OSS のETL/ELT ツールEmbulk のJDBC Plugin を使って、Microsoft Teams データを簡単にDM に同期する方法。
Embulk は、大量のデータをDB、クラウドデータストア、DWH にロードできるオープンソースETL ツールです。近頃のトレンドでは、1社で複数のオンプレアプリやSaaS を使っており、データ分析にはETL/ELT ツールを使ってデータを丸ごとDB/DWH にロードしてから、分析やビジュアライズをすることが主流になっています。Embulk には、いろいろなプラグインがあり、多様なInput とOutput 処理をサポートしています。この記事では、Embulk のJDBC Input Plugin と CData Drivers for Microsoft Teams を使って、Microsoft Teams のデータを簡単にDB にロードします。この例ではロード先のDB にはMySQL を使います。

※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- Microsoft Teams にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:Microsoft Teams データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- Microsoft Teams Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
Embulk でCData JDBC Driver for Microsoft Teams データをロード
- CData JDBC Driver for Microsoft Teams をEmbulk と同じマシンにインストールします。
-
以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。後ほどこのパスを使います。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Microsoft Teams 2019J\lib\cdata.jdbc.msteams.jar
- 次に、EmbulkとCData JDBC Driverをつなぎこむための、JDBC Input Plugin をインストールします。
https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbc - 今回はロード先DB としてMySQL を使います。ほかにもSQL Server、PostgreSQL、Google BigQuery などを使うことも可能です。
https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysqlembulk gem install embulk-output-mysql
- config ファイルを作成し、Microsoft Teams -> MySQL のジョブを作成します。msteams-mysql.yml というファイル名で作成しました。
embulk gem install embulk-input-jdbc
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Microsoft Teams 2019J\lib\cdata.jdbc.msteams.jar
driver_class: cdata.jdbc.msteams.MSTeamsDriver
url: jdbc:msteams:OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;CallbackURL=http://localhost:33333;InitiateOAuth=REFRESH
table: "Teams"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "Teams"
mode: insert
組込みOAuth 接続でMS Teams にアクセス可能です。接続すると、本製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品にアクセス許可を与えます。本製品がOAuth プロセスを完了します。詳細はヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
embulk run msteams-mysql.yml
クエリ条件でフィルタリングしたデータのロード
ちなみに、上記の例ではテーブル名を直接指定しましたが、以下のようにSQL Queryを書いてもいいです。 Where句で作成日や修正日を指定すれば、最新のデータだけを対象にすることも可能です。
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Microsoft Teams 2019J\lib\cdata.jdbc.msteams.jar
driver_class: cdata.jdbc.msteams.MSTeamsDriver
url: jdbc:msteams:OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;CallbackURL=http://localhost:33333;InitiateOAuth=REFRESH
query: "SELECT subject, location_displayName FROM Teams WHERE [RecordId] = 1"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "Teams"
mode: insert
CData JDBC Driver for Microsoft Teams をEmbulk で使うことで、Microsoft Teams コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版 をお試しください。