SSRS レポートサーバーにADO.NET Provider を配置してJira Service Management 連携

SSRS レポートサーバーからJira Service Management のデータに連携してレポートを作成。ネイティブモードレポートサーバーでも、SharePoint farm でも。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-09-21

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。



この記事では、CData ADO.NET Provider for JiraServiceDesk をSSRS レポートサーバーで配布する方法を説明します。また、共有データソースも作成します;共有データソースは、複数の帳票からリアルタイムJira Service Management への接続を可能にします。共有データソースへは、Visual Studio のレポートデザイナーから接続できます。

ADO.NET Provider の配置

ネイティブモードのレポートサーバー、およびSharePoint server farm の一部としてインストールされたレポートサーバーに、同じ手順でプロバイダーを配布できます。プロバイダーに同梱されているInstallProvider.exe ユーティリティを使って、レポートサーバーにプロバイダーを配布します。InstallProvider.exe は、プロバイダーのインストールディレクトリの[lib]ブフォルダ内にあります。SQL サーバーのバージョン用のexe ファイルとSSRS フォルダを、配布するマシンにコピーします。/installssrs flag でexe ファイルを実行します。

.\InstallProvider.exe /installssrs PathToFolderWithSSRSDLL

Jira Service Management に共有データソースを作成

レポートサーバーから直接、またはSharePoint サイトから共有データソースを作成できます。あるいは、レポートデザイナーを使って作成することも可能です。

レポートデザイナー

レポートデザイナーを使って、ネイティブモードのレポートサーバーまたはSharePoint server farm のレポートサーバーで、共有データソースを作成できます。

  1. レポートサーバープロジェクトで、[ソリューション エクスプローラー]の[Shared Data Sources]を右クリックします。
  2. データソースに名前を入力し、[Type]メニューでCData JiraServiceDesk Report を選択します。
  3. [接続文字列]ボックスでJira Service Management に接続するための接続文字列を入力します。一般的な接続文字列は次のとおりです。 ApiKey=myApiKey;User=MyUser;

    Jira Service Management 接続プロパティの取得・設定方法

    任意のJira Service Management Cloud またはJira Service Management Server インスタンスへの接続を確立できます。接続するにはURL プロパティを設定します。

    • URL(例:https://yoursitename.atlassian.net)

    カスタムフィールドへのアクセス

    デフォルトでは、CData 製品はシステムフィールドのみを表示します。Issues のカスタムフィールドにアクセスするには、IncludeCustomFields を設定します。

    Jira Service Management への認証

    ベーシック認証

    ローカルサーバーアカウントで認証するためには、次の接続プロパティを指定します。

    • AuthSchemeBasic に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • Password:認証ユーザーのパスワードに設定。

    API トークン

    Cloud アカウントに接続するには、APIToken を取得する必要があります。API トークンを生成するには、Atlassian アカウントにログインして「API トークン」 -> 「API トークンの作成」をクリックします。生成されたトークンが表示されます。

    データに接続するには以下を設定します。

    • AuthSchemeAPIToken に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • APIToken:作成したAPI トークンに設定。

    ちなみに、Cloud アカウントへの接続でパスワード認証を使うことも可能ですが、非推奨となっています。

    OAuth 2.0

    Jira Service Management のOAuth 2.0 サポート(3LO)を活用して、ログインクレデンシャルなしでデータに接続することもできます。

    この場合、AuthSchemeをすべてのOAuth フローでOAuth に設定する必要があります。また、すべてのシナリオでカスタムOAuth アプリケーションを作成して構成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

    Properties to define a shared data source in Report Designer. (Salesforce is shown.)

  4. プロジェクトのプロパティに、フォルダとサーバーURL を設定します。SharePoint にパブリッシュしている場合は、すべてのプロパティの値は有効なURLである必要があります。
  5. 共有データソースを右クリックし[Deploy]をクリックします。

レポートサーバー

レポートサーバーのネイティブモードのインストールでは、Report Manager を使って共有データソースを作成できます。レポートサーバーでデータソースを管理する権限が必要です。

  1. Report Manager のHome ページから[New Data Source]をクリックします。[New Data Source]ページが表示されます。
  2. データソースに名前を入力し、[Data Source Type]メニューでCData JiraServiceDesk Report を選択します。
  3. [接続文字列]ボックスでJira Service Management に接続するための接続文字列を入力します。一般的な接続文字列は次のとおりです。 ApiKey=myApiKey;User=MyUser;

    Jira Service Management 接続プロパティの取得・設定方法

    任意のJira Service Management Cloud またはJira Service Management Server インスタンスへの接続を確立できます。接続するにはURL プロパティを設定します。

    • URL(例:https://yoursitename.atlassian.net)

    カスタムフィールドへのアクセス

    デフォルトでは、CData 製品はシステムフィールドのみを表示します。Issues のカスタムフィールドにアクセスするには、IncludeCustomFields を設定します。

    Jira Service Management への認証

    ベーシック認証

    ローカルサーバーアカウントで認証するためには、次の接続プロパティを指定します。

    • AuthSchemeBasic に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • Password:認証ユーザーのパスワードに設定。

    API トークン

    Cloud アカウントに接続するには、APIToken を取得する必要があります。API トークンを生成するには、Atlassian アカウントにログインして「API トークン」 -> 「API トークンの作成」をクリックします。生成されたトークンが表示されます。

    データに接続するには以下を設定します。

    • AuthSchemeAPIToken に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • APIToken:作成したAPI トークンに設定。

    ちなみに、Cloud アカウントへの接続でパスワード認証を使うことも可能ですが、非推奨となっています。

    OAuth 2.0

    Jira Service Management のOAuth 2.0 サポート(3LO)を活用して、ログインクレデンシャルなしでデータに接続することもできます。

    この場合、AuthSchemeをすべてのOAuth フローでOAuth に設定する必要があります。また、すべてのシナリオでカスタムOAuth アプリケーションを作成して構成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

    Properties to define a shared data source in Report Manager. (Salesforce is shown.)

SharePoint

SharePoint サイトで共有データソースを作成する方法は、次のとおりです。レポートサーバーcontent タイプをライブラリに追加していない場合は、追加しておく必要があります:

  1. SharePoint にログインし、.rsds ファイルを保存したいライブラリを開きます。
  2. [Library Tools]タブで[Settings]リボングループから[Library Settings]をクリックします。
  3. [General Settings]セクションで[Advanced Settings] をクリックします。
  4. [Content Types]セクションで[Yes]を選択し、cntent タイプの管理を許可します。[Content Types]セクションは[Library Settings]ページに追加されます。
  5. 既存のサイトcontent タイプから[Add]をクリックします。
  6. [Available Site Content Types]リストから[レポートデータソース]を選択し、[Add]をクリックします。

これで、共有データソースを作成できます。Jira Service Management への接続情報を含む.rsds ファイルを作成します。

  1. SharePoint にログインし、.rsds ファイルを保存したいライブラリを開きます。
  2. [Library Tools]タブで[Documents]>[Create Document]>[Report Data Source]をクリックします。
  3. データソースに名前を入力します。
  4. [Data Source Type]メニューでCData JiraServiceDesk Report を選択します。
  5. [接続文字列]ボックスでJira Service Management に接続するための接続文字列を入力します。一般的な接続文字列は次のとおりです。 ApiKey=myApiKey;User=MyUser;

    Jira Service Management 接続プロパティの取得・設定方法

    任意のJira Service Management Cloud またはJira Service Management Server インスタンスへの接続を確立できます。接続するにはURL プロパティを設定します。

    • URL(例:https://yoursitename.atlassian.net)

    カスタムフィールドへのアクセス

    デフォルトでは、CData 製品はシステムフィールドのみを表示します。Issues のカスタムフィールドにアクセスするには、IncludeCustomFields を設定します。

    Jira Service Management への認証

    ベーシック認証

    ローカルサーバーアカウントで認証するためには、次の接続プロパティを指定します。

    • AuthSchemeBasic に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • Password:認証ユーザーのパスワードに設定。

    API トークン

    Cloud アカウントに接続するには、APIToken を取得する必要があります。API トークンを生成するには、Atlassian アカウントにログインして「API トークン」 -> 「API トークンの作成」をクリックします。生成されたトークンが表示されます。

    データに接続するには以下を設定します。

    • AuthSchemeAPIToken に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • APIToken:作成したAPI トークンに設定。

    ちなみに、Cloud アカウントへの接続でパスワード認証を使うことも可能ですが、非推奨となっています。

    OAuth 2.0

    Jira Service Management のOAuth 2.0 サポート(3LO)を活用して、ログインクレデンシャルなしでデータに接続することもできます。

    この場合、AuthSchemeをすべてのOAuth フローでOAuth に設定する必要があります。また、すべてのシナリオでカスタムOAuth アプリケーションを作成して構成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

    Properties to define a shared data source in SharePoint. (Salesforce is shown.)

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。