標準PowerShell cmdlets を使ってEvernote テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for Evernote は、直感的なEvernote データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、Evernote Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Evernote への接続を設定
Evernote はOAuth 認証標準を利用しています。埋め込みクレデンシャルを使用すると、接続プロパティを設定せずに接続できます。あるいは、アプリを作成してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得することもできます。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
$conn = Connect-Evernote -OAuthClientId "$OAuthClientId" -OAuthClientSecret "$OAuthClientSecret" -CallbackURL "$CallbackURL"
Evernote データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、Notes テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-Evernote -Connection $conn -Table Notes | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myNotesData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-Evernote から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-Evernote -Connection $conn -Table Notes -Where "Guid = ab26f704-5edf-4a9f-9e4c-8da893a4acd8" | Remove-Evernote
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyNotesUpdates.csv | %{ $record = Select-Evernote -Connection $Evernote -Table Notes -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-Evernote -Connection $evernote -Table Notes -Columns ("Title","Author") -Values ($_.Title, $_.Author) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-Evernote -Connection $evernote -Table Notes -Columns ("Title","Author") -Values ($_.Title, $_.Author) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。