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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側Web UI を構築するためのフレームワークです。JavaScript の代わりにC# を使って、UI を作れるところが魅力です。また、既存の.NET ライブラリや.NET エコシステムを使うことができる利点があります。
CData ADO.NET Provider for MongoDB は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってMongoDB を操作可能にします。Blazor が.NET Core 対応をしているため、Server Side Blazor からADO.NET Provider を使うことができます。この記事では、Server Side Blazor からMongoDB に接続して直接SQL クエリを実行する方法を説明します。
MongoDB のリアルタイムデータへのアクセスと連携は、CData を利用すればかつてないほど簡単になります。CData のコネクティビティは次のような用途に利用されています。
MongoDB の柔軟性は、トランザクション、オペレーション、分析データベースとしての利用を可能にします。つまり、ユーザーはCData のソリューションを利用して、業務データをMongoDB に統合したり、MongoDB のデータをデータウェアハウスに統合したり、あるいはその両方を行うことができます。また、ライブ接続オプションを活用して、Power BI やTableau などのお好みのツールから直接MongoDB データを分析・レポートすることもできます。
MongoDB のユースケースと、CData の活用によるMongoDB エクスペリエンスの向上の詳細については、ブログ記事をご覧ください: The Top 10 Real-World MongoDB Use Cases You Should Know in 2024。
CData ADO.NET Provider は、通常であればRDB に接続するフレームワークである ADO.NET DataAdapter やLinqToSQL(もしくはDapper などのORM を挟んでもいいです)であり、MongoDB のデータへもRDB と同感覚でアクセスが可能になります。
CData のWebsite からProvider をダウンロードして、マシンにインストールします。NuGet からインストールすることも可能です。MongoDB ADO.NET Data Provider で検索してください。
サンプルプロジェクトの「Page」→「Index.razor」を開きます。
以下のコードを書きます。使っているクエリはおなじみの標準SQL です。MongoDB 固有のAPI を書かなくてもRDB と同感覚でSQL が書けるところがADO.NET Prover for MongoDB の強味です。
@page "/" @using System.Data; @using System.Data.CData.MongoDB; <h1>Hello, world!</h1> Welcome to your Data app. <div class="row"> <div class="col-12"> @using (MongoDBConnection connection = new MongoDBConnection( "Server=MyServer;Port=27017;Database=test;User=test;Password=Password;")) { var sql = "SELECT borough, cuisine FROM restaurants"; var results = new DataTable(); MongoDBDataAdapter dataAdapter = new MongoDBDataAdapter(sql, connection); dataAdapter.Fill(results); <table class="table table-bordered"> <thead class="thead-light"> <tr> @foreach (DataColumn item in results.Rows[0].Table.Columns) { <th scope="col">@item.ColumnName</th> } </tr> </thead> <tbody> @foreach (DataRow row in results.Rows) { <tr> @foreach (var column in row.ItemArray) { <td>@column.ToString()</td> } </tr> } </tbody> </table> } </div> </div>
MongoDB への接続には、Server、Database、User、Password プロパティを設定します。MongoDB コレクションにテーブルとしてアクセスするには、自動スキーマ検出を使用することができます。もちろんスキーマ定義の.rsd ファイルを編集して自分でスキーマ定義を書くことも可能です。スキーマに縛られないフリーフォーマットクエリを投げることもできます。
プロジェクトをリビルドして実行します。このようにMongoDB からデータを直接取得し、HTML テーブル形式にレンダリングしています。
もちろんSaaS データソースへの接続の場合には、RDB 向けのドライバーと違い最終的にはHTTP リクエストが行われるので、サーバーサイド Blazor としてサーバーサイドから実行されるのか、クライアントサイド Blazor として、実行中のブラウザからHTTPリクエストが行われるのかの違いはあります。そのあたりはネットワークやプロキシの設定として注意が必要でしょう。設定はコード内の接続プロパティで可能です。