クラウドRPA BizteX Connect で使えるGoogle Data Catalog のデータ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発

クラウドRPA BizteX Connect から Google Data Catalog のデータに接続するためのバックエンドAPI Server をCData API Server で構築

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2025-05-22

この記事で実現できるGoogle Data Catalog 連携のシナリオ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

CData API Server を使って、BizteX Connect から Google Data Catalog に接続してデータを取得する方法を説明します。

API Server の設定

以下のリンクからAPI Server の無償トライアルをスタートしたら、セキュアなGoogle Data Catalog OData サービスを作成していきましょう。

CData API Server を使い始める

CData API Server は、オンプレミス型・AWS でのホスティングに対応しています。無償トライアルを提供していますので、自社のニーズにフィットするオプションを選択してお試しください。
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デプロイ

API Server は内蔵のJetty サーバー上で動作します。Windows をお使いの場合は、スタンドアロンサーバーとして起動するか、IIS に組み込んで使用することが可能です。また、お使いのJava サーブレットコンテナにAPI Server のWAR ファイルを配置して実行することもできます。具体的なセットアップ方法については、こちらのヘルプドキュメントをご覧ください。

Google Data Catalog への接続

Salesforce Connect からGoogle Data Catalog のデータを操作するには、まずGoogle Data Catalog への接続を作成・設定します。

  1. API Server にログインして、「Connections」をクリック、さらに「接続を追加」をクリックします。 接続を追加
  2. 「接続を追加」をクリックして、データソースがAPI Server に事前にインストールされている場合は、一覧から「Google Data Catalog」を選択します。
  3. 事前にインストールされていない場合は、コネクタを追加していきます。コネクタ追加の手順は以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。
    CData コネクタの追加方法はこちら >>
  4. それでは、Google Data Catalog への接続設定を行っていきましょう! 接続設定
  5. Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法

    認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。

    • OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。 「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
    • ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。

    Google Data Catalog への認証

    CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。

    OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

  6. 接続情報の入力が完了したら、「保存およびテスト」をクリックします。

Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法

認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。

  • OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。 「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
  • ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。

Google Data Catalog への認証

CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。

OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

API Server のユーザー設定

次に、API Server 経由でGoogle Data Catalog にアクセスするユーザーを作成します。「Users」ページでユーザーを追加・設定できます。やってみましょう。

  1. 「Users」ページで ユーザーを追加をクリックすると、「ユーザーを追加」ポップアップが開きます。
  2. 次に、「ロール」、「ユーザー名」、「権限」プロパティを設定し、「ユーザーを追加」をクリックします。
  3. その後、ユーザーの認証トークンが生成されます。各ユーザーの認証トークンとその他の情報は「Users」ページで確認できます。

Google Data Catalog 用のAPI エンドポイントの作成

ユーザーを作成したら、Google Data Catalog のデータ用のAPI エンドポイントを作成していきます。

  1. まず、「API」ページに移動し、 「 テーブルを追加」をクリックします。
  2. アクセスしたい接続を選択し、次へをクリックします。
  3. 接続を選択した状態で、各テーブルを選択して確認をクリックすることでエンドポイントを作成します。

OData のエンドポイントを取得

以上でGoogle Data Catalog への接続を設定してユーザーを作成し、API Server でGoogle Data Catalog データのAPI を追加しました。これで、OData 形式のGoogle Data Catalog データをREST API で利用できます。API Server の「API」ページから、API のエンドポイントを表示およびコピーできます。

オンプレミスDB やファイルからのAPI Server 使用(オプション)

オンプレミスRDB やExcel/CSV などのファイルのデータを使用する場合には、API Server のCloug Gateway / SSH ポートフォワーディングが便利です。Cloud Gatway の設定方法 記事を参考にしてください。

プロジェクト・シナリオの作成

API Server 側の準備が完了したら、早速BizteX Connect 側でプロジェクト・シナリオの作成を開始します。

  1. まずはプロジェクトとシナリオ(フロー)を作成します。シナリオ(フロー)はプロジェクト単位でまとめて管理できるようです。
  2. 「新規プロジェクト作成」をクリック
  3. 任意の名称でプロジェクトを作成します。
  4. その後「+新規シナリオ作成」をクリックして、kintone データ連携シナリオの作成を進めていきます。

起動イベントの設定

シナリオの作成で一番最初に設定することが、起動イベントの構成です。BizteX Connect ではさまざまな起動イベントが存在しますが、今回は検証用途として「手動」実行にしてみました。

  1. 「アプリ選択」の一覧から「一般」を選択し
  2. 「ボタンを押して実行」を選択します。
  3. それぞれのイベントでは出力データが変数として格納されます。内容を確認して「完了して次へ」をクリックしましょう。

HTTP コネクタの構成

今回のシナリオでは、Google Data Catalog のデータを取得して BizteX Connect で扱えるようにします。

  1. API Server へのアクセスには「HTTP コネクタ」が利用できるので、アプリの一覧から選択します。
  2. アクションは「HTTP リクエスト」を指定します。
  3. 続いて、データを取得するためのAPI リクエストを指定します。今回はデータを取得するのでGET リクエストです。対象のURL はAPI Server のAPI ドキュメントから取得してきて指定しましょう。
  4. 基本設定が完了したら、オプションを指定します。ここで最低限必要になるオプションはAPI Server への認証情報の指定です。以下のようなJSON 形式でx-cdata-authtoken のプロパティにAPI Server で構成したユーザーのトークンを指定すれば接続が行えます。
  5. すべての設定が完了したら出力結果を確認してみましょう。以下のようにBody の中の「value」オブジェクトの中に配列形式でデータが格納されていることが確認できます。正常にBizteX Connect からGoogle Data Catalog のデータが取得できていますね。
  6. あとはBizteX Connect の各種機能を活用して、さまざまなサービスとの連携を実現できます。

このように、CData API Server を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携をしたプロジェクトをBizteX Connect で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData API Server の詳細をこちらからご覧ください。

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