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LDAP ODBC Driver

LDAP ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなLDAP ディレクトリサービスに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにLDAP オブジェクトにアクセスし、任意のObjectClass のカスタムテーブルを定義し、SQL クエリーを実行できます。

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Crystal Reports にLDAP を連携してLDAP データを使った帳票を作成


レポート作成ウィザードを使って、最新のLDAP データを使った帳票を作成。


古川えりか
コンテンツスペシャリスト



Crystal Reports には、ODBC 標準向けのサポートが組み込まれています。CData ODBC Driver for LDAP は、Crystal Reports でレポート作成ウィザードやその他のツールを使ってLDAP へのアクセスを可能にします。この記事では、LDAP の機能を持つシンプルな帳票を作成する方法を説明します。

LDAP データに接続

下記の手順に従って、レポート作成ウィザードを使ってLDAP 接続を作成します。

  1. ODBC 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)の設定を行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。一般的な接続プロパティは以下のとおりです:

    • User
    • Password
    • Server
    • Port

    Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターで必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

    リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。 本製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、本製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。 TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

      基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
    • FollowReferrals:設定すると、本製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
    • LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、本製品はversion 2 を使用します。
    • BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain" の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
    • Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。

  2. 新しい帳票で、[Create New Connection]>[ODBC]をクリックします。

  3. ウィザードが表示されたら[Select Data Source]をクリックし、[Data Source Name]メニューでDSN を選択します。 The LDAP DSN selected in the Report Wizard. (Salesforce is shown.)

LDAP データに連携する帳票をデザイン

ODBC 接続をLDAP に追加したら、レポート作成ウィザードを使ってLDAP を帳票に追加できます。

  1. 帳票に必要なテーブルやフィールドを選択して、データソースを設定します。この例では、User テーブルのId およびLogonCount カラムを使います。

    LDAP tables in the Report Wizard. (Salesforce is shown.)
  2. チャートの種類を設定。 例えば、LogonCount をId で表すシンプルなチャートを作成します。 ウィザードを完了すると、Crystal Reports はLDAP に実行されるSQL クエリをビルドします。ドライバーは、リアル隊うLDAP に対してクエリを実行します。

    Chart type, axes, and summary type in the Report Wizard. (Salesforce is shown.)
  3. 必要に応じて、ほかのフィルタやレポートテンプレートを設定します。
  4. データのインポートが終わったら、レポートフィールドをサマライズもしくはソートするチャートやレポートオブジェクトを作成できます。[Insert]>[Chart]をクリックして、チャートエキスパートを開きます。Total LogonCount by Id を表すグラフを作成するには、Id を[On Change Of]メニューセレクションの下のボックスに追加してからLogonCount を[Show Values]の下のボックスに追加します。

    The x and y axes of the chart.

完成した帳票をプレビューして、チャートにデータが入っていることを確認します。Null 値を取り除きたい場合は、SelectionFormula を使います。

A chart with null values filtered out. (Salesforce is shown.)