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こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
この記事では、Visual Studio のウィザードを使って簡単なMVC(モデル・ビュー・コントローラ)プロジェクトを作成し、Entity Framework のメソッドを使うHCL Domino にcreate, read, update, delete (CRUD) コマンドクエリを実行する方法を説明します。
下記の手順に従って接続プロパティを保存し、データモデルのエンティティにテーブルをマップします。
必要な接続文字列プロパティを指定します。
CData 製品を経由してDomino に接続するには、「Proton コンポーネント」のインストールが必要です。通常、 Proton はAppDev パックの一部として配布されています。Proton またはAppDev パックの入手およびインストール方法については、HCL のドキュメントを参照してください。
CData 製品は匿名アクセス、またはクライアント証明書の提供によりProton を認証できます。 これらのオプションは両方ともDomino で特定の設定が必要です。
次の2セクションでは、接続に必要な事前設定について説明します。使用したい認証方法に対応するセクションを参照してください。
クライアント証明書による認証では、CData 製品は専用のユーザーアカウントとして接続します。このユーザーには、接続するすべてのデータベースに対するdesigner またはそれ以上のアクセス権が付与する必要があります。
また、CData 製品を使用するためにはユーザーがインターネット証明書を取得する必要があります。サーバーコンソールで以下のコマンドを実行することで、Proton にこの証明書を作成させることができます。 APPUSER はCData 製品でアクセス設定するユーザーアカウント名、ADMINISTRATOR は証明書を受け取るユーザー名です。
load proton --setupclient "APPUSER" --sendto "ADMINISTRATOR"新しい証明書は、Notes のADMINISTRATOR メールボックスから利用できます。証明書は、クライアント証明書(clientcert)およびキー(clientkey)の2ファイルに分けて送信される場合があります。 キーファイルのテキストを証明書ファイルの末尾にコピーアンドペーストして、2つのファイルを結合する必要があります。
匿名アクセスでは、CData 製品はAnonymous という一般的なユーザーアカウントで接続します。 接続するすべてのデータベースには、次の2つの権限が設定される必要があります。
接続するには以下を設定します。
CData 製品は、クライアント証明書を使用してProton に認証することも、匿名アクセスで認証することも可能です。
クライアント証明書で認証するには以下を設定します。
匿名認証を使用するには、AuthScheme をAnonymous に設定します。
一般的な接続文字列は次のとおりです。
Server=https://domino.corp.com;Database=names.nsf;Port=3002;SSLClientCertType=PEMKEY_FILE;SSLClientCert=full_path_of_certificate.pem;SSLServerCert=*
接続に名前を付け、資格情報などのセンシティブ情報を接続文字列に含めるかどうかを選択します。簡略化のため、この例ではセンシティブ情報をWeb.config に保存しています。
モデルの作成とプロジェクトのビルドが終わったら、以下の手順に従ってコントローラー、ビュー、および関連するCRUD メソッドを作成できます。 ByName テーブルに許可されたすべてのアクションのビューは、[Views]フォルダ内のByName サブフォルダに.cshtml ファイルとして格納されます。
[ソリューション エクスプローラー]で[Controllers]フォルダを右クリックし、[追加]>[コントローラー]をクリックします。コントローラーにDominoController のような名前を付け、以下のオプションを設定します。
これで、プロジェクトを実行できます。[Index]ビューにアクセスするには、"Domino" をURL に追加します。
このセクションでは、ほんの数行のコードでCRUD コマンドクエリをインプリメントする方法について説明します。利用可能なウィザードは、各ステップで詳しく説明します。
このチュートリアルを始める前に、エンティティデータモデルを作成しておいてください。HCL Domino へのコマンドを実行するために、コンテキストクラスのメソッドを使用していきます。[Entity Framework Data Model]ウィザードを使ってモデルを作成する方法については、前のセクションをご参照ください。 — これはモデルファーストアプローチです。 コードファーストアプローチの利用に関する詳細は、ヘルプドキュメントの「LINQ およびEntity Framework」をご参照ください。
以下のコードを追加し、コンテキストクラスをクラス変数としてインスタンスを生成します。この簡単な例では、コントローラーはコンテキストクラスのメソッドを直接呼び出してCRUD コマンドを実行します。
private DominoEntities db = new DominoEntities();
レコードのリストをビューに表示するには、Index メソッドを以下のように書き換えます。このコードは、コンテキストクラスのToList() メソッドを呼び出して、レコードテーブルを表示するビューを返します。デフォルトでは、Index メソッドは空のビューを返します。
public ActionResult Index() { return View(db.ByName.ToList()); }
ビューを作成するには、Index メソッド内を右クリックし、[Add View]をクリックします。ウィザードが表示されたら新しいビューIndex.cshtml を作成します。作成されたビューは[Views]フォルダに格納されます。このビューをロードするには、.cshtml ファイルを右クリックして[View In Page Inspector]をクリックします。
[Add View]ダイアログでビューに名前を付け、以下のオプションを設定します: