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NetSuite ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなNetSuite データに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにNetSuite にアクセスし、潜在顧客、連絡先、営業案件、アカウントなどの読み、書き、更新を実行できます。

Ruby でNetSuite のデータ連携アプリを構築

Ruby でODBC 経由でNetSuite に接続して、モダンなクラウド連携アプリを開発。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-09-03
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CData

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Ruby ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData ODBC Driver for NetSuite を使うと、簡単にRuby アプリケーションにリアルタイムNetSuite のデータを連携・統合できます。 この記事では、NetSuite のデータにリアルタイムに連携するRuby アプリケーションを構築して、クエリを実行し、結果を表示してみます。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. NetSuite をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにNetSuite のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてNetSuite の接続を設定、2.Ruby 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとNetSuite への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからNetSuite ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

通常はCData ODBC ドライバのインストール後にODBC DSN 接続ウィザードが立ち上がり、設定を行うことができます。 もしODBC DSN 接続が未済の場合には、Microsoft ODBC データソースアドミニストレータでODBC DSN を作成および設定することができます。

Netsuite への接続

NetSuite は現在、2つの異なるAPI を提供しています。

  • SuiteTalk はNetSuite との通信に使用する、SOAP ベースのより古いサービスです。多くのエンティティを幅広くサポートし、INSERT / UPDATE / DELETE を完全にサポートします。 しかしデータの抽出用ツールは低機能で、SELECT 時のパフォーマンスは極めて低いです。テーブルを結合するよい方法もありません。データのグループ化および集計はこのAPI からは利用できず、 そのためこれらの操作をサポートするには、すべてをクライアントサイドで実行しなければなりません。
  • SuiteQL は新しいAPI です。サービスとのSQL ライクな通信方法を実現するため、JOIN の機能はより豊富になり、GROUP BY や集計機能もサポートします。 加えて、抽出したいカラムだけを取得する機能も完全にサポートします。そのため、データを抽出する際のパフォーマンスがSuiteTalk より大幅に向上しています。ただし、サポートされるのはデータの抽出のみです。

NetSuite に接続するには、以下を行う必要があります。

  1. Schema を設定して、接続に使用するAPI を指定。データを取得するだけの場合は、SuiteQL の使用をお勧めします。データの取得および変更が必要な場合は、SuiteTalk の使用をお勧めします。
  2. 使用するAPI に適した接続オプションを設定します。(それぞれのAPI で利用可能な接続オプションが異なります。ヘルプドキュメントの「許可の設定」を参照してください。)

Netsuite への認証

SuiteTalk またはSuiteQL

NetSuite は2つの形式のOAuth 認証を提供します。

  • トークンベース認証(TBA)は、基本的にOAuth 1.0 で、OAuthAccessTokenOAuthAccessTokenSecret を実行時ではなくNetSuite UI 内で作成します。 TBA は、2020.2 以降のSuiteTalk およびSuiteQL の両方で利用可能です。
  • OAuth 2.0 認証は、SuiteQL でのみ利用できます。OAuth 2.0 認証を強制するには、次のいずれかを実行します。
    • OAuthVersion を使用するAPI に明示的に設定、または
    • SchemaSuiteQL に設定

認証方法の詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

Ruby および必要なGem のインストール

Ruby をまだインストールしていない場合は、Ruby インストールページを参考にインストールしてください。 Ruby をインストールしたら、次にruby-dbi、dbd-odbc、ruby-odbc gems をインストールします。

gem install dbi gem install dbd-odbc gem install ruby-odbc

NetSuite のデータに連携するRuby アプリケーションの作成

Ruby ファイル (例: NetSuiteSelect.rb) を作成し、テキストエディタで開きます。ファイルに次のコードをコピーします:

#connect to the DSN require 'DBI' cnxn = DBI.connect('DBI:ODBC:CData NetSuite Source','','') #execute a SELECT query and store the result set resultSet = cnxn.execute("SELECT Customer.FirstName AS CustomerName, SalesOrder.Total AS SalesOrderTotal FROM SalesOrder, Customer") #display the names of the columns resultSet.column_names.each do |name| print name, "\t" end puts #display the results while row = resultSet.fetch do (0..resultSet.column_names.size - 1).each do |n| print row[n], "\t" end puts end resultSet.finish #close the connection cnxn.disconnect if cnxn

これで、Ruby からNetSuite のデータへ接続できるようになります。簡単にコマンドラインからファイルを叩いて接続を確認してみましょう。

ruby NetSuiteSelect.rb

NetSuite からRuby へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。