ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
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古川えりか
コンテンツスペシャリスト
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
Google Cloud SQL はGoogle Cloud が提供するフルマネージドのRDB サービスです。CData Sync なら、Google Cloud SQL インスタンスにリアルタイムDynamics CRM データを反復同期できます。企業のあらゆるデータを一か所に統合して管理することが可能になり、アーカイブ、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などでデータを活用できます。
まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は本記事の製品リンクからCData Sync をクリックして、30日の無償トライアルとしてCData Sync をインストールしてください。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。
それでは、データソース側にDynamics CRM を設定していきましょう。左の[接続]タブをクリックします。
Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。
また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。
それでは、CData Sync を使ってGoogle Cloud SQL にDynamics CRM データをレプリケーションするための設定を行っていきましょう。レプリケーションの同期先を追加するには、[接続]タブを開きます。次に、使用するGoogle Cloud SQL サービス(MySQL、PostgreSQL、またはSQL Server)に応じて、適切な保存先を選択します。
Java 版では、Microsoft SQL Server JDBC Driver が必要です。Microsoft ダウンロードセンターからダウンロードできます。JDBC ドライバーをJava Web サーバーのlib フォルダにコピーして接続します。
CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、Dynamics CRM からGoogle Cloud SQL という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[+ジョブを追加]ボタンをクリックします。
[ジョブを追加]画面が開き、以下を入力します:
Dynamics CRM のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、[種類]セクションで[すべて同期]を選択して、[ジョブを追加]ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、右上の[▷実行]ボタンをクリックするだけで、全Dynamics CRM テーブルのGoogle Cloud SQL への同期を行うことができます。
Dynamics CRM から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。[種類]セクションでは、[標準(個別設定)]を選んでください。
次に[ジョブ]画面で、[タスク]タブをクリックし、[タスクを追加]ボタンをクリックします。
するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。[ジョブを追加]ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、[▷実行]ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。
このようにとても簡単にDynamics CRM からGoogle Cloud SQL への同期を行うことができました。
CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の[概要]タブから[スケジュール]パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[間隔]と同期時間の[毎時何分]を設定し、[保存]を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。
CData Sync では、主要なデータソースでは、差分レプリケーションが可能です。差分レプリケーションでは、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。
差分レプリケーションを有効化するには、ジョブの[概要]タブから「差分レプリケーション」パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[開始日]と[レプリケーション間隔]を設定して、[保存]します。
CData Sync は、デフォルトではDynamics CRM のオブジェクト / テーブルをそのままGoogle Cloud SQL に複製します。しかし、テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションすること、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。
ジョブの[概要]タブ、[タスク]タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の[▶]の左側のメニューをクリックし、[編集]を選びます。タスクの編集画面が開きます。
UI からカラムを選択する場合には、[カラム]タブから[マッピング編集]をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。
SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、[クエリ]タブをクリックし、REPLICATE [テーブル名]の後に標準SQL でフィルタリングを行います。
このようにノーコードで簡単にDynamics CRM データをGoogle Cloud SQL にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。
日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。