクションの一覧から「テーブルデータを取得」を配置し、先程作成した「URL にアクセス」をブラウザへ指定。テーブルの要素として「table」を指定します。
- これで、Coopel 上でCData API Server 経由で取得したデータを操作する準備が整いました。あとはCoopel の様々なアクションを駆使して、フローを作成していきます。


ファイル出力処理を作成
データを取得する処理が作成できたら、そのデータをExcel ファイルに出力してみましょう。
- 最初に「ファイルの新規作成」アクションを使って、Excel ファイルを作成します。任意の名称でファイル名とシート名を指定してください。
- 次に「シートをシート名で指定」のアクションを配置して、先程作成したExcel ファイルのシートを参照します。
- シートを開いたら、取得したデータを「セルにペースト」アクションで貼り付けます。事前に作成した「対象シート」と、CData API Server から取得した「テーブルデータ」を指定します。書き込み対象セルは一番左上のセルから入力するので「A1」を指定しました。
- 最後に作成したExcelファイルを「ファイルを保存する」アクションで保存します。以上ですべてのシナリオが完成しました。




実行
それでは完成したシナリオを実行してみましょう。
- Coopelでは画面右上の「実行」ボタンでシナリオを試すことができます。正常に実行されると、以下のように「ファイルを保存する」アクションのダイアログに生成されたExcelファイルが表示されます。
- これをダウンロードして、Excel で開いてみると、以下のようにCData API Server 経由で取得したデータが入力されていることが確認できます。


まとめと30日の無償評価版のご案内
このように DB2 内のデータをCoopel で利用することができるようになります。CData API Server は、30日の無償評価版があります。是非、お試しいただき、Coopel からのデータ参照を体感ください。