Dynamics CRM のデータをSisense でビジュアライズ

Dynamics CRM にアクセスできるSisense アプリでElastiCube を作成します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-04-14

この記事で実現できるDynamics CRM 連携のシナリオ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Sisense を使用すると、データを結合、分析、画像化lし、よりインテリジェントなビジネス決定を行い、効果的な戦略を作成できます。CData JDBC Driver for DynamicsCRM は、Sisense に簡単に統合して利用することができます。この記事では、Dynamics CRM に接続するElastiCube の作成方法と、それを使用してSisense のDynamics CRM をビジュアライズする方法を説明します。

Dynamics CRM への接続を構成する

ElastiCube を作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイル(通常はC:\Program Files\CDatat\CData JDBC Driver for DynamicsCRM\lib) のインストール場所をメモするか、jar ファイル(cdata.jdbc.dynamicscrm.DynamicsCRM.jar) をSisense JDBC driver ディレクトリの新しいフォルダ(通常はC:\ProgramData\Sisense\DataConnectors\jdbcdrivers)にコピーします。

  1. Sisense アプリケーションの[Data]ページで、新しいElastiCube を作成します(または既存のElastiCube を開きます)。
  2. [Model Editor]で[+ Data]をクリックし、[Add Data]ダイアログボックスを開きます。
  3. [Generic JDBC]をクリックし、[JDBC settings]を開きます。 Connecting via JDBC
  4. [Connection String]プロパティをDynamics CRM のJDBC URL に設定し、必要なプロパティを追加します。

    Dynamics CRM 接続プロパティの取得・設定方法

    Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。

    また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。

    ビルトイン接続文字列デザイナ

    JDBC URL の構成については、Dynamics CRM JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.dynamicscrm.jar

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

    JDBC URL を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって戻される行数を制限するため、可視化・レポートのデザイン設計時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

    以下は一般的な例です。

    jdbc:dynamicscrm:User=myuseraccount;Password=mypassword;URL=https://myOrg.crm.dynamics.com/;CRM Version=CRM Online;
  5. JDBC JAR フォルダプロパティをCData JDBC Driver JAR ファイルの場所に設定します(上記を参照)。
  6. ドライバーのクラス名をJDBC Driver のクラス名( cdata.jdbc.dynamicscrm.DynamicsCRMDriver) に設定します。
  7. ユーザー名とパスワードのプロパティは空欄にします。
  8. [Next]をクリックします。 A configured connection in Sisense (HubSpot is shown).

Dynamics CRM のデータをElastiCube に追加する

Dynamics CRM に接続すると、ElastiCubeにテーブルとビューを追加できます。

  1. [Tables]リストから、and/or ビューどちらのテーブルを使用するか選択思案す。
  2. (オプション) [+]をクリックしてSQL でインポートするデータをカスタマイズします。
  3. [Done]をクリックします Selected tables to add to the ElastiCube
  4. [Build]をクリックし、分析用のElastiCube をビルドします。

Dynamics CRM のデータをビジュアライズ

ElastiCube をDynamics CRM テーブルに追加することで、Dynamics CRM で分析を実行できます。

  1. Sisense アプリケーションの[Analytics]ページに移動します。
  2. Dashboard を選択(または新規作成) します。
  3. Data Source を選択し、[Create]をクリックします。 Selecting the newly created ElastiCube
  4. [+ Select Data]をクリックし、ビジュアライゼーションに追加するフィールドを選択します。 Visualizing data in Sisense (HubSpot is shown).

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