標準PowerShell cmdlets を使ってPCA Accounting テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for PCA Accounting は、直感的なPCA Accounting データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、PCAAccounting Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
PCA Accounting への接続を設定
PCA クラウド会計DX では、OAuth 2 認証標準を使います。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、次のとおりです。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使って、OAuth 交換や、手動での接続文字列のアクセストークン設定の繰り返しを避けられます。
- OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
- OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
- CallbackURL:アプリケーション設定のリダイレクトURL に設定。
- ApiVersion:接続するPCA API Server バージョンを設定。
- DefaultDataArea:接続するデータ領域を設定。
- DataCenter:接続するサーバーのDataCenter 名を設定。
- ProductCode:PCA 製品コード名を設定。
- InputModuleName:PCA InputSlip のInputModuleName を設定。
接続すると、本製品はデフォルトブラウザでPCA Accounting OAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品にアクセス許可を与えます。本製品がOAuth プロセスを完了します。
ヘッドレスマシンの認証など、他のOAuth 認証フローについては、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
$conn = Connect-PCAAccounting -OAuthClientId "$OAuthClientId" -OAuthClientSecret "$OAuthClientSecret" -CallbackURL "$CallbackURL" -ProductCode "$ProductCode" -ApiVersion "$ApiVersion" -DataCenter "$DataCenter" -DefaultDataArea "$DefaultDataArea" -InputModuleName "$InputModuleName"
PCA Accounting データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、BuGroup テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-PCAAccounting -Connection $conn -Table BuGroup | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myBuGroupData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-PCAAccounting から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-PCAAccounting -Connection $conn -Table BuGroup -Where "Name = Group1" | Remove-PCAAccounting
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyBuGroupUpdates.csv | %{ $record = Select-PCAAccounting -Connection $PCAAccounting -Table BuGroup -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-PCAAccounting -Connection $pcaaccounting -Table BuGroup -Columns ("Id","Name") -Values ($_.Id, $_.Name) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-PCAAccounting -Connection $pcaaccounting -Table BuGroup -Columns ("Id","Name") -Values ($_.Id, $_.Name) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。