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CData API Server

Facebook Ads データをAUTORO(旧Robotic Crowd) で連携して利用する方法

クラウド型RPA ツールのAUTORO(旧Robotic Crowd) で Facebook Ads データに連携利用する方法

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-05-16
facebookads ロゴ

CData

apiserver ロゴ画像

AUTORO

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

AUTORO(旧Robotic Crowd) www.roboticcrowd.com/ はクラウド型(SaaS)のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)で、普段利用しているブラウザで業務フローを記録し、ワークフローを作成することができるサービスです。

RPAの機能としての使いやすさはもちろんのこと、クラウドベースの特性を生かして、各種ストレージ(Google DriveやBox等)サービスやExcel・Google Spreadsheetなどの表計算ソフトとも連携できるのが特徴です。また、HTTPリクエストのアクションを利用することで、様々なAPIとの連携も可能になっています。

この記事ではCData API Server とADO.NET Facebook Ads Provider を使って、AUTORO(旧Robotic Crowd) でFacebook Ads データを操作できるようにします。

API Server の設定

次のステップに従い、セキュアな OData サービスを立ち上げます。

デプロイ

API Server はサーバー上で稼働します。Windows 版は、製品に組み込まれているスタンドアロンのサーバーかIIS に配置して稼働させることができます。Java 版では、Java servlet コンテナにAPI Server のWAR ファイルを配置します。 デプロイの詳細は製品ヘルプを参照してください。API Server を Microsoft AzureAmazon EC2Heroku にデプロイする方法はKB に記事があります。

Facebook Ads への接続

Facebook Ads アイコンをクリックして、接続画面を開き、接続プロパティを入力します。Facebook Ads のアイコンがデフォルトのAPI Server の接続先にない場合には、API Server がJava 版の場合はJDBC Drivers、API Server がWindows 版の場合はADO.NET Data ProvidersからFacebook Ads ドライバーをAPI Server と同じマシンにインストールして、API Server を再起動します。

Facebook Ads 接続プロパティの取得・設定方法

ほとんどのテーブルで、アプリケーション認証と同様にユーザー認証を必要とします。Facebook Ads はユーザー認証にOAuth 標準を使用しています。Facebook への認証には、組み込み認証を使用してブラウザ経由で完結することもできますし、Facebook にアプリを登録することで独自のOAuthClientId、OAuthClientSecret、CallbackURL を取得することもできます。

の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

任意で以下の項目を設定して、フィルタリングや集計を行うもできます。必要に応じてご利用ください。

  • Target:Facebook データのテーブルのいくつかはターゲットでフィルタリングできます。例えば、動画のコメントを取得するにはターゲットに動画のID を指定します。このプロパティは、クエリ結果を指定されたターゲットに合致するレコードにフィルタリングします。Target カラムを使ってクエリ毎にこの制限をかけることができます。
  • AggregateFormat:CData 製品は、いくつかのカラムを文字列集合として返します。例えば、エンティティのいいねデータは集計されて返されます。デフォルトでは、CData 製品はJSON で集計カラムを返します。集計をXML で返すことも可能です。
  • RetryLevel:このプロパティを使用して、特定の広告インサイトのクエリとエラーに対するクエリの自動再試行を制御します。

AUTORO(旧Robotic Crowd)

接続を確立後、[設定]→[リソース]の画面で からOData API として公開するエンティティを選択します。

API Server のユーザー設定

[設定]→[ユーザー]からAPI にアクセスできるユーザーの認証設定を行います。API Server はトークンでの認証を行うことができます。 IP アドレスでAPI へのアクセスを制限することも可能です。デフォルトではローカルマシンからのアクセスのみが許可されています。SSL の設定も可能です。

AUTORO(旧Robotic Crowd)

追加設定

AUTORO(旧Robotic Crowd) がクラウドサービスのため、API ServerはクラウドホスティングもしくはオンプレミスのDMZなどに配置して、AUTORO(旧Robotic Crowd) がアクセスできるように構成する必要があります。

API Server にはデフォルトでCloud Gatewayの機能も提供されているので、もしオンプレミスに配置する場合はこちらを使ってみてください。

AUTORO(旧Robotic Crowd)

今回 AUTORO(旧Robotic Crowd) では「URL上のファイルを取得」というアクションでAPI Serverからデータを取得します。その際に、API Serverの認証はクエリパラメータによる認証方法を利用するので、「クエリ文字列パラメータとして認証トークンを使用する」の設定を有効化しておきます。なお、「HTTPリクエスト」のアクションを利用する場合は、この設定は不要です。CData API Server : Authentication

API エンドポイントができたので、確認します。「API」タブに移動すると、追加したリソースが表示されています。ここでリクエスト方法などを確認できます。

AUTORO(旧Robotic Crowd)

また、API Server はJSON以外にも様々なフォーマットでデータを取得できます。今回は最終的にCSVファイルをGoogle Driveにアップロードするため末尾に「?@format=csv」というパラメータを記載します。これによりCSV形式のファイルを取得できます。

オンプレミスDB やファイルからのAPI Server 使用(オプション)

オンプレミスRDB やExcel/CSV などのファイルのデータを使用する場合には、API Server のCloug Gateway / SSH ポートフォワーディングが便利です。是非、Cloud Gatway の設定方法 記事を参考にしてください。

AUTORO(旧Robotic Crowd) でFacebook Ads データをCSV として扱う方法

AUTORO(旧Robotic Crowd) ワークフローの作成

  • それではワークフローを作成していきましょう。「ワークフロー」から「+ワークフローを作成」をクリックして、作業を開始します。
  • AUTORO(旧Robotic Crowd)
  • 任意のワークフロー名と割当ロボットを選択し「作成」をクリックします。なお、今回は実行結果がわかりやすいように「デバッグ実行モード」をONにしています。
  • まず、API Server経由でデータを取得するフローを構成します。 前述の通り、APIアクセス方法のアクション2種類あります。一つは「HTTPRequest」でJSONを取得したり、APIにデータを渡したりすることが可能です。 もう一つは「URL上のファイルを取得」でこれでURL先のファイルをダウンロードしてきて、処理することができます。
  • AUTORO(旧Robotic Crowd)
  • CData API Serverは両方のアクションで利用が可能ですが、今回はCSVファイルを Google Driveにアップロードしたいので、「URL上のファイルを取得」を使用します。JSONなどを利用したい場合は「HTTPRequest」を利用してください。
    「URL上のファイルを取得」を配置し、接続先となるURLを入力します。対象のAPI ServerのURLにパラメータとして「@authoken」と「@format」をそれぞれ指定します。リソースはFilm_listとしました。
    例:http://{API_SERVER_URL}/apiserver/api.rsc/film_list?@authtoken={USER_TOKEN}&@format=csv
    これによりCSVフォーマットでAUTORO(旧Robotic Crowd)にファイルをダウンロードできるようになります。
  • AUTORO(旧Robotic Crowd)
  • ダウンロードしてきたCSVにファイル名を指定します。「RenameFile」のアクションを配置し、以下のように「film_list.csv」と入力しました。
  • AUTORO(旧Robotic Crowd)
  • 最後に今回はGoogle Driveへファイルをアップロードします。「SavaFile」のアクションを配置し「ストレージプロバイダ」に別途接続したGoogle Driveの設定を入力し、アップロード先のフォルダを指定します。
  • AUTORO(旧Robotic Crowd)

以上でワークフローの構成は完了です。あとは「保存」ボタンをクリックして「実行」してみましょう。

CData API Server の無償版およびトライアル

CData API Server は、無償版および30日の無償トライアルがあります。是非、API Server ページ から製品をダウンロードしてお試しください。

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