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FineReport にMicrosoft Exchange のデータを連携してビジュアライズ・レポートを作成
Microsoft Exchange を帳票ツールのFineReport からデータソースとして設定する方法。
桑島義行
テクニカルディレクター
最終更新日:2022-11-02
CData
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
CData JDBC Driver for Exchange は、JDBC 標準に準拠しており、BI ツールからIDE まで幅広いアプリケーションでMicrosoft Exchange へのデータ連携を提供します。FineReport は中国BI ベンダー最大手の帆軟軟件(ファンランソフトウェア)が開発&販売する帳票とBIダッシュボード開発プラットフォームです。
この記事では、帳票ツールのFineReport からMicrosoft Exchange] に連携する方法を説明します。
Microsoft Exchange データのJDBC データソースを作成
下記の手順に従って、FineReport からMicrosoft Exchange にデータベース接続として繋ぎます。
- FineReport の「\FineReport_10.0\webapps\webroot\WEB-INF\lib」ディレクトリにCData JDBC ドライバインストールディレクトリの「lib」サブフォルダ内のcdata.jdbc.exchange.jar ファイルをコピーして配置します。製品版の場合には.lic ファイルも同様に配置します。
- FineReport の帳票デザイナーを起動します。[サーバ]タブから[データ接続定義]をクリックし、[JDBC]を選択します。
開いたデータ接続定義ウィンドウで接続を確立します。
- データベース:Other
- JDBC ドライバ:cdata.jdbc.exchange.ExchangeDriver
-
URL: jdbc:exchange: に続けてセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。
一般的なJDBC URL は次の通りです:
jdbc:exchange:User='[email protected]';Password='myPassword';Server='https://outlook.office365.com/EWS/Exchange.asmx';Platform='Exchange_Online';
- [接続プール属性]をクリックして、[接続の貸出前に接続有効性を検証]の属性項目を[なし]に変更します。
データ接続定義ウィンドウ上部の[接続テスト]をクリックします。これでMicrosoft Exchange データへの接続が確立され、FineReport 上で仮想RDB としてデータを連携利用することができるようになりました。
Microsoft Exchange のデータを実際にデザイナで抽出(Select)してレポートで使ってみる
- 左下ペインの+印をクリックし、[データベースクエリ]を選択します。データベースクエリウィンドウが開きます。
- 左上のドロップダウンリストで先ほど作成したJDBC 接続を選択します。
- 左ペインにMicrosoft Exchange のエンドポイントがそれぞれテーブルとして表示されます。
- Microsoft Exchange データの表示されているテーブルから抽出するテーブル・カラムを指定してSelect 文を書きます。
- プレビューをクリックするとデータがテーブル状で取得され、表示されます。
- 作成したデータセットを利用してダッシュボードを作成していきます。
このようにMicrosoft Exchange 内のデータをAPI を書くことなくFineReport上で連携利用することができるようになります。
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