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Power BI Service でKintone データをリアルタイムでビジュアライズ

CData Connect Cloud を使用してリアルタイムでKintone データに接続し、オンプレミスゲートウェイ経由でPower BI Service でカスタムレポートを作成します。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー

最終更新日:2022-03-07
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Power BI ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power BI を使えば組織のデータをリッチなビジュアルに変換して収集および整理することができるため、重要なことだけに集中できます。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にKintone データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power BI のKintone データからデータセットを構築して公開し、Power BI サービスのKintone データに関するレポートを作成する方法について説明します。

CData Connect Cloud は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをKintone に提供し、データを複製せずにPower BI のリアルタイムKintone データと簡単に統合できるようにします。ビジュアライゼーションを作成すると、Power BI はデータを収集するためのSQL クエリを生成します。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をKintone に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、要求されたKintone データを高速で返します。

Connect Cloud からKintone に接続する

CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションを追加
  2. Add Connection パネルから「Kintone」を選択します。 データソースを選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Kintone に接続します。

    Kintone 接続プロパティの取得・設定方法

    Kintone に接続するには、以下の接続プロパティを設定してください。

    • Url:Kintone へのアクセスURL。例えば、https://yoursitename.cybozu.com またはhttps://yoursitename.kintone.com
    • User:アカウントのユーザー名
    • Password:アカウントのパスワード

    Basic 認証を利用する

    ご利用のKintone ドメインでBasic 認証の機能を設定している場合は、接続プロパティの「詳細」設定からBasicAuthUser およびBasicAuthPassword を追加で指定してください。

    クライアントSSL を利用する

    Basic 認証の代わりにクライアント証明書を使った認証を利用する場合は、SSLClientCertSSLClientCertTypeSSLClientCertSubject、 およびSSLClientCertPassword を指定ください。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit Kintone Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
  2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

コネクションが構成されたら、Power BI からKintone に接続できるようになります。

Power BI からConnect Cloud に接続する

Power BI サービスでリアルタイムKintone データに接続してビジュアライズするには、オンプレミスデータゲートウェイをインストールしてPower BI サービスからゲートウェイにデータソースを追加し、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開します。

オンプレミスデータゲートウェイをインストールする

Microsoft オンプレミスデータゲートウェイは、接続されたデータソースとさまざまなクラウドベースのMicrosoft ツールおよびプラットフォーム間の安全なデータ転送を提供します。ゲートウェイの詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

Power BI サービスからゲートウェイをダウンロードし、インストールできます。

  1. PowerBI.com にログインします。
  2. 「Download」メニューをクリックし、「Data Gateway」をクリックします。 Download the Data Gateway
  3. インストールの手順に従ってゲートウェイの名前をメモします。

Kintone をデータソースとしてPower BI サービスに追加する

データゲートウェイをインストールしたら、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加します。

  1. PowerBI.com にログインします。
  2. 「Settings」メニューをクリックして「Manage gateways」をクリックします。 Settings -> Manage gateways
  3. 「ADD DATA SOURCE」をクリックしてConnect Cloud への接続を構成します。

    • Data Source Name をConnectCloudKintone に設定します。
    • Data Source Type としてSQL Server を選択します。
    • Servertds.cdata.com,14333 に設定します。
    • Database をKintone コネクションの名前に設定します。(例:Kintone1)
    • Authentication Method をBasic に設定します。
    • Username をConnect Cloud のユーザーに設定します。(user@mydomain.com)
    • Password をユーザーのPAT に設定します。

Power BI Desktop からデータセットを公開する

ゲートウェイをインストールし、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加すると、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開できます。

  1. Power BI を開いて「Get Data」-->「More」とクリックし、SQL Server データベースを選択して「Connect」をクリックします。
  2. Create a new connection in Power BI
  3. 接続プロパティを設定し、「OK」をクリックします。
    • Servertds.cdata.com,14333 に設定します。
    • Database をKintone コネクションの名前に設定します。(例:Kintone1)
    • Data Connectivity mode をDirectQuery* に設定します。
    Connect to CData Connect Cloud instance * DirectQuery は、Kintone データのリアルタイムクエリ処理とリアルタイムのビジュアライゼーションを可能にします。
  4. 「authentication」ウィザードで「Database」を選択してUser namePassword のプロパティを設定し、「Connect」をクリックします。
  5. Authenticate the connection
  6. 「Navigator」ダイアログでテーブルを選択し、ビジュアライズします。
  7. 「Query Editor」では、Kintone カラムをフィルタリング、並べ替え、要約することでデータセットをカスタマイズできます。「Edit」をクリックしてクエリエディタを開きます。行をフィルタするには、行を右クリックします。カラムヘッダーを右クリックして、次のオプションを実行します。

    • カラムのデータタイプを変更
    • カラムの削除
    • カラムをグループ化

    Power BI は、Connect Cloud によって報告されたKintone メタデータから、各カラムのデータタイプを検出します。

    Power BI は、クエリへの変更を「Applied Steps」セクションに記録し、リモートKintone データに対して実行される、基礎となるデータ取得クエリを調整します。「Close and Apply」をクリックすると、Power BI はデータ取得クエリを実行します。

    もしくは、「Load」をクリックしてデータをPower BI にプルします。

  8. 「Relationships」タブで選択したエンティティ間のリレーションを定義します。
  9. 「Home」メニューから「Publish」をクリックして「Workspace」を選択します。

Power BI Service からKintone データを使ってレポートとダッシュボードを作成する

Power BI サービスにデータセットを公開したので、公開されたデータに基づいて新しいレポートとダッシュボードを作成できます。

  1. PowerBI.com にログインします。
  2. 「Workspaces」をクリックし、ワークスペースを選択します。
  3. 「Create」をクリックし、「Report」を選択します。
  4. レポート用に公開されたデータセットを選択します。 Select a dataset
  5. フィールドとビジュアライゼーションを選択してレポートを追加します。 Visualizing Kintone データ in the Power BI service

クラウドアプリケーションからKintone データへのSQL アクセス

Power BI サービスからKintone データへリアルタイムで直接接続ができるようになりました。これで、Kintone を複製せずにより多くのデータソースや新しいビジュアライゼーション、レポートを作成することができます。

クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect Cloud をお試しください。

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