Looker Studio(旧:Google データポータル)は、大変使いやすいビジュアライゼーションとレポーティングが可能なサービスです。Looker Studio とCData Connect Server を一緒に使うことで、簡単にPonparemall データに連携するレポートを作成することができます。この記事では、Looker Studio とConnect Server でPonparemall に連携するシンプルなレポートを作成する方法を説明します。
CData Connect Server は、Ponparemall データのインターフェースを提供し、Looker Studio からリアルタイムPonparemall データに連携することができます。ビジュアライズを作成すると、Looker Studio がクエリを自動的に発行してリアルタイムデータを取得します。CData Connect Server がクエリ(フィルタリングやJOIN も可能)をパースしてPonparemall に送り、Looker Studio にPonparemall からのデータを返します。インテリジェントなサーバーサイドプロセスで、多様なクエリをパフォーマンス良く利用できます。
NOTE:Looker Studio からCData Connect Server に接続するには、利用するCData Connect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL(例えば、myConnectInstance.cdata.com)での接続が可能な状態にしてください。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(例えば、localhost:8080)またはローカルネットワークのIP アドレス(例えば、192.168.1.x)からしか接続できない場合、Looker Studio はCData Connect Server に接続することができません。
CData Connect Server からPonparemall に接続
CData Connect Server は、直観的なインターフェースでデータソースへの接続およびAPI エンドポイント作成を行います。
- Connect Server にログインして、Databases をクリックします。
- 利用できるデータソースアイコンから"Ponparemall" を選択します。
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Ponparemall に接続するために必要なプロパティを入力します。
Ponparemall に接続するには、ShopUrl、InventoryUserId、InventoryPassword、OrderUserId、OrderPassword、PaymentUserId、およびPaymentPassword が必要です。
Ponparemall へのアクセスの設定
Ponparemall には各API のId とPassword が必要です。取得するには、以下の手順に従ってください。
- Ponparemall Manager にログインし、メニューの「各種申請」の「WebAPI利用申請」をクリックします。
- Web API メニューの「WebAPIサービス利用申請」をクリックし、利用申請を行います。
- 後日、Ponparemall から必要なId とPassword が送られてきます。
Ponparemall アカウントの認証
次の接続プロパティを設定して接続します。
- ShopUrl:接続先のPonparemall Shop URL を設定。「http://storetst4.ponparemall.com/sample/」に含まれる「sample」の部分を入力します。
- InventoryUserId:「在庫API」のユーザID を設定。このプロパティは、Inventory テーブルにアクセスする場合に必要です。
- InventoryPassword:「在庫API」のパスワードを設定。このプロパティは、Inventory テーブルにアクセスする場合に必要です。
- OrderUserId:「受注API」のユーザID を設定。このプロパティは、Orders テーブルにアクセスする場合に必要です。
- OrderPassword:「受注API」のパスワードを設定。このプロパティは、Orders テーブルにアクセスする場合に必要です。
- PaymentUserId:「決済API」のユーザID を設定。このプロパティは、Payments テーブルにアクセスする場合に必要です。
- PaymentPassword:「決済API」のパスワードを設定。このプロパティは、Payments テーブルにアクセスする場合に必要です。
- Test Database をクリックします。
- Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
これで、Ponparemall の仮想データベースが作成でき、Looker Studio からの連携が可能になりました。
Looker Studio からPonparemall データにリアルタイムでアクセスしてビジュアライゼーションを作成
以下の手順で、Looker Studio からCData Connect Server を使って、Ponparemall データのビジュアライゼーションを作成します。
- Looker Studio にログインして、「作成」-> 「データソース」とクリックし、「Partner Connectors」内の「CData Connect Server」を選択します。
- CData Connect Server コネクタを承認します。
- 次に、以下の形式で「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「送信」をクリックしてConnect Server にアクセスします。「インスタンス名」には、設定したConnect Server のURL を入力してください。
- ユーザー名:「インスタンス名/ユーザー名」の形式で入力します。
- パスワード:Connect Server のパスワードです。
- 記事の最初で設定したDatabase (例:Ponparemall1) を選択して、「次へ」をクリックします。
- データを表示したいTable (例:Orders) を選択して、「次へ」をクリックします。
- 処理が正常に完了すると右上に「接続」ボタンが出現するので、これをクリックします。
- 次の画面で、必要な場合にはカラムの設定を変更できます。準備が終わったら、「レポートを作成」をクリックして、データを取得します。
- あとは通常のRDB などのデータと同じように、スタイルを選択してビジュアライゼーションを作成できます。
- ディメンションと指標を選択して、お好みのビジュアライゼーションを作成しましょう!
アプリケーションからPonparemall データにSQL アクセスを実現
このようにLooker Studio からPonparemall データに連携ができました。CData Connect Server では、他にも多くのデータソースに対応しています。
アプリケーションから240+ SaaS、ビッグデータ、NoSQL にSQL でデータ連携するには、CData Connect Server をぜひお試しください。