Power Automate を使用してLDAP のデータを自動化フローに統合
CData Connect Server を使用してLDAP のデータに接続し、LDAP のデータをリアルタイムでPower Automate タスクに統合します。
加藤龍彦
デジタルマーケティング
最終更新日:2022-11-11
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Microsoft Power Automate(旧Microsoft Flow)は、一般的なアプリとサービスでイベント(ワークフロー)を自動化するオンラインサービスです。CData Connect Server と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にLDAP のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Automate からConnect Server に接続し、リアルタイムLDAP のデータをワークフローとタスクに統合する方法を説明します。
CData Connect Server は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをLDAP に提供し、データを複製せずにPower Automate からリアルタイムLDAP のデータとの統合を手軽に実現します。Power Automate はCData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をLDAP に直接プッシュして、サーバー側の処理を利用して、LDAP のデータを素早く返します。
- Connect Server にログインし、[DATA MODEL]をクリックします。
- [Available Data Sources]から[LDAP]を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、LDAP に接続します。
リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob
F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。
CData 製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、CData 製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。
TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
- FollowReferrals:設定すると、CData 製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
- LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、CData 製品はversion 2 を使用します。
- BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain"
の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
- Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。
- Create & Test をクリックします。
- Edit LDAP Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
- USERS タブでAuthToken を取得します。
コネクションが構成されたら、Power Automate からLDAP に接続できるようになります。
CData Connect Server に接続する
Connect Server を使用してLDAP のデータをPower Automate タスクに統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。
- Power Automate にログインします。
- [Data]->[Connections]->[New connection]とクリックします。
- SQL Server を選択します。
- 接続ウィザードにて
- Authentication Type を"SQL Server Authentication" に設定します。
- SQL server name をConnect Server インスタンスのアドレスに設定します。(CONNECT_SERVER_URL)
- SQL database name を以前作成したLDAP の名前(ldapdb など)に設定します。
- Username とPassword を設定し、[Create]をクリックします。
LDAP のデータをPower Automate Tasks に統合する
Connect Server への接続が構成されたら、リアルタイムLDAP のデータをPower Automate タスクに統合する事ができるようになります。
- Power Automate にログインします。
- [My flows]->[New]とクリックし、空白またはテンプレートからフローを作成することを選択します。
- SQL Server アクション(Get rows など)を追加または構成し、Connect Server 接続に接続するようにアクションを構成します。
- 使用するテーブルをドロップダウンメニューから選択し、詳細オプション(フィルタ、オーダーなど)を構成します。
- フォローしてテストするアクションを構成し、フォローを保存します。
クラウドアプリケーションからLDAP のデータへのSQL アクセス
Power Automate タスクからLDAP のデータへリアルタイムに直接接続できるようになりました。これで、LDAP のデータを複製せずにより多くの接続とワークフローを作成してビジネスを推進できます。
クラウドアプリケーションから直接250を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Cloud を参照してください。