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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
SAS は、高度なアナリティクス、多変量解析、BI、データ管理、予測分析のためのソフトウェアです。SAS とCData ODBC Driver for OracleSCM を合わせて使うことで、SAS からリアルタイムOracle SCM のデータへデータベースライクにアクセスできるようになり、レポーティング、分析能力を向上できます。本記事では、SAS でOracle SCM のライブラリを作成し、リアルタイムOracle SCM に基づいたシンプルなレポートを作成します。
CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、SAS でリアルタイムOracle SCM のデータを送受信する場合に圧倒的なパフォーマンスを提供します。SAS からOracle SCM に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をOracle SCM に直接プッシュし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、SAS でOracle SCM を簡単にビジュアライズおよび分析できます。
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてOracle SCM の接続を設定、2.SAS 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
まずは、本記事右側のサイドバーからOracleSCM ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
以下は、Oracle SCM に接続するための情報と、Windows およびLinux 環境でDSN を構成するためのステップです。
次の接続プロパティを設定し、Oracle SCM データに接続します。
DSN を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって返される行数を制限するため、ビジュアライゼーション・レポートのデザイン時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。
Linux 環境にCData ODBC Driver for OracleSCM をインストールする場合、ドライバーのインストールによりシステムDSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini) を編集し、必要な接続プロパティを定義することで、DSN を変更できます。
[CData OracleSCM Sys]
Driver = CData ODBC Driver for OracleSCM
Description = My Description
Url = https://myinstance.oraclecloud.com
User = user
Password = password
これらの構成ファイルの使用に関する具体的な情報については、ヘルプドキュメントを参照してください。
CData ODBC Driver for OracleSCM に基づくライブラリを追加することで、SAS でOracle SCM に接続します。
SAS は、ローコードのポイントアンドクリッククエリツールを使用するか、PROC SQL とカスタムSQL クエリのプログラムを使うことで、データのクエリをネイティブにサポートします。SAS でビューを作成すると、ビューがクエリされるたびに定義クエリが実行されます。これは、レポート、チャート、分析について常にリアルタイムOracle SCM のデータにクエリを実行することを意味します。
proc sql; create view carriers_view as select carrierid, carriername from odbclib.carriers where ActiveFlag = 'false'; quit;
ローカルビューを作成すると、パワフルなSAS 機能を使用してOracle SCM のデータをレポート、ビジュアライズ、またはその他の方法で分析できます。PROC PRINT を使用して簡単なレポートを印刷し、PROC GCHART を使用してデータに基づいた基本的なグラフを作成しましょう。
proc print data=carriers; title "Oracle SCM Carriers Data"; run;
proc gchart data=carriers; pie carrierid / sumvar=carriername value=arrow percent=arrow noheading percent=inside plabel=(height=12pt) slice=inside value=none name='CarriersChart'; run;
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。