製品をチェック

Google Cloud Storage Data Provider の30日間無償トライアルをダウンロード

 30日間の無償トライアルへ

製品の詳細

Google Cloud Storage アイコン Google Cloud Storage ADO.NET Provider 相談したい

Google Cloud Storage データに連携する.NET アプリケーションを短時間・低コストで作成して配布できます。

Blazor でGoogle Cloud Storage データにリアルタイムで連携するアプリを構築

ASP.NET Core Blazor C# でGoogle Cloud Storage にSQL でクエリ。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2021-11-03
googlecloudstorage ロゴ

CData

ado ロゴ画像
Blazor ロゴ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側Web UI を構築するためのフレームワークです。JavaScript の代わりにC# を使って、UI を作れるところが魅力です。また、既存の.NET ライブラリや.NET エコシステムを使うことができる利点があります。

CData ADO.NET Provider for GoogleCloudStorage は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってGoogle Cloud Storage を操作可能にします。Blazor が.NET Core 対応をしているため、Server Side Blazor からADO.NET Provider を使うことができます。この記事では、Server Side Blazor からGoogle Cloud Storage に接続して直接SQL クエリを実行する方法を説明します。

Blazor はADO.NET Provider の利用が可能

CData ADO.NET Provider for GoogleCloudStorage のインストール

CData ADO.NET Provider は、通常であればRDB に接続するフレームワークである ADO.NET DataAdapter やLinqToSQL(もしくはDapper などのORM を挟んでもいいです)であり、Google Cloud Storage のデータへもRDB と同感覚でアクセスが可能になります。

CData のWebsite からProvider をダウンロードして、マシンにインストールします。NuGet からインストールすることも可能です。Google Cloud Storage ADO.NET Data Provider で検索してください。

NuGet でADO.NET Google Cloud Storage Provider をインストール

Blazor でGoogle Cloud Storage にデータ連携するアプリを構築

Blazor にADO.NET Provider for GoogleCloudStorage を接続

  • Visual Studio を立ち上げて、Blazor アプリのプロジェクトを作成します。
  • Blazor アプリを作成
  • ソリューションエクスプローラーで「依存関係」から右クリックで「プロジェクト参照の追加」をクリック。
  • 参照マネージャーが開くので、「参照」ボタンをクリックして、先ほどインストールしたADO.NET Provider の.dll を選択します。「C:\Program Files\CData\CData ADO.NET Provider for GoogleCloudStorage 2019J\lib etstandard2.0」内のSystem.Data.CData.GoogleCloudStorage.dll」を参照に選びます。
  • ADO.NET for GoogleCloudStorage の.dll をBlazor アプリから参照

Blazor でGoogle Cloud Storage データをSELECT

サンプルプロジェクトの「Page」→「Index.razor」を開きます。

以下のコードを書きます。使っているクエリはおなじみの標準SQL です。Google Cloud Storage 固有のAPI を書かなくてもRDB と同感覚でSQL が書けるところがADO.NET Prover for GoogleCloudStorage の強味です。
@page "/" @using System.Data; @using System.Data.CData.GoogleCloudStorage;

Hello, world!

Welcome to your Data app.
@using (GoogleCloudStorageConnection connection = new GoogleCloudStorageConnection( "ProjectId='project1';")) { var sql = "SELECT Name, OwnerId FROM Buckets WHERE Name = 'TestBucket'"; var results = new DataTable(); GoogleCloudStorageDataAdapter dataAdapter = new GoogleCloudStorageDataAdapter(sql, connection); dataAdapter.Fill(results); @foreach (DataColumn item in results.Rows[0].Table.Columns) { } @foreach (DataRow row in results.Rows) { @foreach (var column in row.ItemArray) { } }
@item.ColumnName
@column.ToString()
}

ユーザーアカウントでの認証

ユーザー資格情報の接続プロパティを設定することなく接続できます。InitiateOAuth をGETANDREFRESH に設定したら、接続の準備が完了です。

接続すると、Google Cloud Storage OAuth エンドポイントがデフォルトブラウザで開きます。ログインして権限を付与すると、OAuth プロセスが完了します。

サービスアカウントでの認証

サービスアカウントには、ブラウザでユーザー認証を行わないサイレント認証があります。サービスアカウントを使用して、企業全体のアクセススコープを委任することもできます。

このフローでは、OAuth アプリケーションを作成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントを参照してください。以下の接続プロパティを設定したら、接続の準備が完了です:

  • InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定。
  • OAuthJWTCertType: PFXFILE に設定。
  • OAuthJWTCert: 生成した.p12 ファイルへのパスに設定。
  • OAuthJWTCertPassword: .p12 ファイルのパスワードに設定。
  • OAuthJWTCertSubject: 証明書ストアの最初の証明書が選ばれるように"*" に設定。
  • OAuthJWTIssuer: 「サービスアカウント」セクションで「サービスアカウントの管理」をクリックし、このフィールドをサービスアカウントID フィールドに表示されているE メールアドレスに設定。
  • OAuthJWTSubject: サブジェクトタイプが"enterprise" に設定されている場合はエンタープライズID に設定し、"user" に設定されている場合はアプリユーザーID に設定。
  • ProjectId: 接続するプロジェクトのID に設定。

これで、サービスアカウントのOAuth フローが完了します。

プロジェクトをリビルドして実行します。このようにGoogle Cloud Storage からデータを直接取得し、HTML テーブル形式にレンダリングしています。

Blazor アプリからGoogle Cloud Storage データをクエリ

もちろんSaaS データソースへの接続の場合には、RDB 向けのドライバーと違い最終的にはHTTP リクエストが行われるので、サーバーサイド Blazor としてサーバーサイドから実行されるのか、クライアントサイド Blazor として、実行中のブラウザからHTTPリクエストが行われるのかの違いはあります。そのあたりはネットワークやプロキシの設定として注意が必要でしょう。設定はコード内の接続プロパティで可能です。

まとめ

このようにサーバーサイドBlazor アプリから簡単にADO.NET Provider を使ってGoogle Cloud Storage にリアルタイムでデータ取得を行うアプリを作ることができました。Blazor が.NET Core、フレームワークのツール群を使えるというメリットを活かすことができます。今回はSELECT * でしたが、フィルタリングやJOIN も可能です。是非、30日の無償評価版でシンプルかつパワフルなADO.NET Provider でのサーバーサイドBlazor 連携をお試しください。

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。