製品をチェック

LDAP ODBC Driver の30日間無償トライアルをダウンロード

 30日間の無償トライアルへ

製品の詳細

LDAP アイコン LDAP ODBC Driver 相談したい

LDAP ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなLDAP ディレクトリサービスに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにLDAP オブジェクトにアクセスし、任意のObjectClass のカスタムテーブルを定義し、SQL クエリーを実行できます。

PolyBase で外部データソースとしてLDAP を連携利用

CData ODBC ドライバとSQL Server 2019 のPolyBase を使って、リアルタイムLDAP に外部データソースとしてアクセス。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-04-21
ldap ロゴ

CData

odbc ロゴ画像
SQL Server PolyBase ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

SQL Server のPolyBase は、データベーステーブルをクエリするTransact-SQL 構文を使って、外部データにクエリする仕組みです。 CData ODBC Driver for LDAP を組み合わせて使うことで、SQL Server データと同じようにLDAP へのアクセスが可能です。 本記事では、外部データソースと外部テーブルの作成から、T-SQL クエリを使ってリアルタイムLDAP のデータへ接続を認可するところまで説明します。

CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、PolyBase でリアルタイムLDAP のデータを送受信するための圧倒的なパフォーマンスを提供します。SQL Server からLDAP に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をLDAP に直接プッシュダウンし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作) をクライアント側で処理します。また、PolyBase を使用することで、単一のクエリを使用して分散ソースからデータをプルし、SQL Server データをLDAP と結合することもできます。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. LDAP をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにLDAP のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてLDAP の接続を設定、2.PolyBase 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとLDAP への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからLDAP ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。PolyBase を使用してSQL Server に外部データソースを作成するには、System DSN を構成します。(CData LDAP Sys は自動的に作成されます。)

リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。 CData 製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、CData 製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。 TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

    基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
  • FollowReferrals:設定すると、CData 製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
  • LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、CData 製品はversion 2 を使用します。
  • BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain" の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
  • Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。

[接続のテスト]をクリックして、DSN がLDAP に正しく接続できているかを確認します。[テーブル]タブに移動し、LDAP のテーブル定義を確認します。

LDAP のデータの外部データソースを作成

接続を構成したのち、外部データソースのマスター暗号化キーと資格情報データベースを作成する必要があります。

マスター暗号化キーの作成

以下のSQL コマンドを実行して新しいマスターキー[ENCRYPTION]を作成し、外部データソースの資格情報を暗号化します。

CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password';

資格情報データベースの作成

以下のSQL コマンドを実行してLDAP に接続されている外部データソースの資格情報を作成します。

Note:IDENTITY とSECRET はLDAP のUser プロパティとPassword プロパティに対応しています。

CREATE DATABASE SCOPED CREDENTIAL ldap_creds
WITH IDENTITY = 'username', SECRET = 'password';

LDAP の外部データソースを作成

以下のSQL コマンドを実行し、以前作成したDSN と資格情報を使用して、PolyBase でLDAP の外部データソースを作成します。

NoteSERVERNAME とPORT は、LDAP のServer とPort の接続プロパティに対応しています。PUSHDOWN は、デフォルトでON に設定されているため、ODBC Driver は、サーバー側の処理を利用して複雑なクエリを実行できます。

CREATE EXTERNAL DATA SOURCE cdata_ldap_source
WITH (
  LOCATION = 'odbc://SERVERNAME[:PORT]',
  CONNECTION_OPTIONS = 'DSN=CData LDAP Sys',
  -- PUSHDOWN = ON | OFF,
  CREDENTIAL = ldap_creds
);

LDAP の外部テーブルを作成

外部データソースを作成したら、CREATE EXTERNAL TABLE ステートメントを使用してSQL Server インスタンスからLDAP にリンクします。テーブルカラムの定義は、CData ODBC Driver for LDAP によって公開されているものと一致しなければなりません。DSN Configuration Wizard の[テーブル]タブを参照し、テーブルの定義を確認できます。

Table definition in the DSN Configuration Wizard (Salesforce is shown)

CREATE TABLE ステートメントのサンプル

以下は、LDAP User に基づいて外部テーブルを作成するステートメントの一例です。

CREATE EXTERNAL TABLE User(
  Id [nvarchar](255) NULL,
  LogonCount [nvarchar](255) NULL,
  ...
) WITH (
  LOCATION='User',
  DATA_SOURCE=cdata_ldap_source
);

SQL Server インスタンスでLDAP の外部テーブルを作成すると、ローカルデータとリモートデータを同時にクエリできるようになります。CData ODBC Driver に組み込まれているクエリ処理により、可能な限り多くのクエリ処理がLDAP にプッシュされることで、ローカルのリソースと計算リソースが解放されます。ODBC Driver for LDAP の30日間無料トライアルをダウンロードし、SQL Server データでリアルタイムLDAP のデータを使い始めましょう。

LDAP からPolyBase へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。