Phoenix データ のPostgreSQL インターフェースを作成

Phoenix JDBC Driver のリモート機能を使用し、データアクセス用のPostgreSQL エントリポイントを作成します。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー


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こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

インターネット上には、多くのPostgreSQL クライアントがあります。標準のドライバーからBI、アナリティクスツールまで、PostgreSQL はデータアクセスのための一般的なインターフェースです。 JDBC ドライバーを使用することで、簡単に任意の標準クライアントから接続できるPostgreSQL エントリポイントを作成できます。

Phoenix にPostgreSQL データベースとしてアクセスするには、CData JDBC Driver for ApachePhoenix とJDBC foreign data wrapper (FDW) を使用します。ここでは、FDW をコンパイルしてインストールし、PostgreSQL サーバーからPhoenix にクエリを実行します。

JDBC データソースとしてPhoenix データに接続する

JDBC データソースとしてPhoenix に接続するには、以下が必要です。

  • Driver JAR path:
  • JAR は、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。
  • Driver class: cdata.jdbc.apachephoenix.ApachePhoenixDriver

  • JDBC URL: URL は、"jdbc:apachephoenix:" で始まり、セミコロンで区切られた名前と値の組み合わせで任意の接続プロパティを含めることができます。

    Phoenix Query Server 経由でApache Phoenix に接続します。デフォルトのポートと異なる場合は、Server とPort プロパティを設定してApache Phoenix に接続します。Servre プロパティは通常、Apache Phoenix をホストしているサーバーのホスト名またはIP アドレスです。

    Apache Phoenix への認証

    デフォルトでは、認証は使用されません(プレーン)。サーバーに認証が設定されている場合は、AuthScheme をNEGOTIATE に設定して、 必要な場合にはUser とPassword プロパティを設定して、Kerberos で認証します。

    ビルトイン接続文字列デザイナ

    JDBC URL の構成については、Phoenix JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.apachephoenix.jar

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

    以下は一般的なJDBC URL です。

    jdbc:apachephoenix:Server=localhost;Port=8765;

JDBC FDW を構築する

FDW は、PostgreSQL を再コンパイルせずに、PostgreSQL の拡張機能としてインストールできます。例としてjdbc2_fdw 拡張子を使用します。

  1. ご使用のバージョンのJRE 共有オブジェクトから、/usr/lib/libjvm.so にシンボリックリンクを追加します。例: ln -s /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/amd64/server/libjvm.so /usr/lib/libjvm.so
  2. ビルドを開始する: make install USE_PGXS=1

Phoenix データをPostgreSQL データベースとしてクエリする

拡張機能をインストールした後、以下のステップに従ってPhoenix へのクエリの実行を開始します。

  1. データベースにログインします。
  2. データベースの拡張機能をロードする: CREATE EXTENSION jdbc2_fdw;
  3. Phoenix のオブジェクトを作成する: CREATE SERVER ApachePhoenix FOREIGN DATA WRAPPER jdbc2_fdw OPTIONS ( drivername 'cdata.jdbc.apachephoenix.ApachePhoenixDriver', url 'jdbc:apachephoenix:Server=localhost;Port=8765;', querytimeout '15', jarfile '/home/MyUser/CData/CData\ JDBC\ Driver\ for\ Salesforce MyDriverEdition/lib/cdata.jdbc.apachephoenix.jar');
  4. MySQL デーモンに認識されているユーザーのユーザー名とパスワードのユーザーマッピングを作成します。 CREATE USER MAPPING for postgres SERVER ApachePhoenix OPTIONS ( username 'admin', password 'test');
  5. ローカルデータベースに外部テーブルを作成する: postgres=# CREATE FOREIGN TABLE mytable ( mytable_id text, mytable_Id text, mytable_Column1 numeric) SERVER ApachePhoenix OPTIONS ( table_name 'mytable');
Phoenix に対してSELECTコマンドを実行可能にする: postgres=# SELECT * FROM mytable;

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