CData JDBC Driver をJasperReports Server に配置して、Jasper Studio でリアルタイムPCA Accounting データを連携利用する帳票を作ろう。
CData JDBC Driver for PCA Accounting は企業全体のPCA Accounting へのデータ連携を可能にします。この記事では、JasperReports server にドライバーを配布してレポーティングドメイン、ビルディングブロックを作成し、ad hoc 帳票を作成する方法を説明します。

※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- PCA Accounting にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:PCA Accounting データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- PCA Accounting Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
PCA Accounting ドライバーのJAR を配布
下記の手順に従って、ドライバーのJAR をJasperReports server に配置します。標準的なプロセスに従って、JNDI データソースをTomcat またはJBoss に配布できます。以下の説明にはPCA Accounting およびJasperReports Server にバンドルされたTomcat server の詳細が含まれます。
- インストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内のドライバーJAR およびlic ファイルを、apache-tomcat フォルダの[lib]サブフォルダにコピーします。
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以下のリソースエントリーをjasperserver-pro Web アプリケーションのcontext.xml に追加します。これはアプリケーションの[META-INF]サブフォルダに配置されています。必要な接続プロパティをJDBC URL に指定します。
PCA クラウド会計DX では、OAuth 2 認証標準を使います。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、次のとおりです。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使って、OAuth 交換や、手動での接続文字列のアクセストークン設定の繰り返しを避けられます。
- OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
- OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
- CallbackURL:アプリケーション設定のリダイレクトURL に設定。
- ApiVersion:接続するPCA API Server バージョンを設定。
- DefaultDataArea:接続するデータ領域を設定。
- DataCenter:接続するサーバーのDataCenter 名を設定。
- ProductCode:PCA 製品コード名を設定。
- InputModuleName:PCA InputSlip のInputModuleName を設定。
接続すると、本製品はデフォルトブラウザでPCA Accounting OAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品にアクセス許可を与えます。本製品がOAuth プロセスを完了します。
ヘッドレスマシンの認証など、他のOAuth 認証フローについては、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
<Resource name="jdbc/pcaaccounting" auth="Container" type="javax.sql.DataSource" driverClassName="cdata.jdbc.pcaaccounting.PCAAccountingDriver" url="jdbc:pcaaccounting:OAuthClientId=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=MyOAuthClientSecret;CallbackURL=http://localhost:33333;ProductCode=MyProductCode;ApiVersion=V1;DataCenter=DataCenterName;DefaultDataArea=MyDefaultDataArea;InputModuleName=DefaultInputModuleName;" maxActive="20" maxIdle="10" maxWait="-1" factory="com.jaspersoft.jasperserver.tomcat.jndi.JSBasicDataSourceFactory"/>
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jasperserver-pro Web アプリケーションのweb.xml に以下の参照を追加します。これはアプリケーションの[WEB-INF]サブフォルダに配置されています。
PCA Accounting data JSP jdbc/pcaaccounting javax.sql.DataSource Container - サーバーを再起動します。
PCA Accounting JDBC データソースの作成
ドライバーを配布したら、JNDI 接続を作成してバンドルされたあらゆるドライバーと同じように接続できます。
- JasperReports Server にログインして[Create]>[Data Source]をクリックします。
- [Type]メニューで[JNDI Data Source]を選択します。
- [Service Name]ボックスにPCA Accounting に定義したJDNI ルックアップを入力します。例では、ルックアップは jdbc/pcaaccounting です。
ドメイン の作成
データのドメインはJaspersoft のメタデータレイヤです。アドホックな分析および帳票で使うことができます。
- [Create]>[Domain]をクリックし、ドメインにID を入力します。
- [Data Source]セクションで[ブラウズ]をクリックし、作成したPCA Accounting データソースを選択します。
- [Domain Design]セクションで[Create with Database Designer]をクリックします。[Select Database Schema]ダイアログが表示されます。
- PCA Accounting データソースを選択します。
- [Tables]タブの[Data Source]ペインでテーブルを選択し、矢印をクリックして[Selected Tables]に追加します。
- [Display]タブの[Resources]ペインでPCA Accounting エンティティを選択し、矢印をクリックしてリソースを[Sets and Items]ペインに追加します。
ドメインにView Based を作成
ドメインを使ってPCA Accounting のビジネスビューを作成したら、データに関連あるサブセットを表示するビューを作成します。下記の手順に従って、[Ad Hoc Editor]の[Ad Hoc view]にビューを作成します。
- [Create]>[Ad Hoc View]をクリックします。
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ダイアログが表示されたら、作成したPCA Accounting ドメインを選択します。
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[Choose Data]ページで、ビューで使いたいカラムを選択します。[Select Fields]セクションでは、フィルターおよび入力用のプロンプトユーザーを作成できます。[Display]セクションでは、フィールドおよびフィールド名の並び順を変更できます。
- ウィザードを完了したら、ビューの種類を選択しビューにカラムを追加できます。JasperSoft はドライバーのメタデータを使って、利用可能なdimensions およびmeasures をデータの種類に基づいて検出します。 [Columns] および[Rows]ボックスにdimensions およびmeasures をドラッグします。例えば、チャートを作成するには[Columns]ボックスに[excol#1]を、[Rows]ボックスに[excol#2]をドラッグします。
- ビューを保存します。
帳票の作成
これでドメインから帳票を作成できます:
