iODBC でCData ODBC Driver for IBM Cloud SQL Query のDSN を作成し、Mac OS X 上のMicrosoft Excel でIBM Cloud SQL Query に連携。
Microsoft Excel は、データの入力、集計、グラフ表示、ピボットテーブル、マクロプログラミング言語など多様な機能により、Windows、Mac マシンを問わずビジネスユーザーに愛用されているアプリケーションです。 本記事では、iODBC でのIBM Cloud SQL Query DSN の作成方法と、Mac OS X で起動するMicrosoft Excel からのIBM Cloud SQL Queryの連携利用について説明します。
Mac OS X へのCData ODBC Drivers のインストール
CData ODBC Driver for IBM Cloud SQL Query は、iODBC Driver マネージャに事前設定されているので、簡単に多くのツールから簡単に使うことができます。
iODBC のDSN の作成
ODBC Driver for IBM Cloud SQL Query をインストールすると、iODBC Driver マネージャに登録されます。iODBC Administrator でDSN の接続プロパティを入力する必要があります。 ドライバーのインストールで自動的にシステムDSN が作成されます。システムDSN はすべてのユーザーからアクセスできます。一方、ユーザーDSN はそのユーザーからしかアクセスできません。 ただし、システムDSN の設定には権限が必要です。
- ターミナルを開き、次のコマンドを入力して正しい権限でAdministrator を開きます: sudo /Applications/iODBC/iODBC\ Administrator.app/Contents/MacOS/iODBC\ Administrator
- System タブでCData IBMCloudSQLQuery データソースを開きます。
- Add ボタンをクリックし、key-value ペアの形で接続プロパティを入力します。
IBM Cloud SQL は、OAuth およびHMAC 認証標準を使います。詳細はヘルプドキュメントを参照してください。
OAuth での認証の場合、OAuth フローが正しく実行されるためにDSN に追加でkey-value ペアを入力します:
Keyword | Value | |
---|---|---|
Other | CheckPromptMode=False |
Microsoft Excel からIBM Cloud SQL Query データにアクセス
上のステップで設定されたDSN を使って、Microsoft Excel からIBM Cloud SQL Query データにアクセスができます。
- Microsoft Excel を開き、スプレッドシートを開きます。
- データリボンの[データベース]から[新しいクエリ]を選択します。
- 上のステップで設定したユーザーもしくはシステムDSN を選択して、OK を押します。
- Microsoft Query ウィザードでクエリを作成します:
- [Return Data]をクリックして、クエリを実行して、Excel にデータを取得します。

CData ODBC Driver for IBM Cloud SQL Query を使って、簡単にExcel にIBM Cloud SQL Query を取得することができました。データ取得ができれば、Excel のパワフルな分析、レポート、変換機能を駆使して様々な処理を行うことが可能です。