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CData OData BizTalk Adapter に一方向送信ポートを構成

Biztalk Adapter を一方向送信ポートと兼用することにより、BizTalk でアップデートグラムとデータ操作SQL を実行できます。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-07-17
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こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

ここでは、CData BizTalk Adapter for OData を使用して静的な一方向送信ポートを作成、構成、テストする手順を説明します。静的な一方向送信ポートを使用することで、アップデートグラム、SQL コマンド、ストアドプロシージャを実行できます。送信ポートは、 返答データを持たない OData のデータ変更の操作に役立ちます。通常、これはDELETE またはUPDATE のSQL コマンドか、アップデートグラムですが、場合によっては、ストアドプロシージャになります。

SELECT コマンドの実行や、作成したレコードId の取得のような、応答するアクションをトリガーする場合は、要請応答送信ポートを使用します。

一方向送信ポートを作成し実行する

静的な一方向送信ポートを作成し、OData アダプタをトランスポートタイプとして使用するように構成します。

  1. 未実行の場合、BizTalk 管理コンソールでBizTalk アプリケーションを開きます。
  2. BizTalk アプリのノードで、[Send Ports]を右クリックし、[New]->[Static One-Way Send Port]を選択します。送信ポートプロパティのダイアログが表示されます。
  3. [Name]メニューで、送信ポートの名前を入力します。
  4. [Type]メニューで、CData.OData を選択します。
  5. [Send Pipeline]メニューで、デフォルトオプションの[PassThruTransmit]を選択します。
The send port properties dialog.(Salesforce is shown.)

アダプタを構成する

[Transport Properties]ダイアログで、アダプタが実行するコマンドを定義します。

  1. 送信ポートのプロパティで、[Configure]ボタンをクリックします。CData.OData トランスポートプロパティのダイアログが表示されます。
  2. [CommandType]プロパティで、実行したいコマンドタイプを選択します。
  3. SQL コマンドを実行したい場合は、[SQL Command]のボックスにコマンドを入力してください。
プロパティとその機能についての説明は、ヘルプドキュメントの[Adapter Configuration]を参照してください。 The Adapter Transport  Properties dialog.(Salesforce is shown.)

OData への接続を構成する

Connection String Options ダイアログで、OData への接続に必要な資格情報とその他のプロパティを設定します。

  1. 送信ポートのプロパティダイアログで[Configure]をクリックすると、アダプタのプロパティダイアログが表示されます。
  2. [Connection String]プロパティのボタンをクリックします。
  3. [Connection String]プロパティのボックスをクリックします。[Connection String Options]ダイアログが表示されます。
  4. 接続プロパティを入力します。下は一般的な接続文字列です。

    URL=http://services.odata.org/V4/Northwind/Northwind.svc;UseIdUrl=True;OData Version=4.0;Data Format=ATOM;

    OData への接続

    OData に接続するには、Url を有効なOData サービスルートURI に設定する必要があります。 OData サービスにルートドキュメントがない場合、テーブルとして公開したい特定のエンティティをFeedURL に指定してください。

    OData への認証

    OData は、以下を経由する認証をサポートします。

    • HTTP
    • Kerberos
    • SharePoint Online
    • OAuth
    • Azure AD

    HTTP 認証スキーム

    HTTP で認証する場合は、次の表に従ってAuthScheme を設定します。

    SchemeAuthSchemeその他の設定
    NoneNone認証を必要としない場合に使用。
    BasicBasicUserPassword
    NTLMNTLMUserPassword
    Digest(サポートされている場合)DigestUserPassword

    その他の認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。

  5. [Test Connection]をクリックして値を確認し、接続を確認します。
プロパティとその機能の説明については、ヘルプドキュメントの[Connection String Options]チャプターを参照してください。 Credentials and other connection properties used to connect to the data source.(Salesforce is shown.)

接続に成功し、アダプターが実行するコマンドを定義することで、送信ポートを使用できるようになります。アプリケーションで一方向送信ポートを使用する例については、次のセクションを参照してください。アプリケーションはファイルに含まれているアップデートグラムコマンドを読み取り、送信ポートを使用してコマンドを実行します。

この例ではフィルターを利用して、アップデートグラムを含むメッセージを受信場所から送信ポートに移動します。フィルターについてのより詳しい説明は次のセクションを参照してください。

フィルターを作成し、アプリケーションを介してBizTalk メッセージをルーティングする

送信ポートを必要なメッセージに関連付けるには、その送信ポートのプロパティの[Filters]セクションでフィルタールールを作成します。条件に一致するメッセージは、送信ポートにルーティングされます。受信場所でのフィルタリングに関しては、次の例を参照してください。

例:一方向送信ポートでアップデートグラムを実行する

このセクションでは、一方向送信ポートをアプリケーションで使用する方法について説明します。アプリケーションはファイルに含まれているアップデートグラムコマンドを読み取り、コマンドを実行します。

  1. 一方向受信場所はアップデートグラムを含むXML ドキュメントをピックアップします。
  2. 受信場所は、コマンドの結果を含むBizTalk メッセージを作成します。
  3. 一方向送信ポートは、受信場所のURI をフィルタリングします。ドキュメントは一方向送信ポートにルーティングされます。
  4. 送信ポートは、アップデートグラムコマンドを実行します。

前の例と同様に次のステップでは、ファイルからアップデートグラムを読み取るための受信場所を設定し、送信ポートを使用してコマンドを実行する方法を説明します。

  1. 静的な一方向の受信場所を作成、構成します。転送タイプのファイルを使用します。「CData BizTalk Adapter for OData の受信場所を作成、構成する」と同じ手順に従います。
  2. 静的な一方向送信ポートを作成します。
  3. 送信ポートのプロパティで、[Filters]をクリックします。
  4. 空のプロパティで、次の値を設定します。
    プロパティ
    メニューから BTS.InboundTransportLocation を選択します。
    新しく作成された一方向受信場所のURI を入力します。
A filter that routes updategrams from a one-way receive location to a one-way send port that is configured for the adapter.

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