CData JDBC Driver for Oracle はダッシュボードや帳票ツールからリアルタイムOracle データへの連携を可能にします。この記事では、Oracle をJDBC データソースとして接続する方法と、Pentaho でOracle を元に帳票を作成する方法を説明します。
接続と帳票の作成
- インストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内のJAR ファイルをコピーし、Pentaho のディレクトリ内の\Report-Designer\lib\jdbc\ フォルダに配置します。
- \Report-Designer\ フォルダのreport-designer.bat ファイルを起動し、Report-Designer UI を開きます。
以下の手順でドライバーを新しいデータソースに設定します。[Data]>[Add Data Source]>[Advanced]>[JDBC (Custom)]とクリックし、新しいOracle 接続を作成します。ダイアログが表示されたら、次のように接続プロパティを設定します。
Custom Connection URL property:JDBC URL を入力。初めに以下を入力し jdbc:oracleoci: 次にセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。
Oracle への接続には、PATH variable をアップデートして、ネイティブDLL が含まれるフォルダロケーションが含まれていることを確認します。ネイティブDLL は、インストールディレクトリのlib フォルダにあります。完了したら次のプロパティを設定します:
- Port: Oracle データベースをホストしているサーバーに接続するポート。
- User: Oracle データベースに接続するユーザーのID。
- Password: Oracle データベースに接続するユーザーのパスワード。
- Service Name: Oracle データベースのサービス名。
以下は一般的なJDBC URL です:
jdbc:oracleoci:User=myuser;Password=mypassword;Server=localhost;Port=1521;
- Custom Driver Class Name:cdata.jdbc.oracleoci.OracleOCIDriver と入力。
- User Name:認証するユーザーネーム。
- Password:認証するパスワード。
レポートに Oracle データを追加
これで、Oracle の帳票を作成する準備が整いました。
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帳票にOracle データソースを追加します:[Data]>[Add Data Source]>[JDBC]をクリックし、データソースを選択します。
クエリを設定します。この記事では次を使います:
SELECT CompanyName, City FROM Customers WHERE Country = US
- 帳票にチャートをドラッグし、ダブルクリックしてチャートを編集します。帳票を実行して、チャートを表示します。このクエリ結果を使って、Customers テーブルのシンプルなチャートを作成することができます。
- 帳票を実行して、チャートを見てみましょう。