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詳細はこちら →加藤龍彦
ウェブデベロッパー
CData BizTalk Adapter for Magento は、BizTalk のMagento でSQL コマンド、アップデートグラム、ストアドプロシージャを実行することを可能にします。ここでは、アップデートグラムを使用して、Magento を挿入するアプリケーションのウォークスルーについて説明します。
以下のセクションでは、サンプルアプリケーションの作成について説明します。
Visual Studio のウィザードを使用することで、スキーマとアップデートグラムインスタンスを生成することができます。
[Add Adapter]ウィザードを使用して、プロジェクトにアダプタを追加します。アダプタを使用して、挿入したいテーブルに関する[Products]などのMagento メタデータをクエリします。
Magento データを挿入するアップデートグラムを作成するためのテンプレートとしてスキーマを使用します。スキーマは、XMLリクエストと応答を定義する.xsd ファイルです。例として、挿入アップデートグラムを生成する方法を説明します。以下の手順に従って、update とdelete のアップデートグラムを生成できます。
[Insert]オプションを選択し、挿入したいテーブルとカラムを選択します。このチュートリアルは、Name とPrice を使用しています。
Noteアップデートグラムを作成する際、挿入はスキーマに含ませたカラムに限定されます。
このステップでは、後のステップでアダプタに送られるXML メッセージを作成します。[Solution Explorer]にある.xsd ファイルを右クリックし、[Generate Instance]をクリックしてアップデートグラムを作成します。アップデートグラムが保存される場所は、[Output]タブに表示されます。
アップデートグラムは、Magento から求められる応答を定義するよう構成されています。アップデートグラムの例や詳細については、アダプタのヘルプドキュメントをご覧ください。
アプリケーションに受信場所を追加するには、まず受信ポートを追加する必要があります。受信ポートは複数の受信場所からのデータを受け取ることができます。
静的な一方向のファイル受信場所は、アップデートグラムを含むBizTalk メッセージを作成します。
コンフィギュレーションは、以下のステップで構成されています。
要請応答送信ポートを使用して、 アップデートグラムコマンドの結果を取得します。このチュートリアルでは、新しく挿入されたレコードのEntityId がBizTalkで返されます。
[Adapter Transport Properties]ダイアログで、アダプタが実行するコマンドを定義します。
Magento への接続に必要な資格情報とその他のプロパティを設定します。
接続プロパティを入力してください。
下は一般的な接続文字列です。
OAuthClientId=MyConsumerKey;OAuthClientSecret=MyConsumerSecret;CallbackURL=http://127.0.0.1:33333;Url=https://mymagentohost.com;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
Magento はOAuth 1 認証標準を使用します。Magento REST API に接続するには、Magento システムにアプリを登録してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティの値を取得する必要があります。 OAuth 値を取得して接続するには、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
また、Magento システムへのURL を提供する必要があります。URL は、Magento REST API を顧客として使用しているか管理者として使用しているかによって異なります。
Customer: Magento を顧客として使用するには、事前にMagento のホームページで顧客アカウントを作成します。これを行うには、「アカウント」->「登録」をクリックします。それからURL 接続プロパティをMagento システムのエンドポイントに設定します。
Administrator: Magento を管理者として使用するには、代わりにCustomAdminPath を設定します。この値は、「Admin」メニューの「Advanced」設定で取得できます。「System」->「Configuration」->「Advanced」->「Admin」->「Admin Base URL」を選択することでアクセスできます。
このページ上の「Use Custom Admin Path」設定がYES に設定されている場合、値は「Custom Admin Path」テキストボックス内にあります。それ以外の場合は、CustomAdminPath 接続プロパティをデフォルト値の"admin" に設定します。
ファイル送信ポートは、インサートから返されるEntityId をファイルに書き込みます。以下のステップに従って一方向送信ポートを構成し、受信メッセージをファイルに書きこみます。
以下のステップに従って、アプリケーションで次の関連を定義するフィルタルールを作成します。
要請応答送信ポートのプロパティで、[Filters]をクリックし、以下の値を設定します。
一方向送信ポートのプロパティで、[Filters]をクリックし、以下の値を設定します。
BizTalk アプリケーションを起動するときに以下の手順に従い、アップデートグラムが受信場所によって確実に取得されるようにします。
受信場所用に構成したフォルダに、アップデートグラムを複製することができます。
一方向送信ポート用に構成したフォルダを開きます。このフォルダは、XML file の新しいEntityId を含みます。メッセージは次の例のようになります。
<table xmlns="http://www.cdata.com/MagentoProvider" AffectedRows="1">
<row>
<EntityId>0014000001XERBUAA5</EntityId>
</row>
</table>
アプリケーションログでエラーメッセージを表示することで、アプリケーションが正常に初期化されたことを素早く確認できます。ログを開くには、[Administration Console]のナビゲーションツリーで[Event Viewer (Local)]ノードを展開します。Windows ログを展開し、[Applications]を選択します。
発生したエラーのリストはここから入手可能です。ここには、システム上のすべてのアプリケーションのエラ-メッセージが含まれるため、エラーメッセージのソースを確認することが必要です。受信場所では、ソースが[CData BizTalk Magento Receive Adapter]である必要があります。エラーメッセージの詳細から、エラーの理由を知ることができます。
エラー解消のガイダンスについては、support@cdata.com/jp にお問い合わせください。