こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
Akorbi Digital RunMyProcess を使えば、予算申請や契約管理など複雑なビジネスプロセスをノーコードでアプリ化できます。CData Connect Server はPipedrive の仮想データベースを作成して、Pipedrive のOData API(RunMyProcess でネイティブに使用可能)を生成するために使用します。RunMyProcess をCData Connect Server と連携することで、対応するすべてのSaaS、Big Data、およびNoSQL ソースへ接続でき、Pipedrive データに素早くアクセスできます。
この記事では、二つのステップでPipedrive データへの接続方法を説明します。
- Connect Server からPipedrive への接続
- RunMyProcess からConnect Server に接続してPipedrive データを取得
Connect Server を構成してPipedrive に接続
RunMyProcess からPipedrive に接続するには、Connect Server インスタンス内でPipedrive への接続を設定します。
Connect Server ユーザーの追加
RunMyProcess からPipedrive に接続するConnect Server のユーザーを作成します。
- 「Users」->「 Add」の順にクリックします。
- ユーザーを設定します。
- 「Save Changes」をクリックして新しいユーザーのAuthtoken をメモします。
Connect Server からPipedrive に接続
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「Pipedrive」を選択します。
- 必要な認証プロパティを入力し、Pipedrive に接続します。
Pipedrive 接続プロパティの取得・設定方法
Pipedrive への接続に使用できる認証方法は、Basic およびOAuth です。
Basic
API トークンの取得から始めます。
- PipeDrive の右上にあるアカウント名をクリックします。
- 会社設定をクリックし、続いてPersonal Preferences -> API -> Generate Token をクリックします。
- API トークンを控えておきます。
- CompanyDomain を控えておきます。これは、PipeDrive ホームページのURL に表示されます。
以下を設定してPipedrive へ認証します。
- APIToken:控えておいたAPI トークンに設定。
- CompanyDomain:控えておいた開発者サンドボックスURL の会社ドメインに設定。
- AuthScheme:Basic に設定。
API トークンは、PipeDrive の右上にあるアカウント名 -> 会社設定 -> Personal preferences -> API に移動して確認できます。
OAuth
ユーザー名やパスワードへのアクセスを保有していない場合や、それらを使いたくない場合にはOAuth ユーザー同意フローを使用します。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。
- 「 Test Database」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」の順にクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。
Connect Server にPipedrive OData エンドポイントを追加
Pipedrive に接続したら、使用するテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- 「OData」->「Tables」->「Add Tables」の順にクリックします。
- Pipedrive データベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。
- (オプション)リソースを編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成
Ajax などのアプリケーションから複数のドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、[OData]->[Settings]でCORS 設定を構成します。
- Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
- Allow all domains without '*':ON
- Access-Control-Allow-Methods:GET, PUT, POST, OPTIONS
- Access-Control-Allow-Headers:Authorization
設定への変更を保存します。
RunMyProcess DigitalSuite Studio からPipedrive データにアクセス
Pipedrive への接続とOData エンドポイントがあれば、RunMyProcess からPipedrive データにアクセスできます。
Provider の作成
- RunMyProcess にログインして、「DigitalSuite Studio」を開きます。
- 「Resources」をクリックしてリソースページを表示したら、「CONNECTORS」タブを選択すると次のような画面が表示されます。
- 「+」(New Provider)ボタンをクリックすると新規プロバイダー作成用の画面が表示されるので、リソースを使用するプロジェクトを選択して、「Confirm」ボタンをクリックします。
- プロバイダーの設定画面が表示されるので、次の情報を入力します。
- URL:CData Connect の「Endpoints」ページにある、次のOData エンドポイントを指定します。https://www.cdatacloud.net/myconnectinstance/api.rsc/
- Authentication Schema:「Login/Password」を指定します。
- Login:設定したConnect Server のユーザー名を指定します。
- Password:上記のユーザー用のAuthtoken に設定します。
- 「ACCEPTANCE」、「TEST」タブにも同じ情報を入力します。Note:その際、右上の「Copy this configuration」ボタンをクリックすることで設定をコピーでき、コピー先のタブで「Paste previously copied configuration」ボタンをクリックすることで既存の設定を反映できます。
- 完了したら、「Save」をクリックして保存します。
Connector を作成してPipedrive データを取得
- 次に「CONNECTORS」タブから、作成したプロバイダーの右端のボタンをクリックして、メニューから「Add connector」を選択します。
- 次のような画面が表示されるので、「Connector URL」にConnect Server で設定したテーブルのOData エンドポイントを指定します。例:odataendpoint/
- 入力したら右上の「Save」ボタンをクリックしたあと、「Launch」ボタンをクリックしてコネクタのテスト実行用の画面を開き、右上の「Launch test」ボタンをクリックして実行します。次のように、指定したテーブルの情報がJSON で返ってくれば成功です。
詳細と無料トライアル
これで、RunMyProcess からPipedrive データに接続できました。Pipedrive や、その他240以上のデータソースのOData フィードを作成する方法は、Connect Server ページ を参照してください。無料トライアルにサインアップして、RunMyProcess からPipedrive データに連携してアプリを作成しましょう。