Python でAmazon DynamoDB データを変換・出力するETL 処理を作る方法

CData Python Connector for AmazonDynamoDB とpetl モジュールを使って、Amazon DynamoDB データを変換後にCSV ファイルに吐き出すETL 処理を実装します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト


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CData

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Python ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Pythonエコシステムには多くのモジュールがあり、システム構築を素早く効率的に行うことができます。本記事では、CData Python Connector for AmazonDynamoDB とpetl フレームワークを使って、Amazon DynamoDB データにPython から接続してデータを変換、CSV に出力するETL 変換を実装してみます。

CData Python Connector は効率的なデータ処理によりAmazon DynamoDB データ にPython から接続し、高いパフォーマンスを発揮します。Amazon DynamoDB にデータをクエリする際、ドライバーはフィルタリング、集計などがサポートされている場合SQL 処理を直接Amazon DynamoDB 側に行わせ、サポートされていないSQL 処理については、組み込みのSQL エンジンによりクライアント側で処理を行います(JOIN やSQL 関数など)。

Amazon DynamoDB データへの接続

RDB と同感覚でAmazon DynamoDB データへの連携を行うことができます。必要な接続プロパティを使って接続文字列を作成します。本記事では、接続文字列をcreate_engine 関数のパラメータとして送ります。

Amazon DynamoDB への接続には、AccessKey、SecretKey、オプションでDomain とRegion を設定します。 AWS サービスアカウントのセキュリティクレデンシャルページでAccessKey とSecretKey を取得できます。 Region は、DynamoDB にログインしている時の左上に表示されています。

CData Amazon DynamoDB Connector をインストールしたら、次のように必要なモジュールをインストールし、Python オブジェクトでAmazon DynamoDB にアクセスします。

必要なモジュールのインストール

pip で必要なモジュールおよびフレームワークをインストールします:

pip install petl
pip install pandas

Python でAmazon DynamoDB データをETL 処理するアプリを構築

モジュールとフレームワークをインストールしたら、ETL アプリケーションを組んでいきます。コードのスニペットは以下の通りです。フルコードは記事の末尾に付いています。

CData Connector を含むモジュールをインポートします:

import petl as etl
import pandas as pd
import cdata.amazondynamodb as mod

接続文字列で接続を確立します。connect 関数を使って、CData Amazon DynamoDB Connector からAmazon DynamoDB への接続を行います

cnxn = mod.connect("Access Key=xxx;Secret Key=xxx;Domain=amazonaws.com;Region=OREGON;")

Amazon DynamoDB をクエリするSQL 文の作成

Amazon DynamoDB にはSQL でデータアクセスが可能です。Lead エンティティからのデータを読み出します。

sql = "SELECT Industry, Revenue FROM Lead WHERE FirstName = 'Bob'"

Amazon DynamoDB データ のETL 処理

DataFrame に格納されたクエリ結果を使って、petl でExtract(取得)、Transform(加工)、Load(ロード)を組みます。この例では、Amazon DynamoDB データ を取得して、Revenue カラムでデータをソートして、CSV ファイルにデータをロードします。

table1 = etl.fromdb(cnxn,sql)

table2 = etl.sort(table1,'Revenue')

etl.tocsv(table2,'lead_data.csv')

CData Python Connector for AmazonDynamoDB を使えば、データベースを扱う場合と同感覚で、Amazon DynamoDB データ を扱うことができ、petl のようなETL パッケージから直接データにアクセスが可能になります。

おわりに

Amazon DynamoDB Python Connector の30日の無償トライアル をぜひダウンロードして、Amazon DynamoDB データ への接続をPython アプリやスクリプトから簡単に作成しましょう。



フルソースコード

import petl as etl
import pandas as pd
import cdata.amazondynamodb as mod

cnxn = mod.connect("Access Key=xxx;Secret Key=xxx;Domain=amazonaws.com;Region=OREGON;")

sql = "SELECT Industry, Revenue FROM Lead WHERE FirstName = 'Bob'"

table1 = etl.fromdb(cnxn,sql)

table2 = etl.sort(table1,'Revenue')

etl.tocsv(table2,'lead_data.csv')

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