Okta のデータをDevExpress Data Grid にデータバインドする。

Okta 用の CData ADO.NET プロバイダーをDevExpress Windows Forms とWeb コントロールとともに使用し、Okta をチャートに入力します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-01-31

この記事で実現できるOkta 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Okta 用の CData ADO.NET プロバイダーはサードパーティーコントロールで使うことのできる通常のADO.NET データベースアクセスコンポーネントを実装しています。データバインドするための通常のADO.NET プロセスに従うことで、UI コントロールから実データへの双方向アクセスを可能にします。 この記事では、CData を使ってDevExpress Windows Forms とウェブコントロールにデータバインドする方法を説明します。ここでは、最新のデータを表示するチャートにデータバインドします。

Okta に接続するには、Domain 接続文字列プロパティをお使いのOkta ドメインに設定します。

Okta への認証にはOAuth を使用するため、カスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

カスタムOAuth アプリケーションの作成

Okta アカウントから:

  1. 管理者アカウントでOkta のデベロッパーエディションにサインインします。
  2. Admin Consoleで、Applications > Applications に移動します。
  3. Create App Integration をクリックします。
  4. Sign-in method は、OIDC - OpenID Connect を選択します。
  5. Application type は、Web Application を選択します。
  6. カスタムアプリケーションの名前を入力します。
  7. Grant TypeをAuthorization Code に設定します。トークンを自動的に更新したい場合は、Refresh Token もチェックしてください。
  8. コールバックURL を設定します。
    • デスクトップアプリケーションやヘッドレスマシンでは、http://localhost:33333 または任意の別のポート番号を使用します。ここで設定したURI が、CallbackURL プロパティになります。
    • Web アプリケーションの場合、コールバックURL を信頼できるリダイレクトURL に設定します。このURL は、アプリケーションへのアクセスが許可されたことを示すトークンを伴ってユーザーが戻ってくるWeb 上の場所です。
  9. Assignments セクションで、Limit access to selected groups を選択してグループを追加するか、グループの割り当ては一旦スキップします。
  10. OAuth アプリケーションを保存します。
  11. アプリケーションのGeneral タブに、アプリケーションのClient Id とClient Secret が表示されます。後で使用できるように、これらを記録してください。Client Id はOAuthClientId の設定に使用し、Client Secret はOAuthClientSecret の設定に使用します。
  12. Assignments タブを確認し、アプリケーションにアクセスする必要のあるすべてのユーザーがアプリケーションに割り当てられていることを確かめます。
  13. Okta API Scopes タブで、OAuth アプリケーションに付与するスコープを選択します。これらのスコープは、アプリが読み取り可能なデータを決定します。そのため、特定のビューに対するスコープを付与しないと、そのビューに対するクエリを実行する権限がドライバーに付与されません。各ビューに必要なスコープを確認するには、ヘルプドキュメントのデータモデル > ビュー のビュー固有のページを参照してください。

Windows Forms コントロール

下のコードでは、Okta でDevExpress のチャートに追加する方法を説明します。OktaDataAdapter はチャートコントロールのSeries プロパティにバインドします。コントロールのDiagram プロパティはx 軸とy 軸をカラム名として定義します。

using (OktaConnection connection = new OktaConnection( "Domain=dev-44876464.okta.com;")) { OktaDataAdapter dataAdapter = new OktaDataAdapter( "SELECT Id, ProfileFirstName FROM Users WHERE Status = 'Active'", connection); DataTable table = new DataTable(); dataAdapter.Fill(table); DevExpress.XtraCharts.Series series = new DevExpress.XtraCharts.Series(); chartControl1.Series.Add(series); DataTable table = new DataTable(); series.ValueDataMembers.AddRange(new string[] { "ProfileFirstName" }); series.ArgumentScaleType = DevExpress.XtraCharts.ScaleType.Qualitative; series.ArgumentDataMember = "Id"; series.ValueScaleType = DevExpress.XtraCharts.ScaleType.Numerical; chartControl1.Legend.Visibility = DevExpress.Utils.DefaultBoolean.False; ((DevExpress.XtraCharts.SideBySideBarSeriesView)series.View).ColorEach = true; } The complete code example and the resulting chart.

Web コントロール

下のコードではOkta でDevExpress Web を操作するための設定方法を説明します。OktaDataAdapter はチャートのSeries プロパティにバインドします。Diagram プロパティはx 軸とy 軸をカラム名として定義します。 using DevExpress.XtraCharts; using (OktaConnection connection = new OktaConnection( "Domain=dev-44876464.okta.com;")) { OktaDataAdapter OktaDataAdapter1 = new OktaDataAdapter("SELECT Id, ProfileFirstName FROM Users WHERE Status = 'Active'", connection); DataTable table = new DataTable(); OktaDataAdapter1.Fill(table); DevExpress.XtraCharts.Series series = new Series("Series1", ViewType.Bar); WebChartControl1.Series.Add(series); DataTable table = new DataTable(); series.ValueDataMembers.AddRange(new string[] { "ProfileFirstName" }); series.ArgumentScaleType = ScaleType.Qualitative; series.ArgumentDataMember = "Id"; series.ValueScaleType = ScaleType.Numerical; ((DevExpress.XtraCharts.SideBySideBarSeriesView)series.View).ColorEach = true; } An ASP.NET application created with the ADO.NET Provider and the DevExpress Web Forms control.(Salesforce is shown.)

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