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詳細はこちら →Microsoft Teams のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、Microsoft Teams のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるMicrosoft Teams 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for MSTeams を使えば、PowerShell からMicrosoft Teams のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for MSTeams およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でMicrosoft Teams への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
組込みOAuth 接続でMS Teams にアクセス可能です。接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、CData 製品にアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。詳細はヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
Microsoft Teams のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module MSTeamsCmdlets
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Microsoft Teams への接続:
$msteams = Connect-MSTeams -InitiateOAuth $InitiateOAuth
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-MSTeams -Connection $msteams -Table "Teams"
Invoke-MSTeams cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-MSTeams -Connection $msteams -Query 'SELECT * FROM Teams WHERE Id = @Id' -Params @{'@Id'='Jq74mCczmFXk1tC10GB'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
Microsoft Teams のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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Microsoft Teams、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Microsoft Teams のリソース(Teams)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Teams" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でMicrosoft Teams とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-MSTeams -Connection $msteams -Table "Teams" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Teams" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、Microsoft Teams を別のデータベースに複製する場合、Select-MSTeams cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、Microsoft Teams のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでMicrosoft Teams のデータをMySQL から使うことができるようになります。